TOPIC: 2005年4月アーカイブ

ソース:政治はゲームになりうるのか?(毎日新聞)

 とかいうタイトルのコラムがMainichi INTERACTIVEに掲載されているわけですが、Avalon Hillの『キャンディデイト』や『ディプロマシー』、Westendの『フンタ』といった政治の様々な局面を題材にしたボードゲームの存在を知らんのですな、この筆者は。ヤレヤレ。
 コンピュータゲームでいえば伝説的なゲームデザイナー、クリス・クロフォードが1986年に発表したMacintosh用ゲームソフト『バランス・オブ・パワー』が国際政治を扱ったゲームの代表的な作品として挙げられます。背景となるは冷戦下の世界、プレイヤーはアメリカ合衆国大統領ないしはソビエト連邦書記長となり、鉄のカーテンを挟んだ東西陣営間の虚虚実実の駆け引きを再現します。
 20世紀前期に拓かれた学問としてのゲーム理論が軍事・政治学と密接に結びついていることは言わずもがな。パワーゲームという言葉の存在が示してもいるように(リンク先、微妙に解説が偏っているような気がしますが)、元より政治とゲームは非常に親和性の高いものです。クラウゼヴィッツの有名な「戦争とは他の手段をもってする政治の継続にほかならない」という文言には実際のところ様々な解釈が成り立つということで現在に至るも議論の余地を残していますが、今現在存在する戦争SLGの大半が、選挙や市政とはフェーズの異なる部分を題材とした政治ゲームに他ならないように僕には思えてなりません。そこんところ如何でしょう。

追記:
 その後、コメントの方で何年も前の記事との御指摘が。チャットで教えて貰ったURLに、ろくに確認もせずそのまま反応してしまいました。こっぱずかしい〜。

ソース:キャラクターゲーム考現学 第十三回:異世界と転生戦士とギャル(4Gamer.net)

 4Gamer.netに連載されているキャラクタゲーム考現学、その第十三回において、日本テレネットの『夢幻戦士ヴァリス』シリーズがとりあげられました。
 日本テレネットは、86年発売の縦スクロールアクションゲーム『ファイナルゾーン』おいて、ステージの合間に「ヴィジュアルシーン」と呼ばれるイベントシーンを挿入することでアクションゲームにストーリー性を付与するという手法を提示し、その後のゲームデザインに多大なる影響を与えたエポックメイキングなメーカーでした。『夢幻戦士ヴァリス』は、その日本テレネットが『ファイナルゾーン』に続いて1986年に発売した横スクロールアクションゲームです。

 今でこそ珍しいものではありませんが、1986年当時、剣を振り回して魔物と戦うアニメ絵の女子高生というヴィジュアルは、雑誌広告を目にした人間に鮮烈なインプレッションを与えました。
 主人公のコスチュームがセーラー服から所謂海外SF/ファンタジー系の半裸の甲冑にチェンジするというギミックについても考慮すると、日本テレネットの『夢幻戦士ヴァリス』をもって、いわゆるオタク向けの「キャラ萌えゲーム」の先駆であったと断じてしまってよいでしょう。

 上記は、以前、ProjectEGGでPC-88版の配信を開始した際、管理人@RetroPC.NETがボランティアで書いた説明文ですが、『夢幻戦士ヴァリス』シリーズをもってキャラクターゲームの嚆矢と見なす意見は久しい以前から行われています。今回紹介しているキャラクターゲーム考現学の記事の場合は、ヴィジュアルシーンで主人公が喋る(声優はクラリス・ド・カリオストロ、ナウシカの声をあてたことにより70年代末〜80年代前期のアニメファンにとってのある種のイコンとなった島本須美)続編の『夢幻戦士ヴァリス�U』を「キャラクターゲームの先駆け」としているようですが。
『夢幻戦士ヴァリス�U』は、その発売にあたり「ミス優子コンテスト」が開催されたことでも有名です。グランプリに輝いた宮本裕子さんは、HUMANITE所属の現役の女優。現在も舞台やCMなどで活躍されています。

ソース:I am 8bitというアートイベント、ロサンゼルスで開催 (slashdot japan)

 つい昨日、ロサンゼルスで活動している8bitという名のラップグループについての話題を掲載したばかりですが、その同じロサンゼルスにおいて、1970年代〜80年代のビデオゲームへのオマージュ作品を集めたI am 8bitというアートイベントが開催されているようです。
 Hotwired Japanにこの展示会についての詳細な解説がありますが(リンク先は記事後半)、Hotwiredといえば昨年6月に、キャプチャしたゲームキャラクターを使ったWEBコミック(「スプライトコミック」と呼ばれているようです)を発表しているアーティストの紹介記事が掲載されたことを思い出します。そのスプライトコミックについての記事の中で、こうしたファンアートについて「違法であり、公認はしない」とするゲームメーカー側の回答が紹介されています。
 I am 8bitの公式ページに繋ぐといかにもスプライトっぽいキャラクターが動き回るFLASHが表示され、その中にモンスターに追いかけられるパックマンが登場します。パックマンのデザインは、1983年のいわゆるパックマン事件のこともありガチガチの意匠登録で守られていると聞いたことがありますが、『ホスピスのパックマン』などの作品がその辺りについてどのようなスタンスをとっているのか、興味深いところではあります。

関連リンク:
古美術の著作権(付録3にアニメ、ゲームキャラクターについての権利説明あり)

ソース:東芝ノートPC 20周年記念発表会で展示された歴代ポータブルPC(PC Watch)

 4月20日、東京都内の赤坂ホテルで東芝ノートPC20周年記念新商品発表会が開催されましたが、その会場内に歴代のポータブルPCの展示スペースが設けられていたとのことです。
 60年代末(1968年?)にアラン・ケイ氏の提唱した片手で持ち運べるようなA4サイズの低価格なパーソナルコンピュータ、「ダイナブック」の名を冠する製品群を展開し、1985年、欧州市場向けに世界初のラップトップコンピュータT1100を発表している東芝の、ポータブルコンピュータにこだわり続けてきた20年間が凝縮された展示品の中には、「アラン・ケイがサインしたT1100」という歴史的価値すら生じてしまいそうな機体も見られたとか。

関連リンク:
TOSHIBAノートPC20周年記念新商品発表会(東芝)
薄さと長時間駆動を両立した「dynabook SS」と映像を楽しめる「libretto」の発売について(東芝:プレスリリース)
ポータブルパソコン累計出荷1,000万台の達成について(東芝:プレスリリース)

リメンバー1991

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ソース:幼女を描いたアダルトアニメ雑誌やゲームの対策検討(Yahoo!ニュース)

 さて諸君、いつものやつが始まった。どちら様も迎撃準備はOK?
 火付け役となった特定非営利活動法人ジュベネイル・ガイドは、PC-9801時代からの老舗美少女ゲームメーカーアクティブの元社長であり、かつてはソフ倫(コンピュータソフトウェア倫理機構)の理事長を務めたこともある酒井道子氏が代表を務めているということで、その背後関係を巡ってややこしい話が飛び交っております。Vectorが運営するgalge.comの編集長を日記で「気持ち悪い男」呼ばわりし、さるさる日記を追い出された某氏絡みの特定非営利活動法人カスパルも関わっているようですね。この辺りについては「反オタク国会議員リスト」雑記帳に詳しくまとめられています。
 タイムリーなことに、お仕事の方で『メガストア』誌に連載中の「THE X指定 FILES」にて、まさに1991年の「沙織事件」を取り上げている真っ最中。昔話に興味のある方は、店頭で立ち読みなりしていただければ幸いです。(些か勇気の要る行為ではありますが、ほら、リニューアル前ほどのヤバさじゃないし、表紙)

追記:
 野田聖子氏を始め、規制の動きに関わっている国会議員らが、ジュベネイル・ガイドと美少女ゲームメーカーとの関係について知らないのだろうという意見を方々で見かけますが、流石にそれはないでしょう。僕自身の経験から考えても、むしろ専門家として重宝されているのではないかと思います。

追々記:
 とか追記したのですが、本気で知らなかったようですよ。元アクティブの酒井道子氏の動きについては割と前からちょこちょこ耳に挟んでいたことでもあり、美少女ゲーム業界の知人や雑誌編集さんとの間でも時々話題にあがっておりましたので、正直「ナニをいまさら」と思っておったのですが、へー、知らなかったですか。ほー。

ソース: I.Gな人々 押井守コラム 第三回

「世界の押井守」がPC-9801のヘビーユーザであり、仕事そっちのけでPCゲームにハマり狂っていた時期があることについては、その独特の饒舌極まる「押井節」が全編を貫くゲーム論集『注文の多い傭兵たち』(徳間書店)や、『機動警察パトレイバー』『AVALON』等の映像作品にPC-9801及び『Wizardry』のネタが多々挿入されていることなどでファンの間ではつとに有名ですが、過ぎる4月15日、Production I.GのWebサイトに掲載された連載コラム中にて、氏がX68000ユーザでもあったことについて言及がされています。
 以前、「TYPE-J9“グリフォン”がX68000 かも知れない5つの理由(わけ)」というトピックを掲載したことがありますが(近日中に過去ログ再掲予定)、これはやっぱり……。

ソース:5月8日に秋葉原でMSX系同人イベント!?(giogamix online.com)

 ゴールデンウィーク真っ只中の5月8日に、秋葉原にてMSX関連のイベントが開催される予定です。会場は既に予約済みと聞いていますが、イベント内容については未決定の様子。管理人@RetroPC.NETとしては、当日はプレスの腕章でもつけて会場をぶらぶらうろつきたい取材活動を行いたいところですが、「当然スタッフ参加だから(日当なし)」(D4エンタープライズ某取締役)だの、「ACCSの久保田専務理事とのトークショー組んでおいていいですか」(MSXアソシエーション某理事)だのと、好き勝手放題に言われております。
 そりゃ刺激的なことは大好きですが、何も好き好んで地雷原にバンザイ・アタックをかけたかありませんよ! と、いうことでどのような形での参加になるかはやっぱり未定です。
 ちなみに、第9回オリゲーフェスタ(2003年にフェスタ68と一体化)の方は5月4日に開催予定とのこと。

ソース:紀伊国屋書店 札幌本店が新装オープン、アレゲな展示も(slashdot japan)

 slashdot japanからの話題。紀伊國屋書店の札幌本店が本日リニューアルしたとのことですが、これに伴い、2FのPC関連書籍のコーナーにて、TK-80、vt220、PC-8001、Mac Plus、J3100SS、HC-20といった往年の名機を展示する特別展が開かれているそうです。
 開催期間はリ新装開店日、つまり本日から5月の連休明けまでの約1ヶ月間。お近くにお住まいの方は、足をお運びの上、様子についてご報告いただければ嬉しいです。
 札幌かぁ……出張のアテがないことはないんだよなぁ……。(わるだくみ

ソース:グインサーガ100『豹頭王の試練 』 (amazon.co.jp)

 Slashdotからの話題。1979年に第1巻『豹頭の仮面』が発売されてから26年、4月8日発売の『豹頭王の試練』をもって、栗本薫の大河ファンタジー小説『グイン・サーガ』が遂に100巻目に到達します。
 内容はさておき(ケイロニア編の頃はあんなに面白かったのになあ)、実に4半世紀にも渡って一つの作品を書き続けて来られた栗本氏の執念にも似た持続力には、物書きのハシクレとして脱帽する他はありません。ぶらぼー。わー。(棒読み)
 多分買っちゃいますよ、100巻も。ここまでくるともうヤケクソです。
 陰謀編の頃からの愛読者による愛憎半ばする繰言はその辺にしておいて−−グイン・サーガというと、1987年に、早川書房の作品をゲーム化するというビクター音産のブランド「D-PHOTON」の2作目として、アドベンチャーゲーム版が発売されています。開発元は『天使たちの午後』シリーズで有名なジャスト。ジャストサウンドにも対応していました。早川書房とビクター音産は何とかなるとして、ジャストの方が現状手の届かない場所に行ってしまっているので、復刻等は難しげです。
 そういえば、85年にはツクダホビーからTRPG『ローズ・トゥ・ロード』のエキスパンションセット『グイン・ワールドRPG』が、86年にはハヤカワ文庫GBレーベルとしてゲームブック『ラルハスの戦い』が発売されておりますが、この時期、早川書房の社内で何かあったのでしょうか。事情を御存知の方はお教えいただけると有り難いです。
 余談になりますが、「D-PHOTON」の第1作は神林長平原作のSFアドベンチャーゲーム『敵は海賊・海賊版』。といっても、ドラ●もんのパチ物みたいなデザインのアプロが語尾に「にゃ」をつけて話したりする、原作ファンにしてみればありえないステキなシチュエーションが満載の作品でした。この数年間、パッケージとマニュアルを探索中。お持ちの方がいらっしゃいましたら、御貸与いただければ幸いです。

(C) Hayakawa Publishing Corporation.
(C) Victor Company of Japan.

ガイアックス、ボーステックから事業譲渡 「ストーンエイジ」と「プロジェクトEGG」を移管 (GAME Watch)

 今年の頭からコピーライト表示が「BOTHTEC, Inc.」から「GaiaX Co.,Ltd」に変わっていたり、分かり辛い場所にお報せがあがっていたりで、注意深い方は気付いていたかも知れませんが、4月2日に改めてマスメディア向けの記者会見が開かれ、レトロPCゲーム配信サービスProjectEGGボーステック株式会社から株式会社ガイアックスに事業譲渡された旨が発表されました。この辺りに絡む事情で、1年に渡りあれこれ書けない状態が続いておりましたが、紆余曲折喧喧諤諤の果てに何とか落ち着くべきところに落ち着きましたので、これでやっと本腰を入れられようというものです。
 本件について、引き続きProjectEGGのサービス運用に携わる株式会社D4エンタープライズの鈴木直人社長(元ボーステック株式会社エンターテインメント事業部長)から無理矢理コメントをいただきました。

 プロジェクトEGG並びにレトロゲーム復刻プロジェクト(以下、復刻プロジェクト)を応援して頂き誠にありがとうございます。株式会社D4エンタープライズ代表取締役の鈴木直人です。

 今まで弊社とボーステック株式会社(以下ボーステック)と共同事業で行ってまいりましたプロジェクトEGGの運営ですが、この度、ボーステックの権利を株式会社ガイアックス(以下ガイアックス)へ事業譲渡を行いました。今後は弊社とガイアックスとで、二人三脚でプロジェクトEGGの運用をして参りたいと4月2日秋葉原のネッカにて記者会見にて発表させて頂きました。

 この様な事業譲渡を伴う大変公言しづらい状況であった為、レトロゲームファンの皆様に十分な説明ができず、ご心配をお掛けした事を、まずはこの場をかり、お詫び申し上げます。

 たくさんのレトロゲームファン並びに各方面のコミュニティーの方々に支えられた復刻プロジェクトも5年目となりました。特に昨年1年間は弊社並びに関連スタッフにとっては守りの年だったと思います。ですが、ようやく事業体制も整い、今年度からは多くのファンに再度楽しんで頂けるプロジェクトとして活動をして参りたいと考えております。

 関連各社様、復刻プロジェクトを支えて頂いておりますスタッフの皆様並びに全てのゲームファンの皆様、今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

株式会社D4エンタープライズ
代表取締役 鈴木直人

 ProjectEGG、PLUSなどといった復刻プロジェクトの状況については、各サービスの会員向けに送られるメールマガジン以外では、D4エンタープライズが運営しているサービスポータルアミューズメントセンター内の営業開発だよりにて随時報告があがっていますので、御興味がある方はこちらをどうぞ。この営業開発だより、管理人@RetroPC.NETも一応更新権限を持っているのですが、「たまには何か書いてくださいよー」「んじゃ、●●のこと書いていいっすか」「まずいに決まってるでしょ!」という具合に毎度ボツを喰らっておりまして、なかなかネタ披露御報告の機会がありません。

関連記事:
「プロジェクトEGG」などを獲得! ガイアックス、オンラインゲーム事業強化発表会 (DENGEKI Online.com)
ガイアックス、MMORPG「ストーンエイジ」と復刻ゲームの「プロジェクトEGG」を獲得 (SlashGames)

ソース:8-bit/16-bit April Fool (Classic 8-bit/16-bit Topics)

 Classic 8-bit/16-bit Topicsにて、2005年のエイプリルフールにてネタを披露した海外レトロPC系サイト(だけじゃありませんけど)が紹介されています。
 迂闊にも4月1日をリニューアル日にしてしまったので、今年はネタを仕込む余裕がありませんでした。まあ、さらしる�dに倣って華麗(?)にスルーしたということで、一つ。

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