CYBER RECEIVER

 X68000シリーズには人気機種だっただけに数多くの周辺機器が発売されましたが、その中でもひときわ光る純正オプションのひとつとして挙げられるのがCZ-8NJ2"サイバースティック"ではないかと思います。マイコンソフトからもX-E1AJとして発売されたのでマイコンソフトの設計によるものだと思ったら違うみたいですね。少なくとも日本においては多機能ジョイスティックの先鞭をつける製品ではないかと思います。

 その発売を記念して、シャープは購入者を対象にプレゼントキャンペーンを実施しました。その景品というのが…。

 「CYBER RECEIVER」なる玩具トランシーバーです。見事に当選しました。




…サイバースティックは買ってないんですけど。

 ある日のこと、日本橋での買い物の途中で立ち寄った(今は無き)OAシステムプラザの、パンフレットを並べてあるテーブルに、ハガキの束が置いてありました。まさにパンフのように取って良いように置かれていたんですが、手に取るとそのプレゼントキャンペーンの応募はがきだったわけです。まぁさすがに当たるわけないだろうと1枚だけもらって帰り、後日記入して投函したのですが、なんと当たってしまったのでした。

 同梱されてたメッセージ。「サイバースティックお買い上げ記念」とありますので、やっぱり本当はサイバースティックの製品に同梱するはずのハガキだったんですね。

 キャンペーンは製品の初出荷の後始まっていたと思うので、恐らく販売店にハガキだけ配布されたんでしょう。購入者に1枚ずつ渡して下さいという依頼書もあったと思われますが、お店は面倒だと思ったのかパンフと一緒に店頭に並べてしまったということなのかもしれません。

 このトランシーバーは電波を2つ使って全二重(同時双方向)通話が可能な製品です。玩具らしく2個1セットになってますね。
 なぜか片方だけ、サイバースティックのロゴを流用したCYBER RECEIVERのシールが貼ってあります。

 まぁ、さすがにオモチャですしシャープがトランシーバーなんか作るわけもなく…。

 学研の「SUPER JET CEIVER」という玩具トランシーバーを使用したノベルティですね。

 1970〜80年代、学研の「学習」「科学」や「○○年コース」などの雑誌に、いろいろな玩具の広告があったことを憶えていらっしゃる方も多いと思います。電子ブロックやマイキットが有名ですが、鉄道模型や、トランシーバーなんかもありました。そうそう、メカモなんてのも売ってました。
 私も広告を見てかなり憧れましたが…結局実際に買った(買ってもらった)のは電子ブロックだけでした。その後学研の雑誌を一切読まなくなってそういった玩具がどうなったかほとんど知らなかったのですが、こんな風なものまであったとはね…。

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