ツール / ユーティリティ

S-OSを便利に使うためのユーティリティや、特定のシステムに対応したソフトウェアの一覧です。
 

チェックサムプログラム
Oh!MZ 1985年6月号掲載
ユーティリティ
配置アドレス 3000h~31FFh
B000h~B1FFh
実行アドレス 3000h
B000h
この号から、それまでの8バイト単位の横サム(12ビット値)・64バイト総サム(14ビット値)から横8バイト・縦16バイト単位のサム(8ビット値)・128バイト総サム(8ビット値)にチェックサム方式が変更された(縦サムがないので修正が大変と言われていた)ことから新たに提供されたプログラム。入力する対象のアドレスに重ならない方のプログラムを選んで使用する。
MACINTO-S
Oh!MZ 1985年9月号掲載
マシン語入力ツール
配置アドレス リロケータブル 実行アドレス 先頭
新しくなったチェックサムフォーマットに対応したマシン語入力ツール。セルフリロケータブルになっており、アドレスによって適切な方を選ぶなどという手間なく、自由に配置して使用できる。
通常モードとエディットモードに分かれていて、コマンドモードでは1ブロック(128バイト)単位でページ移動しながらチェックまたは入力対象のブロックに移動し、エディットモードでデータ入力を行う。チェックサム方式の再変更までの標準入力ツール。
MACINTO-C
Oh!MZ 1987年1月号掲載
Oh!X 1989年12月号再掲載
Oh!X 1993年8月号再掲載
マシン語入力ツール
配置アドレス 3000h~33FFh
B000h~B3FFh
実行アドレス 3000h
B000h
事実上無用の長物であった総サム値をCRC演算によるチェックバイトに変更したもの。縦横サムではチェックできなかった入れ替わりでも検出できる。
MACINTO-C掲載後、Oh!MZおよびOh!Xでのダンプリスト掲載は全てこの形式で行われた。そのため、S-OS以外でも動かせるようそれぞれの機種用のサブルーチンに差し換えるためのリストも同時に掲載された。
使用方法
 MACINTO-Cを起動すると、最初にエディットするアドレスを指定してきます。そこで、入力したいプログラムの先頭アドレス、もしくは入力の続きのアドレスを4桁の16進数で入力してください。
 入力が終わると1ブロック(128バイト)分のダンプリストと縦横チェックサム、CRCチェックサムが表示されます。
 そこでの操作方法は、
・T …… 1ブロックページダウン
・G …… 1ブロックページアップ
・E …… エディットモードに移り、表示されたブロックをエディットする
となります。なお、"E"でエディットモードに移った場合、
BREAKキーで通常のモードに戻ります。
そして、起動直後のアドレス入力場面で"P"と入力するとプリンタ印字モードになります。"P"と入力したあとに、印字開始アドレスと終了アドレスを聞いてきますので、それぞれ4桁の16進数でアドレスを入力してください。入力が終わったら、プリンタの準備ができているか確認し、Yキーを押してください。ここで、Nキーを押すとプリンタには出力せず、画面のみにチェックサムを表示します。これは、128バイト未満のチェックサムを確認するときにも使用できます。
 MACINTO-C自体にはセーブ機能がありません。入力したオブジェクトをセーブするときには、いったんMACINTO-Cを抜け、S-OSのモニタに戻ってSコマンドを使ってセーブを行ってください。

サウンドエディタ
Oh!MZ 1986年1月号掲載
Oh!MZ 1986年7月号変更版掲載
FM音源ミュージックシステム
配置アドレス A000h~ADFFh(本体)
9900h~9EEFh(音色)
8000h~85EFh(音色・変更版)
実行アドレス A000h
1985年12月号で発表された「共通I/Oポート」(拡張スロットの信号の差異を吸収して同じ設計のボードを動かせるようにする企画、ハード版「S-OS」とも言われた)と、その共通I/Oポートの先に接続するステレオFM音源ボード(YM2203×2)を使用して、音色を作成し単音のシンセサイザーとしても楽しめるツール。
FM音源チップがひと組だけでも音色作成だけなら使用できるが、LFOを使用するためには2つとも搭載しておく必要がある。
またミュージックプレーヤー、ミュージックトランスレータと連携するためには1986年7月号で掲載されたものが必要。
ミュージックトランスレータ
Oh!MZ 1986年7月号掲載
FM音源ミュージックシステム
配置アドレス B000h~BE7Ah 実行アドレス B000h
テキストエディタで作成した専用MMLによる曲データを、ミュージックプレーヤーで使用できる形式に変換する。
ミュージックプレーヤー
Oh!MZ 1986年7月号掲載
FM音源ミュージックシステム
配置アドレス C300h~CC40h 実行アドレス C300h
共通I/Oポート用ステレオFM音源ボードで曲を演奏するためのプレーヤー。曲データはミュージックトランスレータで変換されたものが使用できる。

ALLOCATER
Oh!MZ 1986年1月号掲載
リロケータブルパッチ
配置アドレス 2F78h~2FFFh
またはAF78h~AFFFh
(入力時)
実行アドレス
1985年9月号掲載の「チェックサムプログラム」をリロケータブルで使えるようパッチを当てるプログラム。
配置アドレスの若い方は3000h版、大きい方はB000h版のそれぞれのプログラムにパッチを当てるのに使い分ける。パッチは起動するたびに行われる方式なので、チェックサムプログラムとパッチプログラムであるALLOCATERは合体させてセーブすることになる(3000h版は2F78h~31FFh、B000h版はAF78h~B1FFhの範囲)。
3000h版対応のものが3000h未満の位置からロードされることになるが、これはALLOCATERが"MACE"時代のプログラムだからである("MACE"での2000h~2FFFhのエリアは拡張用として予約されてはいたが、未使用だった)。
BOUNCER
Oh!MZ 1986年1月号掲載
リロケータブルシステム
配置アドレス 8000h~809Fh
(再アセンブルで適切な場所に移動して使う)
実行アドレス
ロード位置によって変化して欲しいアドレスのある命令の直前でCALLすることで、適切なアドレスに置き換わった状態で実行されるようになる。雑誌「インターフェース」1982年2月号で発表された"BOUNCER"を発展させたもの。
ファイルアロケータ
Oh!MZ 1987年11月号掲載
ソフトウェアリロケータ
配置アドレス リロケータブル
(3000h~3237h)
実行アドレス 先頭
同じソースから別々のアドレスにアセンブルしたバイナリを比較することで、ロード位置が変わった時に変更されなければならない箇所を特定し、それをリロケート情報としてヘッダに付加したリロケータブルバイナリを出力する。ロードには専用のローダが必要。
ローダ
Oh!MZ 1987年11月号掲載
リロケータブルファイルローダ
配置アドレス リロケータブル
(3000h~3114h)
実行アドレス 先頭
ファイルアロケータで作成されたリロケータブルバイナリを、指定するアドレスにロードする。ローダ自体はリロケータブルなので、対象のバイナリと重ならない領域に置いて使用できる。
新型ローダ
Oh!X 1989年4月号掲載
リロケータブルファイルローダ
配置アドレス リロケータブル
(3000h~31D3h)
実行アドレス 先頭
ファイルアロケータで作成されたリロケータブルバイナリを、指定するアドレスにロードする。ローダ自体はリロケータブルなので、対象のバイナリと重ならない領域に置いて使用できる。
ユーザーがリロケータブルパッケージをどう配置してもアプリケーションから確実に使用できるようにするため、ワークエリアに管理テーブルを設けるシステム拡張が提唱された。
リロケータブルパッケージと新型ローダ
■リロケータブルパッケージの扱い
 ここで,SOROBANのときにも使われているリロケータブルパッケージの内部構造を解説します。
 まず,#MEMAXから40Hバイトをライブラリが格納される先頭アドレスが並ぶテーブルに割りつけます。そして,このテーブルの位置をS-OSシステム内の共通ワークエリアに格納します(ラベル名,LBTBL:,アドレス,1F82H)。独自の拡張をして,アドレスが重なっている場合は,今回提唱しているシステムが正常に機能しません。なんとか対処してください。
 そして,このテ一ブルに格納されるライブラリは,それぞれのライブラリにID番号をつけて判別します。用意されているテーブルは40H分ですから,ライブラリのID番号は,0〜31まで使用できます(1ライブラリにつきテーブルは2バイト使われる)。具体的にどこにID番号を組み込むかというと,これはリロケータブルファイルのファイル名の拡張子でID番号を表すようにしてあります。つまり,ファイル名の拡張子をID=1なら拡張子は".L01",ID=21なら拡張子は".L21"という具合に指定すれば,ライブラリはそのID番号に対応したテーブル場所に格納されるのです。
 現在のところID番号は1番から始まり,0番は空いています。気持ち悪いかもしれませんが。非常事態に備えるということで,とりあえずID番号の0番は空けておきました。しばらくは,このままにしておいてください。

■新型ローダの役割
 以上のことを踏まえて作られたのが,配布ディスクにも収録されている新型LOADERです。ライブラリをいったんメモリに読み込んでからテーブルを作成するため,ディスクでもテープでも問題なく使用できます。
 ただし,扱えるライブラリの大きさは8Kバイトまでです。これは,一度読み込んだファイルを特殊ワークに転送しているための制限です(勝手ながら,S-OSでの標準的な特殊ワーク容量を8Kバイトとみなしています)。MZ-80Kは,標準状態で2Kバイトの特殊ワークしか持っていませんので,あらかじめ特殊ワークを拡大しておくことが必要です。MZ-80Kにかぎらず,特殊ワークエリアの容量が標準状態で足りない機種は適宜変えておきましょう。
また,このローダはセルフリロケータブルに組まれていますが,ファイルをいったんメモリ上に読み込みますので#MEMAXから手前,8Kバイトの位置にはローダを置くことができません(このエリアは,ごっそり交換されるので,ロード後も破壊されることはない)。
 扱えるプログラムサイズが8Kバイトと少々心もとないかもしれませんが,実数演算パッケージのSOROBANがテーブルつきで5Kバイト,パッケージということであればあのMAGICでさえ4Kパイトですから,実用上問題ないといえるでしょう。

LIFE GAME
Oh!MZ 1986年4月号掲載
生物シミュレーション
配置アドレス 3000h~32F4h 実行アドレス 3000h
BUGS
Oh!X 1989年9月号掲載
生物進化シミュレーション
配置アドレス 実行アドレス
I-MY
Oh!X 1990年4月号掲載
ファジーコンピュータシミュレータ
配置アドレス 実行アドレス

ディスクダンプ&エディタ
Oh!MZ 1986年6月号掲載
ディスクエディタ
配置アドレス 3000h~389Ch 実行アドレス 3000h
DREAM
Oh!MZ 1986年10月号掲載
ディスクモニタ
配置アドレス 5000h~6B3Fh 実行アドレス 5000h

CONTEX
Oh!MZ 1987年2月号掲載
テキストアドベンチャーゲーム作成ツール
配置アドレス 3000h~4FFFh 実行アドレス 3000h
STORY MASTER
Oh!MZ 1987年7月号掲載
アドベンチャーゲーム作成ツール
配置アドレス 3000h~3FDFh 実行アドレス 3000h

MAGE
Oh!MZ 1987年3月号掲載
アニメーションツール
配置アドレス 4D00h~4FFFh 実行アドレス 4D00h
O-EDIT
Oh!MZ 1992年9月号掲載
3Dモデラ
配置アドレス 4D00h~4FFFh 実行アドレス 4D00h
MODCNV
Oh!MZ 1992年9月号掲載
データコンバータ
配置アドレス 4D00h~4FFFh 実行アドレス 4D00h

CP/M用ファイルコンバータ
Oh!X 1989年8月号掲載
ファイル転送
配置アドレス 実行アドレス
CP/Mで使用するソフト。
O80
Oh!X 1992年4月号掲載
オプティマイザ
配置アドレス 実行アドレス
COMMAND.OBJ
Oh!X 1992年5月号掲載
コマンドシェル
配置アドレス 実行アドレス
MAKE
Oh!X 1992年12月号掲載
ビルドユーティリティ
配置アドレス 実行アドレス

アルゴ機能作成ユーティリティ
(MZ-2500用)
Oh!MZ 1987年11月号掲載
Oh!X 1988年1月号掲載
ユーティリティ
配置アドレス 実行アドレス
(C)1998-2024 Oh!Ishi,Nibbles Lab.