CZ-81EB
CZ-8EB3
(X1/turboシリーズ用拡張I/Oボックス)

 「アクティブタイプ」X1Cは、小型化を優先して枕形筐体を採用したんですが、そのせいで拡張ボードがひとつも装着できないモデルになってしまいました。それをなんとかするため(だってフロッピーさえつなげられないんだもん)、背面に拡張バスコネクタがありました。ここに接続する拡張I/Oボックスも、X1Cと同時に発表されたわけです。

 赤いI/Oボックス。実はOh!MZ誌に掲載された(きっと試作品だったのだろうと思われる)CZ-81EBRの写真は、前のプラスチック部分だけが赤くて、後ろはシルバーだったわけですが、個人的にはなかなか実物にお目にかかる機会がなく、前だけなのか全体なのかかなり長い間謎でした…。

 ちなみに、当たり前といえば当たり前ですが、X1本体の高さと揃えてあります。…ってあれ?そういやX1Dに合わせる必要ないよね?将来を見据えた設計なのか…。
 こちらは背面。一番下のスロットは、I/O誌に掲載されたHDD I/Fを入れるために、コネクタ用に穴を広げた痕跡です。当然ながら、裏面まで真っ赤なのはさすがX1というところですな。
 こちらは、やんごとなき理由で赤と同時に入手したシルバーのI/Oボックス。電源スイッチの周囲だけが共通で、後は全部シルバーになっています。
 背面。一番上のスロットには、CZ-8BE1を入れています…って意味ないですが…。割り込みが関係するとちゃんと動くか不安ですが、メモリ系なら数珠つなぎしてI/Oボックスが二つつながっても動く…のかな?
 中はこんな感じ。裏蓋が4枚分ごっそり外れて、フルオープンします。右のガイドレールの向こうには電源が、バスコネクタは基板に直接載っているという構造ですかね。
 そして何の因果か、モデルチェンジ後のCZ-8EB3まで入手してしまいました。CZ-81EBはX1Ck以降の「3枚以上のボードを挿したい」という要求に応えるようにCZ-8BE1を別売してX1C以外でも使えるようにしたのですが、X1turboII以降黒がメインのカラーになるのに合わせてか拡張I/Oボードとセットの製品としてモデルチェンジしました。

 といっても色以外何一つ変わるところはないんですが…強いて挙げるなら、このモデルではケーブルまで黒になっているところにこだわりを感じる、というところでしょうか。後ろに隠れて見えなくなるのですけど…。
 背面も、真っ黒であること以外変化はなし。ちなみに、一番上のスロットに入っているのは立体視ボード・CZ-8BR1です。

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