MZ-80KP4C
(MZ-80K/Cシリーズ用プリンタケーブル)

 MZ-80K/Cシリーズ用のプリンタケーブルです。ふたつあるコネクタのうち、右側の真四角のようなのがプリンタ側、左の小さいのがI/F側のものです。
 ご存知の方も多いと思いますが、元々プリンタには標準規格というものがありません。いやあったのかもしれませんが誰もそれに従わなかったのか、コネクタの形状も信号の数もその意味もみんなバラバラで、確かに特殊文字のコードとかイメージ印字コマンドとかも機種それぞれで相互につなぐ意味は薄いかもしれませんが、でもせめて共通なアスキーコードの印刷さえできない状態でした。しかしながら、セントロニクス社のプリンタが売れたせいなのか同社が作ったI/Fならどのメーカーのパソコンでもつながるようになってしまいました。カタログでいうところの「セントロニクス規格準拠」というやつです。私なぞは、これにより「デファクトスタンダード」なる言葉と考え方を知りました。
 で、例によってシャープはセントロニクス規格とは離れたI/Fを採用していました。まぁプリンタに印字するだけならセントロだろうがなんだろうが信号自体はそれほど変わったものはないんでしょうが…。
 当時のカタログを見てみると、最初のプリンタであるMZ-80P2と次のMZ-80P3まではI/Oボックスさえあればつながるように説明されています。おそらくI/Fとケーブルが同梱されていたのでしょう。MZ-80P4の時代になってMZ-80Bの出現もありI/Fボードとケーブルが別売りになりました。ケーブルとI/Fボードをセットにしなかったのはさらに次のMZ-80KP5のコネクタが異なるとかそういう理由からだと思われます。

 なお、上記説明はMZ-80KP4Iのページを作るときに一部を移動させます。そっちのほうがぴったりくるところもありますので。

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