PC-9821Rs20/B20
CPU:
Pentium Pro 200MHz → Celeron 533MHz → Celeron 1.2GHz
RAM:
32 * 6(72pin 36bit FastPage DRAM SIMM)= 192MB → 32 * 6(72pin 36bit FastPage DRAM SIMM) + 16 * 2 (72pin ECC EDODRAM SIMM) = 224MB
HDD:
18GB (Ultra 2 SCSI)
CD-R:
PX-W4220T / Plextor
FDD:
3.5inch 3 Mode * 1
拡張機器:
(グラフィック・アクセラレータ)
(SCSIカード)
某社横浜営業所に勤務していた2004年6月に、会社にPCを持ち込む必要があって購入した15台目の98。
条件としてはLAN接続可能でWindows 2000かXPが動けば良い、という事だったのだが、何がどうなってこのPentium Pro搭載機を選択したのかは今となっては定かではない(苦笑)。
恐らく、手持ちのPL-PRO/IIというSocket 8→Socket 370変換下駄と、PL-Neo/TというSocket370→FC-PGA変換下駄を使ってみたかった(注1)だけなのではないかと思うが、何にせよまともな考えで無かったのは確かである。
ちなみにこのマシン、HDDに富士通MAM(15,000rpm 18GB Ultra160 SCSI対応)を奢っていた事もあってWindows 2000の動作がかなり快適で、RvII26でCPUパワーアップが出来ない事がいよいよ腹立たしくなった事であった。
只、このマシンはサーバ用という事でSMP対応が図られていてSocket 8とVRMソケットが2セット実装されており、APICによる拡張割り込みモードで動作するのが基本なのであるが、事もあろうに通常の98で用いられている互換割り込みモードが省略されている為、DOS上でのFM音源ドライバが正常動作しない、といった既存ソフトウェアの互換性に関する問題が多発する様になってしまっている。
まぁ、ServerマシンでDOSゲームをするというのも如何なものかと思うが、余程特殊なハードを持つ機種以外では一貫して既存ソフトウェアの動作互換性が保たれてきたPC-9800シリーズの中にあって、このPC-9821Rs20と後継のPC-9821RsII26が非常に特異な存在であるのは確かである。
本機は購入後1ヶ月に満たない間に会社を辞めた為にその使途が無くなり、結局2004年秋に売却と相成っている。
(注1):この機種を含む440FXチップセット + PentiumPro搭載98の場合、後のPentium II / Celeron搭載機種と異なりCPU換装に関するITF-ROMの制限は事実上存在しない。従ってこの様に2段変換(PL-PRO/IIについては一部改造の必要があるが)でTualatinコアのCeleronやPentiumIII-Sなどを搭載する事も可能である。但し、FSBが66MHzなのでES版で倍率可変のチップでない限りはCPUコアクロックが大幅に低下する事になり、またPL-PRO/IIの仕様の関係でSMP動作も出来ない。
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