プログラミング言語

各種プログラミング言語の一覧です。インタープリタ、コンパイラそれぞれあります。
 

Lisp-85
Oh!MZ 1985年6月号掲載
Lispインタープリタ
配置アドレス 3000h~4DFFh 実行アドレス 3000h
Prolog-85
Oh!MZ 1985年12月号掲載
Prologインタープリタ
配置アドレス 3000h~4DFFh 実行アドレス 3000h
magiFORTH
Oh!MZ 1986年3月号掲載
FORTHインタープリタ
配置アドレス 3000h~4DFFh 実行アドレス 3000h
関連ソフト
magiFORTH TRACER
Oh!MZ 1986年6月号掲載
Lisp80
Oh!X 1988年5月号掲載
インタープリタ
配置アドレス 3000h~3E6Bh 実行アドレス 3000h
連載「マシン語体操1・2・3」の最後のテーマとして掲載。Lisp-85よりは機能が少ない(関数を追加しなければNAMPAシミュレーションは動作しないとのこと)。
STACK
Oh!X 1990年5月号掲載
インタープリタ
配置アドレス 3000h~4DFFh 実行アドレス 3000h
FORTHに似た、FIFOスタックを用いて計算や処理を行うオリジナルのプログラミング言語。逆ポーランド記法のBASICを作ろうという発想で、GOTO/GOSUB~RETURNがBASICの文法そのままに存在したり、FORTHの特徴である「ワードを作る」という概念がない。

MAGICをサポートしており、専用のワードが備わっている。

セミコンパイラを内蔵しており、プログラムの高速化が可能(実行にはSTACKインタープリタが必要)。
STACKコンパイラ
Oh!X 1990年12月号掲載
コンパイラ
配置アドレス 3000h~3FAEh 実行アドレス 3A13h
セミコンパイラよりさらに1.5~2.5倍の高速化が期待できる。あらかじめプログラムをセミコンパイルしておき、そのオブジェクトを改めてコンパイルするという手法を採っている。

CAP-X85
Oh!MZ 1985年10月号掲載
CPUシミュレータ
配置アドレス 3000h~440Dh 実行アドレス 3000h
CASL & COMET
Oh!MZ 1986年12月号掲載
CPUシミュレータ
配置アドレス 3000h~440Dh 実行アドレス 3000h

Fuzzy BASIC
Oh!MZ 1986年9月号掲載
BASICインタープリタ
配置アドレス 3000h~57FFh 実行アドレス 3000h
待望のBASICインタプリタ(整数型)。WICSやOh!MZに掲載されたVTLである「T.T.L.」の影響を受けている。
豊富な構造化制御文を備え、ローカル変数の使えるサブルーチン/ユーザー定義関数の他、マシン語で記述することで元々の命令・関数と同じ扱いになる命令拡張機能を持つ。
FuzzyBASICコンパイラ
Oh!MZ 1987年6月号掲載
BASICコンパイラ
配置アドレス 3000h~377Fh(ランタイム)
4000h~602Fh(本体)
または
6A00h~717Fh(ランタイム)
7A00h~9A2Fh(本体)
実行アドレス 3000h/6A00h
FuzzyBASICコンパイラ・奥村版
Oh!X 1988年1月号掲載
BASICコンパイラ
配置アドレス 4000h~B31Ah(本体)
3000h~3BCAh(ランタイム)
3D00h~3DC1h(ローダ)
実行アドレス 4000h

SLANG
Oh!X 1988年3月号掲載
Oh!X 1990年1月号再掲載
Oh!X 1993年9月号再々掲載
構造型コンパイラ言語
配置アドレス 3000h~6D5Eh 実行アドレス 3000h
C言語風のスタイルを持つ、S-OSオリジナルのプログラミング言語。1パスで高速にコンパイルする。基本的にはAlgol系だがBASICやWICSのような雰囲気もある。
C言語は欲しいが仕様的に重すぎる…と思われていたところに現れた、Z80の身の丈に合ったプログラミング言語として、その記述性と拡張性とも相まって人気を集めた。
Windows環境で使用できるクロスコンパイラが制作されている。
関連ソフト
ファイル入出力ライブラリ
Oh!X 1988年10月号掲載
実数演算ライブラリ
Oh!X 1989年4月号掲載
リダイレクションライブラリ DIO.LIB
Oh!X 1989年12月号掲載
グラフィックライブラリ
Oh!X 1990年9月号掲載
NEWファイル入出力ライブラリ
Oh!X 1991年9月号掲載
グラフィックライブラリ
Oh!X 1992年8月号掲載
REAL
Oh!X 1991年5月号掲載
Oh!X 1991年7月号ソース掲載
実数型コンパイラ言語
配置アドレス 3000h~6FFFh 実行アドレス 3000h
SLANGを実数対応としたもの。要SOROBAN。
基本的にはSLANGと同じであるが、変数の型が導入されたことでプロトタイプ宣言が導入されたり、再帰定義が使えなくなったり(代替方法は提供されている)、一部のキーワードが削除されたりしている。そのためSLANGのプログラミングとは多少異なるスタイルとなっている。
Small-C
Oh!X 1991年6月号処理系掲載
Oh!X 1991年8月号ライブラリ掲載
Cコンパイラ
配置アドレス 3000h~A75Ch 実行アドレス 3000h
CP/M版Small-C(Ver.2.7、1986年3月26日版)を移植したもの。
実行ファイルの作成にはWZD/WLKが必要。

入力するためにはCP/M環境が必要(CP/M版にパッチを当てたりコンパイルしたりするため)なことから、掲載時にはS-OS6周年の名目で変更済みファイルを収録したディスクを限定配布した。この時単純な抽選ではなくサークル経由で配布可能と思われる場合には重複を避けるなどしてできるだけ多数の読者に行き渡るよう配慮された。S-OSUCでも会報に付録して配布した。

なおANSI Cではないので、古い形式の記述をしないといけない。現在においてC言語にて開発を行うなら、Small-Cを使うよりクロスコンパイラ(z88dkなど)を用いる方が現実的である。
関連ソフト
SLANGコンパチ関数
Oh!X 1991年12月号掲載
オプティマイザ O80
Oh!X 1992年4月号掲載
COMMAND.OBJ
Oh!X 1992年5月号掲載
EDIT
Oh!X 1992年11月号掲載
MAKE
Oh!X 1992年12月号掲載
S-OSシステムコールライブラリ
Oh!X 1995年3月号掲載

TTC
Oh!X 1989年6月号掲載
超小型コンパイラ
配置アドレス 3000h~394Fh 実行アドレス 3000h
tiny BASIC風コンパイラ(過去のOh!MZに掲載されたT.T.L.と似た名前だが関連はない)。
扱える数値は8ビット値のみと大胆に割り切っていて、コンパイラ自体のサイズもランタイム込みで2KB強、仕様もサイズも超小型なのが特徴。
TTI
Oh!X 1989年10月号掲載
小型インタプリタ言語
配置アドレス 3A00h~47B8h 実行アドレス 3A00h
TTCの作者による、TTCに対応したインタプリタ環境。TTIでデバッグしたものをTTCでコンパイルするという開発スタイルが可能になる(TTCとメモリ上で共存可能)。インタプリタとしても高速に実行できる。
文法が少し改良され、命令が追加された上位バージョンになっている。
TTC++
Oh!X 1990年2月号掲載
超小型コンパイラ
配置アドレス 3000h~39C9h
4880h~49AEh
実行アドレス 3000h
TTC/TTIの作者による、TTIコンパチのコンパイラ(TTCのバージョンアップ版)。このバージョンでもTTIとの共存が可能になっている。
TTIで拡張された文法もサポートされている。
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