--- np2/x11/README.ja 2003/11/20 14:44:43 1.2 +++ np2/x11/README.ja 2007/02/06 14:19:14 1.13 @@ -1,39 +1,39 @@ -Xnp2 - ねこープロジェクト fot X +Xnp2 - ねこープロジェクトII for X Window System 1. はじめに - ねこープロジェクトはぷにゅ氏により作成された Windows 上で動作する + ねこープロジェクトII はぷにゅ氏により作成された Windows 上で動作する i286 CPU を塔載した PC-9801 シリーズのエミュレータです。 - Xnp2 はねこープロジェクトを UNIX 系 OS で動作する様に移植したものです。 + Xnp2 はねこープロジェクトIIを UNIX 系 OS で動作する様に移植したものです。 2. 動作環境 X Window System が動作する UNIX 系 OS で動作します。 - 現在のバージョンでは、サウンド機能は以下のデバイスに対応しています。 - ・NetBSD - ・OSS 互換 - ・SDL (+SDL_mixer) - ・EsounD +3. 必要なソフトウェア + 3.1. コンパイル時に必要なソフトウェア -3. 必要なソフトウェア + ・gcc + ・GTK+ 2.6 以降 + + 以下は動作には必須ではありませんが、音を鳴らす場合等に必要になります。 + + ・SDL (サウンド・ジョイスティックを使用する場合に必要です。) + ・SDL_mixer (フロッピーのシーク音等の PCM を再生する場合に必要です。) - ・gcc - ・GTK+ 1.2 系列 + 3.2. 実行時に必要なソフトウェア - 以下は動作には必須ではありませんが、音を鳴らす場合に必要になります。 + 画面解像度を変更しないフルスクリーン機能を使用する場合には、使用している + ウィンドウマネージャが NETWM 規格に準拠している必要があります。 - ・POSIX thread library (サウンドドライバに NetBSD, OSS, EsoundD を - 使用する場合) - ・SDL (サウンドドライバに SDL を使用する場合) - ・SDL_mixer (サウンドドライバに SDL を使用し、フロッピーのシーク音等の - PCM を再生する場合) - ・EsounD (サウンドドライバに EsounD を使用する場合) + NETWM 規格については以下の URL を参照してください。 + + http://freedesktop.org/wiki/Standards/wm-spec 4. インストール方法 @@ -45,14 +45,16 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X 5.1. 実行方法 - プログラムの実行はコマンドラインから以下で行います。 - xnp2 + プログラムの実行はコマンドラインから以下の様に行います。 + + $ xnp2 また、起動時にフロッピーディスクドライブにディスクイメージを挿入したい場合、 以下の様にディスクイメージを引数に指定してください。 例: FDD1 に system.d88、FDD2 に data.d88 を挿入して起動 - xnp2 system.d88 data.d88 + + $ xnp2 system.d88 data.d88 5.2. 初期設定 @@ -60,34 +62,32 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X メニューから [Emulate -> Configure...] を選択し、設定ダイアログを 表示します。 CPU クロックの既定値は PC-9801VX 相当の 10MHz になっています。 - 処理落ちが発生したらクロック数を下げてください。 + 処理落ちが発生してしまう様でしたら、クロックの設定を変更してクロック値を + 下げてください。 2) サウンドの設定 (サウンド使用時のみ) CPU クロックの設定と同じダイアログで設定できます。 サンプリングレートは処理速度に余裕があれば 44KHz に設定してください。 サウンドバッファは処理が追い付く最低の値を設定してください。 - 環境にもよりますが、速いマシンであれば 100〜200 ms、通常で 500ms 位が + 環境にもよりますが、速いマシンであれば 50〜100 ms、通常で 200ms 位が 目安です。 - 3) サウンドドライバの設定 (サウンド使用時のみ) - メニューから [Device -> Sound option...] を選択し、設定ダイアログを - 表示します。"Driver" タブをクリックして、サウンドドライバ画面にします。 - 使用できるのであれば SDL を使用する事をお勧めします。 - - 4) 設定の反映 - 1) 〜 3) を行った後、[Emulate -> Reset] で設定の反映を行います。 + 3) 設定の反映 + 1) 〜 2) を行った後、[Emulate -> Reset] で設定の反映を行います。 サウンド使用時に起動音が鳴らない場合には、プログラムを一旦終了してから 再度起動し直してください。 5.3. 操作方法 - マウス: - 中クリック: X <-> PC-9801 間のマウス操作の切替を行います。 + 5.3.1. マウス + 3 ボタンマウスを使用している場合、中ボタンのクリックで X <-> PC-9801 間の + マウス操作の切替を行います。 - キーボード: + 5.3.2. キーボード キーボードは日本語 106 キーボードを使用する事を想定しています。 ただし、PC-9801 キーボードとはキーボードレイアウトが異なる為、 - 一部のキーを入れ換えてあります。 + 一部のキーを入れ換えてあります。入れ換えられているキーについては + 以下の表を参照してください。 +-------------------------+----------------------------+ | PC-9801 | 106 | @@ -105,6 +105,12 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X +-------------------------+----------------------------+ (*) F12 キーのキー割り当てはメニューから変更できます。 + 日本語 106 配列では無いキーボードでは入力できないキーがありますが、 + その場合にはソフトウェアキーボードから入力してください。 + ソフトウェアキーボードはメニューから Other -> Software Keyboard で + 表示されます。使い終ったソフトウェアキーボードは表示すると同じ手順を + 再度行う事で表示されなくなります。 + 6. ディスクイメージ @@ -146,16 +152,20 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X Xnp2 の機能を使用すると D88 形式のディスクイメージを作成できます。 - 1) [Emulate -> New Disk -> FD image...] を選択すると、ファイル選択 - ダイアログが表示されます。 + 1) [Emulate -> New Disk...] を選択すると、ファイル選択ダイアログが表示 + されます。 2) ディスクイメージを作成するディレクトリとディスクイメージファイル名を - 設定すると、新規フロッピーディスクイメージダイアログが表示されます。 + 設定し、「OK」ボタンを押します。 - 3) ダイアログで作成するディスクイメージの種別とラベルを設定します。 + 3) 新規フロッピーディスクイメージダイアログが表示されるので、作成する + ディスクイメージの種別とラベルを設定します。 6.2. ハードディスクイメージ + Xnp2 では THD 形式(T98)、NHD 形式(T98-Next)、HDI 形式(Anex86) の + SASI ハードディスクイメージが利用できます。 + 6.2.1. ハードディスクイメージの使用方法 ハードディスクイメージを使用するには、メニューから @@ -166,13 +176,19 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X 6.2.2. 新規ハードディスクイメージ作成 - 1) [Emulate -> New Disk -> HD image...] を選択すると、ファイル選択 - ダイアログが表示されます。 + Xnp2 の機能を使用すると THD 形式のディスクイメージを作成できます。 - 2) ディスクイメージを作成するディレクトリとディスクイメージファイル名を - 設定すると、新規ハードディスクイメージダイアログが表示されます。 + 1) [Emulate -> New Disk...] を選択すると、ファイル選択ダイアログが表示 + されます。 + + 2) ファイル選択ダイアログの [他のフォルダ] をクリックし、ダイアログを + 拡張します。 - 3) ダイアログで作成するディスクイメージの容量を設定します。 + 3) 作成するディスク形式、ディスクイメージを作成するディレクトリと + ディスクイメージファイル名を設定し、「OK」ボタンを押します。 + + 4) 新規ハードディスクイメージダイアログが表示されるので、作成する + ディスクイメージの容量を設定します。 7. コマンドラインオプション @@ -193,12 +209,13 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X ・このマニュアルに書かれている以上の情報が欲しい場合は以下の URL にある ヘルプを参照すると、見つかるかもしれません。 - Xnp2 help URL: http://retropc.net/monaka/np2/help/ja/ + Xnp2 help URL: http://retropc.net/monaka/np2/html/help/ja/ 9. 問題点 - ・8bpp の環境では正常に画面を描画できません。 + ・解像度変更をするフルスクリーン機能を使用している際に、元の画面解像度が + 640x480以外の場合に仮想画面がスクロールしてしまう。 10. 免責事項・著作権 @@ -227,3 +244,7 @@ Xnp2 - ねこープロジェクト fot X 本ソフトウェアに関する問い合わせは NONAKA Kimihiro (埜中公博) / aw9k-nnk@asahi-net.or.jp まで電子メールにてお願いします。 + + +-- + $Id: README.ja,v 1.13 2007/02/06 14:19:14 monaka Exp $