SAVEKNJユーティリティを使用したROM抽出
(FM77AV40EX/SX・XM7 V1/V2/V3対応)
はじめに
XM7 V1/V2/V3では、JIS78準拠の漢字ROMが使用できます。FM77AV40EX/SXの拡張ROMにはこのデータが含まれていますので、このどちらかの機種を用いてROMセーブを行う専用ツールを作成しました。このツールの使用法を説明します。
(専用ツール「SAVEKNJ」はXM7 V3.4L51以降のアーカイブに含まれています。)
以下の環境が必要になります。
- FM77AV40EX/SX
- PC-98シリーズ、FM TOWNSシリーズもしくはPC/AT互換機+3.5インチフロッピードライブ×1
- MS-DOS V3.1以降、またはWindows 95/98/98SE/Me/NT/2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11 (95/98/2000/XP/7で確認済み,x64版は要武田俊也氏作MS-DOS Player)
ブートフロッピー作成
(1)3.5インチ2DD・720KBフォーマット済みのフロッピーを1枚用意します。
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10で720KBフォーマットを行うには、コマンドプロンプトを開いて FORMAT A: /T:80 /N:9 (フロッピードライブのドライブレターがA:の場合) としてください。
(2)MS-DOSプロンプト(コマンドプロンプト,TownsOS V2.1ではコマンドモード)を開き、SAVEKNJ.COMを使用してフロッピーへ書き込みます。コマンドラインにはフロッピードライブのドライブレターを指定します。SAVEKNJ.COMは16ビットコードで書かれているので、64ビット版OSの場合、武田俊也氏作のMS-DOS Playerが必要です。
例)PC/AT互換機 32ビット版OSの場合→C:\>SAVEKNJ A
例)PC/AT互換機 64ビット版OSの場合→C:\>MSDOS SAVEKNJ A
実行
上で作成したディスクはFM77AV40EX/SXでブートできます。
ブートすると自動でROMセーブを開始します。終了メッセージが表示されると完了です。
取り出し
セーブ後のディスクは720KB MS-DOSフォーマットになっているので、直接エクスプローラ等でアクセスできます。含まれているファイルを全て(といっても1つしかありませんが)コピーして完了です。
ディスクには以下のファイルが作成されます。
ファイル名 | ファイルサイズ | 内容 | 配置空間 | 配置アドレス | V1 | V2 | V3 |
KANJI.ROM | 131,072 bytes | JIS78準拠第1水準漢字・非漢字 | I/O | 4バイトI/O経由 | ○ | ○ | ○ |
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