更新日: 2023 年 3 月 18 日

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CLR

クリア (くりあ)

CLR.B <ea>

68000/68010 の命令

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	0	1	0	0	0	0	1	0	0	0	モード			レジスタr

アドレッシングモードと実行時間

モード			レジスタr			<ea>	68000	68010
0	0	0	r			Dr	4(1/1)	4(1/1)
	1	0				(Ar)	12(2/1)	12(2/1)
	1	1				(Ar)+	12(2/1)	12(2/1)
1	0	0				-(Ar)	14(2/1)	14(2/1)
	0	1				(d16,Ar)	16(3/1)	16(3/1)
	1	0				(d8,Ar,Xn)	18(3/1)	18(3/1)
						(d8,Ar,Xn*sf)	-	-
						(bd,Ar,Xn*sf)
						([bd,Ar,Xn*sf],od)
						([bd,Ar],Xn*sf,od)
		1	0	0	0	(xxx).W	16(3/1)	16(3/1)
		1	0	0	1	(xxx).L	20(4/1)	20(4/1)

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N		常にクリア
Z		常にセット
V		常にクリア
C		常にクリア

解説

<ea> がメモリのとき <ea> が指すバイトを読み出します。
$00 を <ea> が指すバイト(Dr のとき最下位バイト)へ書き込みます。
結果に応じてフラグを操作します。

<ea> が Dr のとき Dr の最下位バイト以外の部分は変化しません。

68000/68010 の CLR.B <ea> の動作は TST.B <ea>;MOVE.B #$00,<ea> とほぼ同じです。

CLR.B <ea>

68020/68030/68040/68060 の命令

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	0	1	0	0	0	0	1	0	0	0	モード			レジスタr

アドレッシングモードと実行時間

モード			レジスタr			<ea>	68020	68030	68040	68060
0	0	0	r			Dr	🚧	🚧	🚧	🚧
	1	0				(Ar)
	1	1				(Ar)+
1	0	0				-(Ar)
	0	1				(d16,Ar)
	1	0				(d8,Ar,Xn)	-	-	-	-
						(d8,Ar,Xn*sf)	🚧	🚧	🚧	🚧
						(bd,Ar,Xn*sf)
						([bd,Ar,Xn*sf],od)
						([bd,Ar],Xn*sf,od)
		1	0	0	0	(xxx).W
		1	0	0	1	(xxx).L

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N		常にクリア
Z		常にセット
V		常にクリア
C		常にクリア

解説

$00 を <ea> が指すバイト(Dr のとき最下位バイト)へ書き込みます。
結果に応じてフラグを操作します。

<ea> が Dr のとき Dr の最下位バイト以外の部分は変化しません。

68020/68030/68040/68060 の CLR.B <ea> の動作は MOVE.B #$00,<ea> とほぼ同じです。

CLR.W <ea>

68000/68010 の命令

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	0	1	0	0	0	0	1	0	0	1	モード			レジスタr

アドレッシングモードと実行時間

モード			レジスタr			<ea>	68000	68010
0	0	0	r			Dr	4(1/1)	4(1/1)
	1	0				(Ar)	12(2/1)	12(2/1)
	1	1				(Ar)+	12(2/1)	12(2/1)
1	0	0				-(Ar)	14(2/1)	14(2/1)
	0	1				(d16,Ar)	16(3/1)	16(3/1)
	1	0				(d8,Ar,Xn)	18(3/1)	18(3/1)
						(d8,Ar,Xn*sf)	-	-
						(bd,Ar,Xn*sf)
						([bd,Ar,Xn*sf],od)
						([bd,Ar],Xn*sf,od)
		1	0	0	0	(xxx).W	16(3/1)	16(3/1)
		1	0	0	1	(xxx).L	20(4/1)	20(4/1)

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N		常にクリア
Z		常にセット
V		常にクリア
C		常にクリア

解説

<ea> がメモリのとき <ea> が指すワードを読み出します。
$0000 を <ea> が指すワード(Dr のとき下位ワード)へ書き込みます。
結果に応じてフラグを操作します。

<ea> が Dr のとき Dr の上位ワードは変化しません。

68000/68010 の CLR.W <ea> の動作は TST.W <ea>;MOVE.W #$00,<ea> とほぼ同じです。

CLR.W <ea>

68020/68030/68040/68060 の命令

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	0	1	0	0	0	0	1	0	0	1	モード			レジスタr

アドレッシングモードと実行時間

モード			レジスタr			<ea>	68020	68030	68040	68060
0	0	0	r			Dr	🚧	🚧	🚧	🚧
	1	0				(Ar)
	1	1				(Ar)+
1	0	0				-(Ar)
	0	1				(d16,Ar)
	1	0				(d8,Ar,Xn)	-	-	-	-
						(d8,Ar,Xn*sf)	🚧	🚧	🚧	🚧
						(bd,Ar,Xn*sf)
						([bd,Ar,Xn*sf],od)
						([bd,Ar],Xn*sf,od)
		1	0	0	0	(xxx).W
		1	0	0	1	(xxx).L

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N		常にクリア
Z		常にセット
V		常にクリア
C		常にクリア

解説

$0000 を <ea> が指すワード(Dr のとき下位ワード)へ書き込みます。
結果に応じてフラグを操作します。

<ea> が Dr のとき Dr の上位ワードは変化しません。

68020/68030/68040/68060 の CLR.W <ea> の動作は MOVE.W #$00,<ea> とほぼ同じです。

CLR.L <ea>

68000/68010 の命令

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	0	1	0	0	0	0	1	0	1	0	モード			レジスタr

アドレッシングモードと実行時間

モード			レジスタr			<ea>	68000	68010
0	0	0	r			Dr	6(1/2)	6(1/2)
	1	0				(Ar)	20(3/2)	20(3/2)
	1	1				(Ar)+	20(3/2)	20(3/2)
1	0	0				-(Ar)	22(3/2)	22(3/2)
	0	1				(d16,Ar)	24(4/2)	24(4/2)
	1	0				(d8,Ar,Xn)	26(4/2)	26(4/2)
						(d8,Ar,Xn*sf)	-	-
						(bd,Ar,Xn*sf)
						([bd,Ar,Xn*sf],od)
						([bd,Ar],Xn*sf,od)
		1	0	0	0	(xxx).W	24(4/2)	24(4/2)
		1	0	0	1	(xxx).L	28(5/2)	28(5/2)

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N		常にクリア
Z		常にセット
V		常にクリア
C		常にクリア

解説

<ea> がメモリのとき <ea> が指すロングワードを読み出します。
$00000000 を <ea> が指すロングワード(Dr のとき全体)へ書き込みます。
結果に応じてフラグを操作します。

68000/68010 の CLR.L <ea> の動作は TST.L <ea>;MOVE.L #$00,<ea> とほぼ同じです。

CLR.L <ea>

68020/68030/68040/68060 の命令

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	0	1	0	0	0	0	1	0	1	0	モード			レジスタr

アドレッシングモードと実行時間

モード			レジスタr			<ea>	68020	68030	68040	68060
0	0	0	r			Dr	🚧	🚧	🚧	🚧
	1	0				(Ar)
	1	1				(Ar)+
1	0	0				-(Ar)
	0	1				(d16,Ar)
	1	0				(d8,Ar,Xn)	-	-	-	-
						(d8,Ar,Xn*sf)	🚧	🚧	🚧	🚧
						(bd,Ar,Xn*sf)
						([bd,Ar,Xn*sf],od)
						([bd,Ar],Xn*sf,od)
		1	0	0	0	(xxx).W
		1	0	0	1	(xxx).L

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N		常にクリア
Z		常にセット
V		常にクリア
C		常にクリア

解説

$00000000 を <ea> が指すロングワード(Dr のとき全体)へ書き込みます。
結果に応じてフラグを操作します。

68020/68030/68040/68060 の CLR.L <ea> の動作は MOVE.L #$00,<ea> とほぼ同じです。

CLR.W Ar

68000/68010/68020/68030/68040/68060 の命令 SUBA.W Ar,Ar の別名

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	1	0	0	1	レジスタr			0	1	1	0	0	1	レジスタr

実行時間

68000	68010	68020	68030	68040	68060
8(1/0)	8(1/0)	🚧	🚧	🚧	🚧

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N
Z
V
C

解説

Ar の下位ワードを読み出して Yw とします。
Yw をロングワードに符号拡張したものを Yl とします。
Ar の全体を読み出して Xl とします。
Xl から Yl を引いた結果を Zl とします。
Zl を Ar の全体へ書き込みます。

オペレーションサイズはワードですが Ar の全体が変化します。

フラグは変化しません。

Ar の下位ワードがクリアされます。MOVEA.W #$0000,Ar と違って Ar の上位ワードはクリアされません。

CLR.L Ar

68000/68010/68020/68030/68040/68060 の命令 SUBA.L Ar,Ar の別名

命令コード

アドレス	15	14	13	12	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1	0
+0	1	0	0	1	レジスタr			1	1	1	0	0	1	レジスタr

実行時間

68000	68010	68020	68030	68040	68060
8(1/0)	8(1/0)	🚧	🚧	🚧	🚧

コンディションコード

フラグ	入力	出力
X	使用しない	変化しない
N
Z
V
C

解説

Ar の全体がクリアされます。

フラグは変化しません。