SAVEROM5ユーティリティを使用したROM抽出
(FM-7シリーズ・XM7 V1対応)
はじめに
XM7 V1を動かすにはFM-7シリーズのROMデータが必要ですが、FM-7シリーズ実機を使用してROMセーブを自動で行う専用ツールを作成しました。このツールの使用法を説明します。
以下の環境が必要になります。
- FM-7/NEW7+5インチフロッピーディスクドライブ
- PC/AT互換機+5インチフロッピードライブ×1
- MS-DOS V3.1以降、またはWindows 95/98/98SE/Me
ブートフロッピー作成
(1)5インチ2D・360KBフォーマット済みのフロッピーを1枚用意します。
(2)MS-DOSプロンプトを開き、SAVEROM5.COMを使用してフロッピーへ書き込みます。コマンドラインにはフロッピードライブのドライブレターを指定します。
例)PC/AT互換機 32ビット版OSの場合→C:\>SAVEROM5 A
実行
上で作成したディスクは5インチフロッピーディスクドライブが接続されたFM-7/NEW7でブートできます。
起動するとROMセーブを開始します。途中でディップスイッチの切り換えを指示されたら画面の指示に従ってください。終了メッセージ(Completed.)が表示されると完了です。
取り出し
セーブ後のディスクは360KB MS-DOSフォーマットになっているので、直接エクスプローラ等でアクセスできます。含まれているファイルを全てコピーして完了です。
ディスクには以下のファイルが作成されます。
ファイル名 | ファイルサイズ | 内容 | 配置空間 | 配置アドレス |
FBASIC30.ROM | 31744 bytes | F-BASIC V3.0, F-BIOS | メイン | $38000-$3FBFF |
BOOT_BAS.ROM | 512 bytes | ブートROM (BASICモード) | メイン | $3FE00-$3FFDF |
BOOT_DOS.ROM | 512 bytes | ブートROM (320KB DOSモード) | メイン | $3FE00-$3FFDF |
SUBSYS_C.ROM | 10240 bytes | 8x8フォント、サブモニタROM (タイプC) | サブ | $D800-$FFFF |
KANJI.ROM | 131072 bytes | JIS78準拠第1水準漢字・非漢字 ※実装されている場合のみ作成されます) | I/O | 4バイトI/O経由 |
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