RetroPC.NET: 2009年6月アーカイブ

ソース:MS-DOS互換のオープンソース実装「FreeDOS」、誕生から15年 (マイコミジャーナル)

 FreeDOSとは、WindowsカーネルのNTカーネル移行に伴って実質的に引退したMicrosoftのオペレーションシステム、MS-DOS互換のオープンソースOSとして今なお開発が進んでいるOSです。
 プロジェクト発足は、MS-DOS 7.xベースのWindows95登場が2ヶ月後に迫る1994年6月28日で、現行の最新ヴァージョンは2006年9月3日公開のヴァージョン1.0。先の2009年6月28日をもって、このFreeDOSが生誕15周年を迎えたということになります。
 1994年というと、NEC PC-9821の末期モデルとなるXメイトシリーズがお目見えした頃ですね。2個1、3個1でそれこそPC/AT互換機ばりの魔改造を施し、ゲタを次々と潰してはクロックアップに血道をあげた熱い時代はもう少し後のことです。
 なお、ヴァージョンこそ少々古いですが、NEC PC-9800シリーズ向けにとり氏が移植したFreeDOS(98)も存在します。[配布サイト]

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FreeDOS(98)起動画面(with Neko Project 21)

ソース:大人の科学 vol.24 A4変型判/76ページ/2009年6月30日発売 (大人の科学.net)

 4ビットマイコン GMC-4 が付録の『大人の科学 vol.24』は本日、6月30日に発売されます。
 自分用備忘録を兼ねて、トピックとしてあげておきます。
 とりあえず、朝から錦糸町のくまざわ書店あたりに足を伸ばしてみる予定。
 結局、出かける時間が取れなかったので、友人に頼んで秋葉原で確保してもらいました。

ソース:アニメの殿堂:制作現場は「施設より人材育成に資金を」(毎日jp)

 RetroPC Foundationの活動目的である「レトロパソコンに関するハードウェア/ソフトウェアリソースの収集/保存/復刻と、関連情報の配信」と、決して無関係ではない試みとして、メディア芸術総合センター(仮)にまつわるニュースをここのところずっと追っています。
 さて、リンク先の記事において、アニメーション制作現場の声として「センターを作るお金があれば、アニメ業界の再編に使い国家産業として育ててほしい」という意見が紹介されております。こうした意見は決して珍しいものではなく、同様の意見をblogなどでしばしば見かけます。

 声を大にして申し上げる。文化資料の収集・保存と、業界の維持は一切接点を持たない、レイヤーの異なる「別の話」として扱うべきです。

 管理人@RetroPC.NET自身、媒体こそゲーム/出版物と異なる分野ではありますが、コンテンツ業界で冷や飯を食っている身です。まさに今日、こんなニュースが流れたこともありますし、アニメーションの製作現場を覆う慢性的な人材不足と経済的な苦境についてはよく理解しているつもりです。ぶっちゃけ、土日祝日もなければ24時間臨戦態勢。私生活なんて送っているヒマはありませんよ。(無論、好きでやっていることですが)
 しかし、現に回っている「業界」とは異なり、産業文化財アーカイブの「収集/保存/管理」については、「誰かが」「金をかけて」「着手する」というプロセスなくしては、スタートを切ることすらできません。
 過去の収集・保存には箱が必要です。それも、スペース的にたっぷり余裕のある奴が。量、カテゴリ共に年々増加する「産業遺産」に柔軟に対応可能な冗長性(システム開発用語としての冗長性ね)を持たせる必要もあります。
 そして、維持・管理には、例え何の手もかけず放置しておくだけであっても、莫大なランニングコストが必要となります。誤解されることを恐れず断言しますが、アーカイブの維持伴って生じる問題の殆どは、金で解決できるものばかりです。逆に言えば、お金がないとどうにもなりません。半永久的なアーカイブを目指すとなれば、これはもう国が実弾を支給するしかないでしょう。
「単なる箱物にしないで欲しい」
 なるほど、それについては同感です。単なる箱では困りますよね。欲しいのはがっちりとした、でっかい箱です。いたずらに手足をつけて便利なロボットにする必要はありません。
 極端な話、僕が「国立メディア芸術総合センター」に期待するものが何かといえば、予算的には80%のバックヤード(倉庫スペース含む)と15%のデータベース(重要度で言えばバックヤードとひっくりかえる)。注目を集めている展示関係については、はっきり申し上げれば残りの残りの残りの残り程度でいいのです。
 つまるところは、とりあえず30年間戦える箱を造って欲しいということ。30年を乗り切ることができれば、続く100年をどのように戦えば良いか、「次の手を打つ」ためのノウハウが溜まっていることでしょうから。

 相変わらず、ちょっと忙しくなると途端に更新が止まるRetroPC.NETです。7月中ごろにこんな本が出ますのでよろしく。
 さて、本日ご紹介する話題は、現役で業務稼動中の富士通FM TOWNSについて。
 1988年までの間、北海道と本州を結んだ青函連絡船の一隻「摩周丸」は、お役目を終えた現在、函館市若松町の港に係留された状態で、産業遺産「青函連絡船記念館」として一般公開されています。
 こちらの摩周丸のブリッジにて、何と富士通FM TOWNSの実機が今なお業務稼動しているという話題が飛び込んで参りました。さて、以下がモンダイの「はたらくFM TOWNS」の雄姿です。

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(写真提供:仏さんじょ

 正面から見た感じでは、1990年10月に発売された三代目モデルのFM TOWNS 20F (40Hか80H)はないかと思われます。「青函連絡船 あなたが船長!」というクイズプログラムが走っているのですが、青函連絡船は1988年に廃止されていますので、摩周丸が記念館として一般公開された後に置かれたものなのでしょう。
 屋内(船内)とはいえ、何しろ塩気を孕んだ空気にといまかれているので、背後の写真を見ると少々赤錆色が目立ちます。このTOWNSが生きている間に一度、足を運んでおきたいですね。
 この話題については中村哲也さんにお教えいただき、写真については仏さんじょさんからご提供いただきました。御両名に感謝します!

  今年の1月頃にパスワードを紛失し、IDも判然としなくなっていたgmailアカウントのサルベージに成功しました。連絡の際は、こちらのアドレスにお願いします。

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 さて、まずは溜まったメールの処理からです。

ソース:武蔵野電波のプロトタイパーズ 第1回「プロローグ」 (PC Watch)

 インプレスのPCニュースサイト PC Watchにて、「電子回路の面白さを探索」するというコンセプトの連鎖愛、武蔵野電波のプロトタイパーズが始まりました。
 連載の第1回は、世界各国でパッケージ製品として発売されている電子工作キットの紹介。
 ニキシー管による時計キットに続き、オープンソースハードウェアとして知られるマイコン基板 Arduinoと、イギリスのキットメーカー Batsocksから発売されているビデオボードを組み合わせて、シンクレアZX81の筐体(?)に組み込んだ動画がリンク先で公開されています。
「動かなくなってしまったいにしえのコンピュータが復活」とありますが、要するに中身総取っ替えでしょうか。(おそらくはキーボード部分を入力機器として活かしただけ?)
 素数計算の最中に、時々眠り込んでしまうZX81をコツンと叩くと計算を再開するというのが何ともほほえましいです。
 このZX81は、シンクレア・リサーチ社が1981年に発売した組み立てキット方式のコンピュータで、100ドルの価格を切った最初のパーソナルコンピュータです。CPUは、PC-6000シリーズなどと同じNECのμPD780C-1(Z80互換)で、メモリは64KB(使用可能なのは56KBだったようですが)まで拡張することができました。コンパクトな造りからユーザが「ハードウェアの限界を引き出す」のに非常に適した機体だったようで、今でも根強いファンがいます。

ソース:敗北宣言。大阪の産業遺産資料は廃棄完了しました。(凡才中村教授の憂鬱)

 2009年3月26日に、大阪の万博公園の鉄鋼館に保管されていた産業遺産資料が、救い出された一部を除いて廃棄されてしまったということを今更ながら知りました。この重大なニュースを知らなかった自分を恥じます。
 これらの資料は「国立産業技術史博物館」を設立する構想のもと、30以上の企業や個人から寄贈されたもので、武庫川女子大学の三宅宏司教授が研究費を投じて維持、管理されてきたものでしたが、鉄鋼館の改修などの理由から3月6日に廃棄が決定しました。
 その後、長か産業労働資料館(エル・ライブラリー)の呼びかけによる搬出作業が行われ、紙資料については何とか救い上げることができたという話ですが、時事ドットコムの関連記事によれば「産業史上貴重なものが多い」数々の産業遺産資料がスクラップになりました。
 先のエントリにも書きました経済産業省の無理解が象徴的ですが、戦前戦後を通して百年近くに渡り、日本という国を支えてきたのは優れた科学技術だったのではないでしょうか。歴史を顧み、大事にすることができない国に、未来の発展はありえません。「"アニメの殿堂"必要」に盛り上がるのも良いですが、目先のオタク産業に気をとられて、大事なことを置き忘れてしまっているようにも思えます。

関連ページ:
幻の産業技術史博物館(ある経営コンサルタントのブログ)
産業資料2万点余を廃棄へ=博物館建設構想の頓挫で-大阪(時事ドットコム)

ソース:「"アニメの殿堂"必要」――里中満智子さんら、「原画やゲーム基板の保存場所を」と訴え (ITmedia News)

 先の5月中頃に、文化庁がメディア芸術作品の保存と展示を目的とした国立メディア芸術総合センター(仮称)の設立を発表し、賛否両論が飛び交っています。管理人@RetroPC.NETとしては、わざわざ「芸術」という看板を掲げているあたりに違和感を感じてはおりますが(「芸術に値しない」と門前払いを喰らう作品がありそう)、コンセプトについては賛同します。遅すぎたくらいですよ。
 我らがレトロコンピュータに目を向けますと、社団法人情報処理学会「コンピュータ博物館設立の提言」は、経済産業省から「保存に値する技術などそもそもあったのか?」という論外のお言葉つきでスルーされ、情報処理技術遺産の認定による分散コンピュータ博物館という苦肉の策を進められておりますが、なるほど、芸術だから保存しなければならないという話にすれば補正予算案に盛り込まれるところまで一気に進んでしまうのですね。
 RetroPC Foundationとしては、とりあえず21世紀に入ってから、ProjectEGGをはじめとするコンテンツ復刻ビジネスに協力して参りましたが(株式会社D4エンタープライズとの顧問契約は昨年終了しました)、こうした動きの中で「完成・販売されたコンテンツのみの保存・復刻」にばかり目が行くことについて危惧を抱いておりました。実際には、ゲームというのは製品単体で完結するものではありません。開発資料やソースコード、周辺情報(広告チラシなり雑誌記事なり)はもちろん、開発サイド、販売サイドの人間から得られる情報や、プレイヤーの実体験をすべて包括した「ゲーム文化」なのです。
 その意味で、リンク先記事における浜野保樹教授の意見は非常に重要です。

浜野教授も、ゲームの基板やアニメのセル画、アニメ制作に必要な機器などを保存・展示する拠点が必要と主張。「古い名作ゲームを基盤ごと保存しておくにはスペースが必要だが、置き場がなく、どんどん捨てられているのが現状」と訴えた。

 他の方々がどの程度認識されているかどうかはわかりませんが、「制作に必要な機器など」という言葉が、こうした場で出て来るのを見たのは初めてのことかも知れません。
 さて、RetroPC FoundationのレトロPC倉庫は、昨年夏頃からの大不況の影響をモロに蒙っておりまして、生活していくだけで精一杯ということもあり、最近はちょっと収集ペースが落ちて参りましたが、それでも毎月ちまちまと数を増やしつつ現在も維持を続けております。とはいえ、倉庫作業を手伝っていただいている方々も、皆、年を追うにつれて私生活や仕事が忙しい身となっているので、そろそろ博物館などへの働きかけを再開しなければならないと考えています。(以前、幾つかの博物館とお話をさせていただきました際には、バックヤードに収容スペースが足りない状態なので、むしろこちらで維持して欲しいと要請されました)
 そのためにも、とりあえずは目の前に積みあがったお仕事の山から片付けなければなりませんが。
 今日も徹夜。明日も多分徹夜。

ソース:ファルコム音楽フリー宣言(ファルコム)

20090605_xanadu.gif ちょっと忙しくなると途端に更新の止まるRetroPC.NETです。今日は、プレミアムMSXさんにわざわざコメントを投稿して自分にプレッシャーをかけた上での更新となります。すっかりナマってますね。
 さて、タイトルの話題です。
「ゲームミュージック」という音楽ジャンルが確立される上で、おそろしく重要な役割を果たした日本ファルコム。その20年以上に渡る音楽資産が、何と「フリー」になりました。
 詳しくは、サイト上に掲げられている楽曲利用規約をごらんいただくとして、例えばこんな場合にファルコム作品の音楽を使用可能になりました。

・ピアノの演奏会でファルコムの楽曲を演奏したい
・バンドのライブで演奏したい
・結婚式のBGMに使いたい
・文化祭の演劇で使いたい
・ラジオ番組のBGMに使いたい
・テレビCMの曲として使いたい
・イベントやプレゼンのBGMとして使いたい
(以上、リンク先のページより)

 規約を確認したところ、基本的には「ゲームミュージック」ということで、実際のゲーム中に使用されている音楽が対象になっているようですが、例えばCD収録のアレンジ曲などはどのようになっているのでしょうか。例えば、超プレミア盤となっている『ALL OVER XANADU』のような......。近々、確認した上でRetroPC.NETにて報告します!
 なお、ファルコムから過去に発売された音楽CDはこちらのページに掲載されています。

 1986年10月21日、衆議院決算委員会の席上で、それは起こった。以下、同委員会の169番目の発言から骨子となる部分を抜粋する。

実は、私ここにたくさんの本を持ってきたのですが、こういうパソコン用のいろいろなゲームの内容紹介なんですが、袋とじになっておりまして(筆者注:『コンプティーク』と『アソコン』が候補として考えられます)、それをはさみで切ると、私が今申し上げるようなのが出てくるわけですよ。
例えば「強姦体験は、ドキドキだ 期待に、思わず胸と下半身が膨らむ、お楽しみソフト」、こういう見出しですね。それで「177」というタイトルになっているのです。「177」というタイトルのゲーム、ここはもう後で警察庁にお伺いしますが、これは非常に警察庁がばかにされていると思うのです。「刑法177条の強姦罪をもじってつけただけあって、そのものズバリの強姦ゲームだ。家路を急ぐ女性との追いかけっこで始まり、女性の服をすべてはぎとって押し倒せば、次はお待ちかねの、あのシーン。ここで一生懸命、腰を動かして、彼女を」云々、こういうことになるわけですが、そうすると「和姦成立という次第だ。さて、どこまで、男性の欲望を満たしてくれますか?」というようなことを、実は小学校、中学校の生徒が読みながら打ち込むわけですよ。

 発言者は衆議院の草川昭三議員(2005年現在は参議院議員)。1976年の初当選以来、30年近くの議員経験を持ち、現在は公明党の副代表を務められておられる人物である。(注:記事執筆当時)
 公明党といえば、政策綱領(マニフェスト)として「強姦罪の罰則強化・性犯罪の罰則の強化」を掲げていることからも明らかなように、性犯罪に対して取り組んでいることを広くアピールしている政党だが、『177』に関わる発言は性犯罪についてものではなく、草川議員の言葉を借りれば「現在の教育現場におきます学校器材の問題、あるいはコンピューターあるいは家庭用テレビゲームが家庭の中で子供にどのように影響を及ぼすかという問題」の提起の中で言及されたものだった。

1986年、1991年に続く大きめのピンクパージが美少女ゲーム業界を覆っています。
 ピンクパージの問題については、管理人@RetroPC.NETが『メガストア』誌上に連載していた「X-指定FILES」(先月号をもって、筆者側からの要請で連載終了となりました)において幾度か取り上げてきました。今回、同誌編集長に許可をいただいた上で記事内容を再構成し、複数回にわけて過去、二度に渡って日本の美少女ゲーム業界を震撼させたピンクパージ事件について紹介します。〉

「暴行又ハ脅迫ヲ以テ婦女ヲ姦淫シタル者ハ強姦ノ罪ト為シ二年以上ノ有期懲役ニ処ス
十三歳ニ満タサル婦女ヲ姦淫シタル者亦同シ」
--刑法第22章第177条より

20090602_177.jpg 1982年、東映が公開した『ザ・レイプ』という映画がある。
 主演女優は、後にNHKの国民的ドラマ『おしん』青春編で主役のおしんを演じた田中裕子。落合恵子のベストセラー小説『セカンドレイプ』を原作とするこの映画は、「レイプをされた女性は、事件後に今度は社会によって二次的被害(セカンドレイプ)を受ける」という重いテーマを扱った作品であり、強姦の被害者が裁判の過程で過去の男性経験などのプライバシーを暴露され、社会的な苦境に追いやられながらも第一審での勝利を得るまでを描く、戦後社会派映画の名作の一つに数えられる作品だ。
 集客の原動力は主演女優のヌードに違いないが(女性をターゲットにしている映画だった割には、男性客が多かったという話である)、新聞でも大きく取り上げられるなど、性犯罪についての世間一般の認識を高めるそれなりの効果をあげられたらしい。が、しかし。
 それから4年が経過した1986年9月、この映画のテーマを真正面から笑い飛ばすような挑発的なゲームソフトが、『フラッピー』『ヴォルガード』のPCゲームタイトルで知られる北海道のデービーソフトから発表され、PCゲーム業界を震撼させた。
『177』。
 パッケージに女性の写真を掲載し、ヌード写真集を付録につけるという奇をてらった企画方針で注目を集め、非常な売れ行きを見せた1985年の『マカダム ~二人愛戯~』に続く、マカダミアンソフトの第2作である。(デービーソフトは発売元)
 黒一色の背景に、ハイヒールの靴を左手薬指にひっかけた、何かを暗示させる女性の後姿をあしらったパッケージ。金色に箔押しされた「177」の数字が、闇の中に浮かび上がるようだ。
 性犯罪の罰則について定めた刑法第22章、その中で、特に強姦について定めた条文の番号をタイトルに抱くこのゲームソフトは、「強姦中に相手の合意を得、和姦を成立させれば性犯罪にはならない!」という強烈なドグマに貫かれている。

ソース:マガジンvol24「4ビットマイコン」予約開始 (大人の科学.net)

20090602otona.gif 昔懐かしいワンボードマイコンのキットが付録についてくるということで話題の、『大人の科学マガジン』vol.24の予約が5/25から始まりました。
 今更説明するまでもないでしょうが、『大人の科学マガジン』は、『●年の科学』で育った大きな子供たち向けに学習研究社が刊行している心ニクいシリーズで、これまでにもアナログ・シンセサイザー SX-150など、レトロガジェット好きの心をがっちりと掴む製品企画を提供してきました。
 このワンボードマイコンのCPUは4ビット。ということは、同じく学研の電子ブロックFX-SYSTEM向けに開発されたマイコンキット、FX-マイコン搭載のものでしょうか。
 FX-マイコン搭載のCPUについては、こちらの魔法使いの森というサイトの「Old Good COMPUTER!!」というコンテンツ内に命令セットなどが掲載されています。
 なお、YouTube大人の科学チャンネルにて、この4ビットマイコンによるデモムービーが幾つか掲載されています。

関連ニュース:
『大人の科学』4ビットマイコンに触る(ASCII.jp Blogmag)

ソース:NOVAC USB接続 デジタルサウンドメーカー 【カセット→MP3】CASSETE to DIGITAL NV-CM001U 22961 (amazon.co.jp)

20090601novac.gif 2003年に、5インチベイ内蔵のカセットデッキ、plusdeckがレトロPC界隈で話題になりました。
 残念ながら技術資料が乏しかったので、実機を用いた解析が行われ、一部のPCエミュレータで対応してみようという動きがほんの少しだけあったのですが、シリアルポート経由のコントロールという少々時代遅れの仕様がやはり足かせとなり、今となってはすっかり忘れ去られたハードとなりました。
 それから6年が経過し、NOVACから「USB接続のカセットデッキ」という、うってつけのハードウェアが発売されました。それが、CASSETTE to DIGITALです。
 PCとの接続に必要なのはUSBケーブルのみ。音声のやり取りはAVケーブルで--といったこともなく、デバイス側でダイレクトに音声をA/Dコンバートし、USB経由でPC側に音声データを保存するということのようです。
 オートリバース機能はないようですが、どうやらPC側から再生/停止をコントロールすることも可能らしいので、PCエミュレータ上でデータレコーダーとして運用する--といったことも可能かも知れません。(録音に対応していないのがかえすがえす残念です)
 無論、手元にあるテープソフトのイメージ化にも有用ですが、現実には高性能なサウンドボードとカセットデッキを抵抗値の低いAVケーブルで接続した方が成功率が高いはずですし、amazonレビューによればヘッドクリーニングが困難という話もありますので、あくまでも初心者向け、もしくは手っ取り早くイメージ化を試みたい人向けということになりますでしょうか。
 ともあれ、レトロPCファンにとって興味深い製品であることは間違いありません。

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