このページでは、S-OSに関連した情報や話題をまとめています。
なんとS-OSの共通ファンクションコールのみを使用してコナミの横スクロール型シューティングゲーム「グラディウス」を制作しようとしていた方がいらっしゃいます。その動画がありますので、ここでご紹介いたします。標準のビープ音が唐突に鳴るので、音量にご注意ください。
どうですか、この出来栄え。標準のキャラクタしか使っていなくとも、ちゃんとグラディウスに見えます。8bitマシン用としては部分的に他機種を超えているところもありますよね。2面までしか作れていないのがもったいない…。
Oh!MZ/Oh!X誌での連載「THE SENTINEL」が長く続くにつれて、バックナンバーの入手難や分散するデバッグ情報の検索性の悪さなどが目に付くようになったりしたこともあり、S-OSのみを特集したムックの出版を望む声が根強くありました。
しかしその希望はなかなか叶えられず…ようやく具体的になったのが1994年9月号での告知でした。そこからさらに1年以上経過して、1995年11月号にて頒布希望者を募るに至りました。
実際の発刊はさらに時間がかかり…1997年4月、「S-OS "SWORD" アプリケーション編 リファレンスマニュアル」としてついに申込者への発送が始まりました。
ご覧の通り、ソフトバンクによる一般書籍や雑誌ではなく同人誌です。Oh!X編集部公認でもありますし、誌上にて告知されたことから一般書籍だと思い込んで検索する方もおられ、おかげでなかなか実態がわからず苦労されているようです。
内容はほぼ連載記事の転載で、編集の前提となる記事の電子データ化には誌上で募集されたボランティアが協力しています。編集作業は編集部スタッフだった岡崎氏が一人で担当したようです。135ページもありますから、時間がかかるのも仕方ないですね。
ムックにはフロッピーディスクが3枚付属します。本の記事としてリストは掲載されておらず、プログラム本体は全てFDに収録されています。
1枚が2HD、2枚が2Dでフォーマットされています。2HDのディスクはX68000用、2DのはS-OS用です。それぞれの収録内容は以下の通りです。
\
├SYS\
│├FLOAT2.X
│├RAMDISK.SYS
│├DRV.X
│├KEYIN.X
│├SYS.X
│└DCON.X
├SOSBIN\
│├SWORD.X
│├SWORD2.X
│└SWORD.EXE
├SOURCE\
│├68KNEW\
││└68KNEW.LZH
│├68KOLD\
││└68KOLD.LZH
│└286\
│ └286.LZH
├SOSAR\
│├sosar.x
│├sosar.c
│└sosar.doc
├DISK\
│├DISK.LZH
│├AUTOEXEC.BAT
│└START.BAT
├BREEZE\
│└BREEZE.LZH
├DOC\
│├目次.DOC
│├CHAPTER1.DOC
│├CHAPTER2.DOC
│├CHAPTER3.DOC
│├CHAPTER4.DOC
│└CHAPTER5.DOC
├GAME_DOC\
│└GAME.DOC
├COMMAND.X
├CONFIG.SYS
├AUTOEXEC.BAT
└LHA_.X
Human68k関係
S-OS"SWORD"本体
X68000用
X68000用(その2)
PC-286/PC-9801用
S-OS"SWORD"ソース
X68000用(新版)
X68000用(旧版)
PC-286/9801用
ディスクイメージ読み書きツール
実行ファイル
ソース
使い方説明
2Dディスクイメージ
S-OS起動ディスク用
S-OS起動バッチファイル
BREEZEファイル一式
ドキュメント一式
ドキュメントの目次
収録ファイル一覧
プログラムの実行方法
モニタコマンド一覧
全機種共通システムインデックス
サークル紹介
ゲームの起動法・遊び方
WZD
WLK
WLB
REDA
MACINTOC.HB0
OHMZ80
SLANG
REAL
SOROBAN.L01
LOADER
SOROBAN.LIB
TTI
TTCINC
STACK
TRADE
MAGIC
WINER
RING
FUZZYBASIC
MACINTOC.H30
INSIDER
ADDIE
CORE.OBJ
FE.OBJ
FELP.OBJ
FELP_X1.OBJ
FE_110.OBJ
YGCS_SMP.ASM
YGCSCALL.EQU
SOSCALL.EQU
FZ_SMP.BAS
FZ_DRG.BAS
RT_SMP.SL
REAL_SMP.RL
GRAPH.LIB
GRAPH_SMP.SL
BGALET2.OBJ
ELFES
ELFES2
FLICK
WALRUS.
COLUMNS.
CHITEI.SL
MUDBALLIN.
MARMARADE.
MISSLESYS.
INVADER.OBJ
SQUASH.STK
SQUASH.DAT
PUSHBON.TTI
PUSHBON.DAT
SAMEGAME.BIN
MORTAL.BIN
KLONDIKE.OBJ
PDATA_K.OBJ
PDATA_S.OBJ
POLANYI.SLA
PICT_PUZZ.SLA
PICT_DATA.DAT
PICT_CLEAR.SLA
OEDIT.SLA
MODCNV.SLA
FIGHTER2.MOD
CUBE.SLA
CUBE.CBS
CUBETERU.CBS
BRZ80.OBJ
BRZ700.OBJ
BRZ2000.OBJ
BRZ88SR.OBJ
BRZ1500.OBJ
BRZ2500.OBJ
BRZX1.OBJ
SOSBRZ2.OBJ
BRZPAT.OBJ
BRZMSX.BIN
PCM2BRZ.BIN
COMEON2.BRZ
2Dディスクに収録されているS-OSアプリケーションはフリー化宣言されたものです。パソコン通信などで配布が可能なように誌上で各作者に呼びかけられて確認がとれたものを、ムックでもそのまま採用しました。
発行に際しては当時の満開製作所の協力を得ており、ディスクのエンベロープが「電脳倶楽部」なのはその名残なのですが、ムックの発行が満開製作所だというわけではありません。満開製作所の協力範囲は配布のみであるとコラムに書かれています。
ムックはその後再販されるなどということもなく、発行部数も限定的(実数はよく知らない)だったがゆえに中古市場にも出回らず、幻と化しつつあります。このサイトは、ムックがなくても最低限ムックから得られるぐらいの情報を提供することが目標です。