CZ-8BK3
(X1turboシリーズ用JIS第2水準漢字ROM)

 X1turboの第一印象としてスゴイと思ったことの一つが日本語処理機能。漢字VRAM方式を採用し、標準状態でJIS第1水準漢字ROMを搭載していたことです。まぁ8bit機でも上位機種なのでそれぐらいは当然というところではありますが、さらに第2水準漢字ROMまで搭載できるというのは当時他にはなかったと思います。

 とは言え…見た目はすごく後付けくさい…。

 ボード上の大きなICが漢字ROMで富士通のMB83256が使われているのですが、これは4つ一組で搭載する仕様。なぜ5つ見えているかというと、写真に「メイン基板のKANJI ROM」とあるように、製造番号のラベルの横のソケットに第1水準のROMのひとつを装着しているからです。そしてそれで空いたメインボードのソケットにこのボードを差し込みます。つまりは既存のROMの信号を利用して回路を拡張しようということですね。よくある後付け拡張方法に見えます。

 …というのは単なる思い込みで、ちゃんと最初からメインボードはそのように設計されてます。



 メインボードに挿すコネクタの他に、もうひとつ10ピンのコネクタがあります。まぁそうですよね、元のソケットの信号だけでは増やすROMに必要な信号を補うことはできませんからね…。


 かなり奥まった所が取り付け場所なので、ほとんど全部取り外さないといけないくらいの大仕事…マニュアルの取り付け方法の説明もこのとおり。



 CZ-8BK3はX1turboIIのソフト的アピールポイントである「LEXICON」と「WORD POWER」のX1turboに対する救済措置という位置づけもあり、ソフト製品みたいな大きいパッケージに入っています。ちょっと保存状態が悪くて、CZ-8VC(RFコンバータ)を乗せてたらゴム足の所が変色してしまった…。


 ボードはフロッピーの上の小さな箱に入れられています。マニュアルは二つ、ボード自体の取扱説明書とソフトの説明書。

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