PC-1500/1501の特徴のひとつに、ポケコンという限られたパッケージングでありながら最大限の拡張性を備えていたことがあります。拡張メモリもそのひとつで、裏面のスロットにモジュールを差し込むことで何KBかのRAMを拡張することができました。
このCE-161は16KBの容量を持ち、バックアップのためのバッテリを内蔵するモジュールです。モジュールそのものは、最初のCE-151からしばらくは端子を裸にしていたものの、バッテリバックアップ機能が入ってからはショートの危険性を考えてカバーがつくようになりました。このカバー収納のためこれ自体のパッケージが一回り大きくなり、このモジュールがスロットのフタを兼ねるデザインに変更されました。
入手時にはこの内蔵バッテリが切れており(上の写真の"850501"は出荷時期を表すらしい)、PC-1501の動作が不安定だったため苦労してこじあけ電池を交換しました。真ん中の写真はメモリ実装面、下の写真は電池交換前の基板です。電池の左下(上の写真では小さくTITLEとある箇所の下)はライトプロテクトスイッチです。
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