MZ-2800

 横浜に移動する一月前、「例の^^;」トラ技の後ろの広告の、「あづま」でこのMZ-2800を発見しました。というか、発見そのものは前からだったのですが、「例によって」値下がりを待っていたら5万円に落ちたので購入に踏み切ったわけです。
 届いてみると付属品は一切なく、システムディスクさえもありませんでした。そこでシャープにマニュアルとシステムを請求し、確か2万数千円程で手に入りました。マニュアルは多少傷がありますがほとんど揃い、ディスクはコピーで全て揃いました。なかったのは98エミュレータのマニュアルくらいでしたが、後日それを見る機会があって、中身はあまりたいしたことはありませんでした。単行本で出ていた「MZ-2800コンプリートガイドブック」の98エミュレータ解説部分とあまり違わなかったので、それ以後欲しいとは思わなくなりました。
 横浜への移動に際して、MZ-2500とのBASICの互換性の高さを利用して、BBS局である「S-OSネット大阪」の横浜支局を作ろうと思い立ち、まずS-OSUCの森さん宅に送ってBBSを移植してもらい、私が移動するのにあわせて横浜に送ってもらいました。
 横浜に到着してから困ったのがHDD。98用のSASI I/Fに共立電子製SCSI I/Fを組み合わせたI/Fを使用したのですがどうしてもバスが化けるのです。結果的にはGNDが弱くノイズが乗っていたためとわかりましたが、それを調べるためサンデーネットで知り合ったKumaさんにお世話になり、自宅にまで押しかけて協力して頂きました。下の写真のケーブルはその対策のたまもので、本当は基板のコネクタを使いたかったんですけどねぇ…。
 話はさかのぼって尼崎にいたころ、NiftyのMZの会議室に「MZ-2800の8ビットスロットでZ80PIOが動かない」という書き込みがありました。その時はまだMZ-2800はなかったのでカタログ通りの返答しかできなかったのですが、横浜移動後、MZメーリングリストに入って同じ質問が(実は同じtreeさんから)寄せられました。まだ解決してなかったのか、という驚きもありましたが^^;、MZ-2500と同じはずのMZ-2800の8ビットモードでなぜ挙動が変わるか調べてみようと思いました。
 まずはtreeさんのPIOまわりだけの回路を手元で作成し、MZ-700で動かしてみました。PIOの先にLEDをつけて動きがわかるようにしてみたのですが、こちらでは問題無く動きます。次いでMZ-2800に挿してみたところ、確かにPIOは初期設定も受け付けてない様子です。
 アクセス不能であることからタイミング関係を疑いましたが、ほぼ同じタイミングと思われるMZ-2500では正しく動くという報告があらかじめあったので、どうもこれではないようです。
 地震のショックからようやく癒えた月末(遠隔地に住んでる者のセリフなので気にしないように)、ロジアナをつないでタイミング関係を見てみることにしましたが、余裕さえあるように見えます。が、ここでPIOのリセットのことを思い出しました。PIOはピン数の関係でリセット端子がなく、*RDと*IORQが"H"で*M1が2クロック以上"L"だとリセットがかかるようになっています。普通のZ80システムでは*M1が"L"の時は必ず*RDが"L"になるのでリセットされないのですが、MZ-2800の場合*RDはすでに*IORQとの論理がとられている(*IORD)ので、*M1だけ"L"になることが有り得ます。しかも、MZ-2500はM1サイクルにウェイトが入る構造になっていますので、PIOはリセットがかかってしまうというわけなのです。わかってしまえばなんてことないんですけど、カタログ通りだとわからないこともあるということですね。この調査結果はインテリジェントMIDI I/F「優音」に生かされています。この障害の対策を施しても割り込み等に影響を及ぼすことはありません。

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