更新日: 2011 年 11 月 15 日
東出浩一(ひがしでこういち)さん
説明
東出浩一(ひがしでこういち)さんはバイナリ差分ファイルの作成と更新を行うユーティリティの定番である BdifSet(bdif.x、bup.x などを含む)の作者として知られています。特にパソコン通信が盛んだった頃は、更新されたソフトウェアを配布する際に通信時間を短縮する目的で BdifSet が広く利用されました。BdifSet 自身が目立つことはありませんでしたが、ユーザにとってなくてはならないソフトウェアの 1 つとして X680x0 コミュニティを支えていました。月刊電脳倶楽部 においてはディスクスペースの制約を受けながら各号読み切りの原則のために BdifSet を積極的に活用するということはありませんでしたが、主に市販ソフトウェアに対するパッチをバイナリ差分ファイルとして掲載するために bdif.x、bup.x が利用されました。このような重要なソフトウェアを公開してくださった東出浩一さんですが、2003 年 7 月 19 日、心筋梗塞のために急逝されたそうです。謹んでご冥福をお祈りいたします。
ソフトウェア
- BdifSet … バイナリ差分ファイルの作成・更新プログラムの定番