●ケーブルを作ろう
FM-7/NEW7/8で使用できるカセット(CMT) I/Fとディスプレイケーブルの接続をご紹介します。
これらのケーブルさえあれば、Yahoo! Auctionsなどで本体だけを手に入れた場合でもエミュレータに必要なROMファイルを手に入れることが出来るようになります。
どちらのケーブルも「直結のみ」で作成できます。途中にヘンなコンバーターとか回路とか入りませんので、はんだ付け初心者でも作成可能だと思っています。
また、その他のケーブル類などもリクエストがあれば追加していきたいなと思っています(リクエストされてもムリなやつもあるよ)。
ディスプレイケーブルといっても、専用ディスプレイにつなぐためのケーブルではありません。普通のTVに接続して使用するためのケーブルです。
FM-7/NEW7/8は、グリーンディスプレイ端子からモノクロのVideo(コンポジット…というかY信号のみ)出力を出しています。ですから、GNDとVideo出力を普通のRCA ピンプラグつきのケーブルにはんだ付けすればOKです。
RCA ピンプラグの外側がGND端子で、内側の棒の部分がVideo端子になるようにはんだ付けします。
ケーブルはコネクタ間直結でOKです。途中に回路などをはさむ必要はありません。
TVは解像度が低いので、WIDTH 80,25の文字(80字モード)はまず読めないでしょう。WIDTH 40,20なら問題なく読めます。ROM抜き作業程度に使用するには問題ありません。
FM-7/NEW7/8の背面コネクタのピン配置(GREEN
CRT)
(コネクタを正面から見た図)
ピン番号 | 信号名 | 備考 |
1 | Video clock | |
2 | GND | |
3 | 複合映像信号(Composite Video) | |
4 | HSYNC | TTL 負論理 |
5 | VSYNC | TTL 負論理 |
5ピン 丸DINコネクタ(左) RCAピンプラグ(右)
横から見た図
コネクタの内部
カセットケーブルです。データレコーダに接続して使用するためのケーブルです。
リモート端子は面倒なので省略しました。データレコーダとの接続は2本のケーブルでつなぐことになります。
接続する機器がMDなど、データレコーダ以外の場合はステレオ入出力になるはずです。とくにMic端子につなぐほうのケーブルはステレオミニプラグを購入し、R/L両チャネルに音声出力を接続しないと、片チャネルだけに音が録音されてしまいます。
ケーブルはコネクタ間直結でOKです。途中に回路などをはさむ必要はありません。
FM-7/NEW7/8(DIN-8) | 信号の流れ | データレコーダ |
音声出力 | → | Mic(マイク) |
音声入力 | ← | Spk(スピーカ) |
FM-7/NEW7/8の背面コネクタのピン配置(AUDIO
CASSETTE)
(コネクタを正面から見た図)
ピン番号 | 信号名 | 接続するデータレコーダの端子 |
1 | GND | |
2 | GND | |
3 | GND | |
4 | カセット出力 | マイク端子 |
5 | カセット入力 | イヤホン(スピーカ)端子 |
6 | リモート(+) | |
7 | リモート(-) | |
8 | GND |
丸DINコネクタなどは今でもそんなに入手の難しい部品ではありません(秋葉原では)。秋葉原デパートとか、ラジオストアとかをまわればすぐに見つかるでしょう。私は千石電商で買った記憶があります。買ったのがちょっと前なので定かではありませんが…