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| version 1.1, 2003/11/20 14:04:23 | version 1.15, 2011/01/15 18:43:13 |
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| Line 1 | Line 1 |
| Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Xnp2 - ねこープロジェクトII for X Window System |
| 1. はじめに | 1. はじめに |
| ねこープロジェクトはぷにゅ氏により作成された Windows 上で動作する | ねこープロジェクトII はぷにゅ氏により作成された Windows 上で動作する |
| i286 CPU を塔載した PC-9801 シリーズのエミュレータです。 | i286 CPU を塔載した PC-9801 シリーズのエミュレータです。 |
| Xnp2 はねこープロジェクトを UNIX 系 OS で動作する様に移植したものです。 | Xnp2 はねこープロジェクトIIを UNIX 系 OS で動作する様に移植したものです。 |
| 2. 動作環境 | 2. 動作環境 |
| X Window System が動作する UNIX 系 OS で動作します。 | X Window System が動作する UNIX 系 OS で動作します。 |
| 現在のバージョンでは、サウンド機能は以下のデバイスに対応しています。 | |
| ・NetBSD | 3. 必要なソフトウェア |
| ・OSS 互換 | |
| ・SDL (+SDL_mixer) | |
| ・EsounD | |
| 3.1. コンパイル時に必要なソフトウェア | |
| 3. 必要なソフトウェア | ・gcc |
| ・GTK+ 2.6 以降 | |
| 以下は動作には必須ではありませんが、音を鳴らす場合等に必要になります。 | |
| ・SDL (サウンド・ジョイスティックを使用する場合に必要です。) | |
| ・SDL_mixer (フロッピーのシーク音等の PCM を再生する場合に必要です。) | |
| ・gcc | 3.2. 実行時に必要なソフトウェア |
| ・GTK+ 1.2 系列 | |
| 以下は動作には必須ではありませんが、音を鳴らす場合に必要になります。 | 画面解像度を変更しないフルスクリーン機能を使用する場合には、使用している |
| ウィンドウマネージャが NETWM 規格に準拠している必要があります。 | |
| ・POSIX thread library (サウンドドライバに NetBSD, OSS, EsoundD を | NETWM 規格については以下の URL を参照してください。 |
| 使用する場合) | |
| ・SDL (サウンドドライバに SDL を使用する場合) | http://freedesktop.org/wiki/Standards/wm-spec |
| ・SDL_mixer (サウンドドライバに SDL を使用し、フロッピーのシーク音等の | |
| PCM を再生する場合) | |
| ・EsounD (サウンドドライバに EsounD を使用する場合) | |
| 4. インストール方法 | 4. インストール方法 |
| Line 45 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 45 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| 5.1. 実行方法 | 5.1. 実行方法 |
| プログラムの実行はコマンドラインから以下で行います。 | プログラムの実行はコマンドラインから以下の様に行います。 |
| xnp2 | |
| $ xnp2 | |
| また、起動時にフロッピーディスクドライブにディスクイメージを挿入したい場合、 | また、起動時にフロッピーディスクドライブにディスクイメージを挿入したい場合、 |
| 以下の様にディスクイメージを引数に指定してください。 | 以下の様にディスクイメージを引数に指定してください。 |
| 例: FDD1 に system.d88、FDD2 に data.d88 を挿入して起動 | 例: FDD1 に system.d88、FDD2 に data.d88 を挿入して起動 |
| xnp2 system.d88 data.d88 | |
| $ xnp2 system.d88 data.d88 | |
| 5.2. 初期設定 | 5.2. 初期設定 |
| Line 60 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 62 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| メニューから [Emulate -> Configure...] を選択し、設定ダイアログを | メニューから [Emulate -> Configure...] を選択し、設定ダイアログを |
| 表示します。 | 表示します。 |
| CPU クロックの既定値は PC-9801VX 相当の 10MHz になっています。 | CPU クロックの既定値は PC-9801VX 相当の 10MHz になっています。 |
| 処理落ちが発生したらクロック数を下げてください。 | 処理落ちが発生してしまう様でしたら、クロックの設定を変更してクロック値を |
| 下げてください。 | |
| 2) サウンドの設定 (サウンド使用時のみ) | 2) サウンドの設定 (サウンド使用時のみ) |
| CPU クロックの設定と同じダイアログで設定できます。 | CPU クロックの設定と同じダイアログで設定できます。 |
| サンプリングレートは処理速度に余裕があれば 44KHz に設定してください。 | サンプリングレートは処理速度に余裕があれば 44KHz に設定してください。 |
| サウンドバッファは処理が追い付く最低の値を設定してください。 | サウンドバッファは処理が追い付く最低の値を設定してください。 |
| 環境にもよりますが、速いマシンであれば 100〜200 ms、通常で 500ms 位が | 環境にもよりますが、速いマシンであれば 50〜100 ms、通常で 200ms 位が |
| 目安です。 | 目安です。 |
| 3) サウンドドライバの設定 (サウンド使用時のみ) | 3) 設定の反映 |
| メニューから [Device -> Sound option...] を選択し、設定ダイアログを | 1) 〜 2) を行った後、[Emulate -> Reset] で設定の反映を行います。 |
| 表示します。"Driver" タブをクリックして、サウンドドライバ画面にします。 | |
| 使用できるのであれば SDL を使用する事をお勧めします。 | |
| 4) 設定の反映 | |
| 1) 〜 3) を行った後、[Emulate -> Reset] で設定の反映を行います。 | |
| サウンド使用時に起動音が鳴らない場合には、プログラムを一旦終了してから | サウンド使用時に起動音が鳴らない場合には、プログラムを一旦終了してから |
| 再度起動し直してください。 | 再度起動し直してください。 |
| 5.3. 操作方法 | 5.3. 操作方法 |
| マウス: | 5.3.1. マウス |
| 中クリック: X <-> PC-9801 間のマウス操作の切替を行います。 | 3 ボタンマウスを使用している場合、中ボタンのクリックで X <-> PC-9801 間の |
| マウス操作の切替を行います。 | |
| キーボード: | 5.3.2. キーボード |
| キーボードは日本語 106 キーボードを使用する事を想定しています。 | キーボードは日本語 106 キーボードを使用する事を想定しています。 |
| ただし、PC-9801 キーボードとはキーボードレイアウトが異なる為、 | ただし、PC-9801 キーボードとはキーボードレイアウトが異なる為、 |
| 一部のキーを入れ換えてあります。 | 一部のキーを入れ換えてあります。入れ換えられているキーについては |
| 以下の表を参照してください。 | |
| +-------------------------+----------------------------+ | +-------------------------+----------------------------+ |
| | PC-9801 | 106 | | | PC-9801 | 106 | |
| Line 105 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 105 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| +-------------------------+----------------------------+ | +-------------------------+----------------------------+ |
| (*) F12 キーのキー割り当てはメニューから変更できます。 | (*) F12 キーのキー割り当てはメニューから変更できます。 |
| 日本語 106 配列では無いキーボードでは入力できないキーがありますが、 | |
| その場合にはソフトウェアキーボードから入力してください。 | |
| ソフトウェアキーボードはメニューから Other -> Software Keyboard で | |
| 表示されます。使い終ったソフトウェアキーボードは表示すると同じ手順を | |
| 再度行う事で表示されなくなります。 | |
| 6. ディスクイメージ | 6. ディスクイメージ |
| Line 146 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 152 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| Xnp2 の機能を使用すると D88 形式のディスクイメージを作成できます。 | Xnp2 の機能を使用すると D88 形式のディスクイメージを作成できます。 |
| 1) [Emulate -> New Disk -> FD image...] を選択すると、ファイル選択 | 1) [Emulate -> New Disk...] を選択すると、ファイル選択ダイアログが表示 |
| ダイアログが表示されます。 | されます。 |
| 2) ディスクイメージを作成するディレクトリとディスクイメージファイル名を | 2) ディスクイメージを作成するディレクトリとディスクイメージファイル名を |
| 設定すると、新規フロッピーディスクイメージダイアログが表示されます。 | 設定し、「OK」ボタンを押します。 |
| 3) ダイアログで作成するディスクイメージの種別とラベルを設定します。 | 3) 新規フロッピーディスクイメージダイアログが表示されるので、作成する |
| ディスクイメージの種別とラベルを設定します。 | |
| 6.2. ハードディスクイメージ | 6.2. ハードディスクイメージ |
| Xnp2 では THD 形式(T98)、NHD 形式(T98-Next)、HDI 形式(Anex86) の | |
| SASI ハードディスクイメージが利用できます。 | |
| 6.2.1. ハードディスクイメージの使用方法 | 6.2.1. ハードディスクイメージの使用方法 |
| ハードディスクイメージを使用するには、メニューから | ハードディスクイメージを使用するには、メニューから |
| Line 166 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 176 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| 6.2.2. 新規ハードディスクイメージ作成 | 6.2.2. 新規ハードディスクイメージ作成 |
| 1) [Emulate -> New Disk -> HD image...] を選択すると、ファイル選択 | Xnp2 の機能を使用すると THD 形式のディスクイメージを作成できます。 |
| ダイアログが表示されます。 | |
| 2) ディスクイメージを作成するディレクトリとディスクイメージファイル名を | 1) [Emulate -> New Disk...] を選択すると、ファイル選択ダイアログが表示 |
| 設定すると、新規ハードディスクイメージダイアログが表示されます。 | されます。 |
| 2) ファイル選択ダイアログの [他のフォルダ] をクリックし、ダイアログを | |
| 拡張します。 | |
| 3) 作成するディスク形式、ディスクイメージを作成するディレクトリと | |
| ディスクイメージファイル名を設定し、「OK」ボタンを押します。 | |
| 3) ダイアログで作成するディスクイメージの容量を設定します。 | 4) 新規ハードディスクイメージダイアログが表示されるので、作成する |
| ディスクイメージの容量を設定します。 | |
| 7. コマンドラインオプション | 7. コマンドラインオプション |
| Line 193 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 209 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| ・このマニュアルに書かれている以上の情報が欲しい場合は以下の URL にある | ・このマニュアルに書かれている以上の情報が欲しい場合は以下の URL にある |
| ヘルプを参照すると、見つかるかもしれません。 | ヘルプを参照すると、見つかるかもしれません。 |
| Xnp2 help URL: http://retropc.net/monaka/np2/help/ | Xnp2 help URL: http://www.asahi-net.or.jp/~aw9k-nnk/np2/html/help/ja/ |
| 9. 問題点 | 9. 問題点 |
| ・8bpp の環境では正常に画面を描画できません。 | ・解像度変更をするフルスクリーン機能を使用している際に、元の画面解像度が |
| 640x480以外の場合に仮想画面がスクロールしてしまう。 | |
| 10. 免責事項・著作権 | 10. 免責事項・著作権 |
| Line 220 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X | Line 237 Xnp2 - ねこープロジェクト fot X |
| 11. 連絡先 | 11. 連絡先 |
| 本ソフトウェアの配布元は http://retropc.net/monaka/np2/ です。 | 本ソフトウェアの配布元は http://www.asahi-net.or.jp/~aw9k-nnk/np2/ です。 |
| また anoncvs を使用して最新のソースを取得できます。 | また anoncvs を使用して最新のソースを取得できます。 |
| cvs -d :pserver:anonymous@retropc.net:/cvs get np2 | cvs -d :pserver:anonymous@retropc.net:/cvs get np2 |