2013年9月末で閉館することになった、東芝科学館に行ってきました。2014年中に別の場所でリニューアルオープンする予定だそうですが、展示物が変わるかもしれませんので、移転前に見ておきたかったのです。
展示物は色々あって、リニアモーターカーの原理を説明している模型とか、超伝導のピン止め効果の実演とか(未来科学館のものよりも大きな超伝導体を使ってます)、巨大なシリコンの展示とか様々なのですが、その中でも、コンピュータっぽいものに焦点を当てて写真を撮ってきました。あ、最新のWindows8パソコンやタブレット機なんかも展示してありましたが、そういうのは家電量販店でみればいいのでパスです。
撮影した写真はGoogleのアルバムにUpしてありますが、その中からいくつか。
RETROPCerとしては、パソピアはどこなの?!と言いたいところなのですが実機はおろか年表にも載っていません。ここに来る前の情報として、パソピアが展示されていないことは知っていて、なぜ展示されていないのか疑問でしたが、実際に足を運んでみてなんとなくわかりました。
東芝の事業は幅広くて、広告やCMでよく知られている家電製品だけでなく産業用の大きなものまで手がけているのですよね。1980年代のパソコンもそんな事業の一つでしかなく、更に、東芝科学館では「日本で初めて」か「世界で初めて」のものが多く展示されているので、NEC、SHARP、富士通といった当時の御三家に入れなかったパソピアシリーズが展示されないのはしょうがないのかなと。
そんなわけで、東芝製のデジカメ(出してたんだ・・・)とかMP3プレイヤー(ギガビートあったよね)のようなものも展示されていませんでした。
だったら、NECのTK-80に先駆けて発売されたTLCS-12A EX-0やTLCS-12A EX-12/5が展示してあってもおかしくなさそうなのですが。
ただ、まったくパソピアの痕跡が無いわけでもなく、
こんなところに書かれていました、よかった。
ところで、このT400ってなんだろう?
[追記] タイニーPさんから教えてもらいました。こちらの記事にちょっとだけ書かれていました→【電子産業史】1989年:世界初のノート・パソコン
その他の展示物で、個人的には、ブラウン管メモリ(ウィリアムス管)を使ったマシンを見れたのが嬉しかったです。