SONY SMC-777を譲って頂いたので、さっそく分解してみました。
スピーカはフロッピードライブの下に配置されていました。スピーカの右側にある黒くて丸いものはボリュームです。
INSキーの下のキーが外れていますが、現在、脱色処理中です。綺麗になるかな?
本体はちょっと大きめ。上部の電源ユニットが横長です。キーボード部分はこのまま上に持ち上がるようにして外せます。
キーボード用の基板に三菱M5L8041AとSN76489ANがあります。8041はキーボード管理用のマイコンでしょうか。この位置にあるということは音源の76489も管理しているのかな?76489は小さいので74系ICかと思って見落すところでした。。
東芝TC5565Pは、8KByteのSRAMだと思います。4つで32KByte。グラフィックVRAM?
富士通MB8416A。2KByteのSRAMみたいです。テキストVRAM?
日立HD46505SPはCRTCです。SONY製の映像コントローラを搭載してるのかなと思ってましたが違いました。
オプションのカラーパレットボードでしょうか?マニュアル類がないので詳細不明。
SONY CX20120ですが、これなんでしょ?検索すると型番自体はヒットするのですが機能がわかりませんでした。どうでもいいですが、半導体上にプリントされたSONYの文字は何度見てもカッコイイなーと思います。
左にある水晶発振器は32.2238MHzです。8分周させた4.027975MHzがCPU Z80に供給されているようです。また、細かく分周していくと0.01573MHz(15.73KHz)で映像信号の水平走査周波数になります、が、そんなに分周してもいいものなのでしょうか。CX20120はクロック生成用?
CPUはNEC D780Cでした。その下のMB27128は起動用のBIOSでしょうか。
富士通のDRAM MB8264がずらっと並んでいます。8Kbyteが8個で64KByteのRAMですね。
電源ユニットの下にもICが隠れていました。SONY CX20121です。用途不明ですが、本体背面に近いということは映像信号の生成用でしょうか?
こうしてみると、NEC、富士通、東芝、日立、三菱と様々なメーカーの汎用チップと74系のICで構成されていました。本体を開ける前はSONYの専用ICがもっとあるような印象だったのですが、カスタムICが使われるようになるのはもう少し先の時代ですね。
今回は内部の確認までで、映像信号やメモリ周りの動作信号は次の機会ということで。その前にマニュアルを入手しないと。