GIMONS DEVELOPER WORKS/RaSCSI BAREMETAL

最終更新:2020/4/15

SCSIデバイスエミュレータ RaSCSI
ベアメタルバージョン
-Rasperry pi As a SCSI target device emulator for X68000 / BAREMETAL-

告知

RaSCSIをベアメタル環境で動作するようにしたものです。要は○○番長やSCSI2SDのように特別なセットアップを必要とせずディスクイメージをWindowsやMacでSDカードに保存するだけで直ぐに利用できます。RaSCSI Version1.47相当です。4/15にRaspberryPi2で起動しない問題を修正したものに差し替えました。

はじめに

ベアメタル(bare metal)とはOS無しのコンピュータのことを指します。組み込み系でも何らかのOSを使用することが多くなったこともあって、敢えてOSを使用しない組み込みシステムのことをベアメタルと呼ぶようです。Raspberry PiでもLinux(RASPBIAN)を使用した開発だけでなくベアメタル開発が可能です。

ベアメタル開発はOSが標準的に提供する高度なタスク管理やネットワークやUSB等のドライバ類の恩恵を受けれないだけでなく、標準ライブラリですら自前で用意しなければなりません。したがって開発の難易度は格段に高くなります。

しかし利用者にとってはOSレスのため起動が速くシャットダウンが必要無いだけでなくセットアップにLinuxの知識すら必要ないという手軽さがあります。RaSCSIをより容易に使えるようになるだけでなくディスクイメージの入れ替えが少ない内蔵向けとして最適だと思います。


特徴

起動が速い

2秒程度で起動します。

シャットダウンフリー

シャットダウンが必要ないのでいきなり電源オフが可能。

簡単セットアップ

空のSDカードにモジュールをコピーするだけで完了。

簡単イメージ転送

SDカードにHDSファイル等をコピーするだけで完了。

RaSCSIとほぼ同機能

様々なディスクイメージやRASDRVも使えます。

制限事項

ネットワークが使用できません。

したがってFTPやSAMBAを利用したネットワークを利用したイメージ入れ替えはできません。また同様にRASETHERも使用できません。


セットアップ方法

適当なSDカードをPCに挿入しSDアソシエーションが提供している「SDメモリカードフォーマッター」で初期化してください。

下の様にFAT32で全領域がフォーマットされれば成功です。
SDFORMAT SDCOMPLETE

SDカードが空の状態でPCから見えるか確認してください。

SDEMPTY

スタンダード版、フルスペック版、あいぼむ版、GAMERnium版のそれぞれのモジュールを提供していますので接続方法に従って必要なものをダウンロードして解凍して下さい。

スタンダード版:RASCSI_BM_STANDARD.zip
フルスペック版:RASCSI_BM_FULLSPEC.zip
あいぼむ版:RASCSI_BM_AIBOM.zip
GAMERnium.com版:RASCSI_BM_GAMERNIUM.zip

下記の様なファイルが入っているはずです。

EXPANDFILES

下記のファイルはRaSCSIに関するファイルです。
kernel.img RaSCSI本体(Raspberry Pi Zero/W用)
kernel7.img RaSCSI本体(Raspberry Pi 2B/3A+/3B/3B+/4B用)
rascsi.ini RaSCSI設定ファイル
human302.hds サンプルのディスクイメージ

その他はRaspberryPiのブートに必要なファームウェアと設定ファイルです(RapberryPi4対応のためファームウェアのファイルが増えました)。

全ファイルを初期化したSDカードにコピーします。

COPYFILES

設定方法

"rascsi.ini"が起動引数の代わりになる設定ファイルです。

ID(0~7)指定とイメージ名の組み合わせです。サンプルは下記の様に記述されています。

ID0 human302.hds
ID6 bridge

サンプルのrascsi.iniが使用できるようシャープが公開したHuman302のディスクイメージをSCSIハードディスクにコピーしたhuman302.hdsを入れておきました(SYSフォルダにRASDRV等のドライバも導入済み)。

HDイメージをSDカードに追加でコピーした場合はrascsi.iniを適宜書き換えて下さい。

RaSCSI version1.44から機能追加されたHD0~15での指定も可能です(X68000のSASIユーザー向け)。


使用方法

PCからSDカードをアンマウントしてラズベリーパイに挿入してください。USB電源を繋げば1秒程度で起動しX68000からは通常のRaSCSIと同様に使用できます。終了はUSB電源をオフにします。

ディスプレイは必要ないですが繋いでおけばいつもの起動画面が表示されます。


履歴

2020/4/15 RaspberryPi2で起動しない問題の修正版をリリース

2020/4/11 Version1.47をベースに更新

2019/12/29 Version1.46をベースに更新(RaspberryPi4対応)

2019/6/21 Version1.45をベースに正式版としてリリース

2019/3/22 Version1.44p1をベースに放流してみる

2019/2/16 Version1.43をベースに放流してみる

2019/2/11 Version1.42をベースに放流してみる



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