Eyoyo 8インチ ディスプレイ

小型で4:3比率の液晶モニタが欲しかったのでAmazonで検索していたら気になる商品がありました。

Eyoyoというメーカーの「8インチ ディスプレイ 小型LCDカラービデオモニター」です。背面に書かれている型番は「S801C」です。

最初に結果だけ書いておくとちょっと残念な感じです。

付属品は盛沢山でケーブル一式が入っています。入力端子には、VGA、HDMIだけでなく、ビデオ入力(黄色い端子)があるので利便性は良いのです。なんとなくお得感が高そうに思えます。

問題は画質と表示領域です。

まず、この液晶自体の視野角がかなり狭く、ほぼ正面からしかまともに見ることができません。旧3DSの立体視がちょっとずれたらツライ、みたいな感覚を思い起こさせます。

ビデオ入力の信号は素直に映像変換して表示しているだけという感じで滲みやズレがひどく出ています。それと、正しいNTSC信号であればまだいいのですが、旧来のゲーム機のようななんちゃってNTSC(ノンインターレス240LINE)の映像信号だとフリッカーが起きて、常に上下に1ラインだけ振動して表示されてしまいます。目がチカチカします。

HDMIはというと、表示がオーバースキャン状態になります。パネルの仕様なのかフレームが覆いすぎなのかはわかりませんが、Windows10のタスクバーに並んでいるアイコンの下半分くらいがはみ出ます。上下左右がはみでるので実表示領域は狭めですね。
視野角が狭いことを除けば、画質自体はクッキリしています。

スペックだけみたら悪くなさそうだったのですが、ちょっとした映像確認程度くらいにしか使い道がなさそうです。

ちなみにX68000とかにつないでも、15KHzは映りませんし、31KHzは下側が見切れてしまいますので、素直にココパーを買いましょう。

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