NH-MZD2

 登場からMZ-1200に至るまでMZの表示系の弱さはそのままだったのですが、純正も含めていくつかそれを補うものが市場に存在しました。これはニデコの製品で、PCGのようにパターンを定義し、それをボード上のVRAMに並べることで任意の図形を表示するようになっていました。下の写真でわかるように、色はドット単位でつけられます。ボードは二階建てでかなり複雑な回路なのですが、それほど高機能ではないようですね。I/Oアドレスが変更できないのにもかかわらず、0番地から振られているために他のボード(ユーザー作成のもの)とぶつかりそうです。
 ニデコはこのボードや倍速基板の他、シャープからOEM供給を受けて自分のブランドでCRTを販売しています。今では完全独立の会社ですが、昔は親シャープのイメージがありましたね。

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