更新日: 2011 年 11 月 15 日
SCD060.X の更新履歴
説明
SCD060.X の添付ドキュメントです。
scd060up.doc
SCD060.X 更新履歴 1997.10.06→1997.10.08 ○パッチデータの修正 差分の元がシンボルなしだったため、シンボルありのファイルにパッチをあて られなかった不都合を回避(パッチをあてた結果はまったく変化していない)。 1997.10.08→1997.10.10 ○改造部分の不具合の修正 コマンド !〜 で、シェルのファイル名が画面に出る不具合(デバッグコード の消し忘れ)を修正。 __PMPrintPage が __PMPrintPage_ になっていた不具合(開発キットのバグ?) を修正。 SXCALL 〜 がアセンブルできなかった不具合(小文字対応が不完全だった)を 修正。 ○元からあった不具合の修正 10 のべき乗のテーブルの誤差が大きかったので、正確な値に近いテーブルで 置き換えた。 1997.10.10 → 1997.10.15 ○高速化 メッシュ表示を高速化。 1997.10.15 → 1997.11.12 ○ SCD.X v3.01 に対応 例外発生時に浮動小数点レジスタの保護を行う部分の FSAVE/FRESTORE がキャ ンセルされていた不具合を修正。 逆アセンブル時の実効アドレスのメモリ内容の表示で、インデックスレジスタ の処理を間違える不具合(インデックスレジスタの値の取得とスケールファクタ の計算が両方とも間違っていた)を修正。 ○追加 ステップ実行のとき IOCS 〜 が MOVEQ と TRAP に分かれないようにした。 ○変更 2 バイトの半角文字や 4 分の 1 角文字を正しく表示できるようにした。 “□”のフォントが変わってしまわないようにした。 メッシュ表示を高速化。 アクセスフォルトの表示を少し変更。 ○改造部分の不具合の修正 68060 のアクセスフォルトのスタックフレームの表示で、TM が 5 以上のとき TM の表示が 1 少なくなっていた不具合を修正。 ○元からあった不具合の修正 デバッグ中のプログラムが SCD.X が与えたユーザスタックをそのままスーパ ーバイザスタックとして使用していると、例外が発生したときにその例外スタッ クフレームが SCD.X 自身によって破壊されてしまい、例外スタックフレームの 内容が正しく表示されなかった不具合を修正。 逆アセンブルのとき PFLUSH/PFLUSHS の 1 番目および 2 番目のイミディエイ トオペランドと PLOADR/PLOADW/PTESTR/PTESTW の 1 番目のイミディエイトオペ ランドの表示がおかしい不具合を修正。 アセンブルおよび逆アセンブルのとき FDBcc と PDBcc のオフセットの計算を 間違える不具合(アセンブルのときは 2 大きすぎるオフセットを出力、逆アセ ンブルのときは 2 小さすぎるアドレスを表示)を修正。 1997.11.12 → 1998.01.18 68040 と 68060 のアクセスエラーのサイズフィールドの解釈が間違っていた ので修正(68060 のマニュアルが間違っていた)。 1998.01.18 → 1998.11.18 ○元からあった不具合の修正 逆アセンブル時の実効アドレスのメモリ内容の表示で、フルフォーマットのベ ースレジスタおよびインデックスのサプレスが処理されていなかった不具合を修 正。 レジスタの一覧表示で DFC の表示が SFC の値になっていた不具合を修正。 ○改造部分の不具合の修正 68040 のとき PCR と BUSCR が表示されてしまう不具合を修正。 68040 のとき access error の表示の LK の前後のスペースがおかしい不具合 を修正。 68030〜68060 のとき、デバッグ中のプログラムがバスエラーなどの例外で停 止するとそれと無関係なメモリ(具体的には .A6+D6〜 の 28 バイト)の内容が 破壊される不具合を修正。 ○変更 68030/68040/68060 の判別に $0CBC.w を使用していたが、自前のルーチンで 判別するように変更した。この変更で、040SYSpatch.x や 060turbo.sys を登録 していない状態でも起動できるようになった。 「access fault」を「access error」に変更。 68040 のとき access error の表示で Effective address だけでなく Fault Address も表示する。 v3.01+09(1998.11.18) → v3.01+10(1998.11.23) ○追加 起動されたデバッガの実行ファイルと同じディレクトリにデバッガの主ファイ ル名に .cnf と .hlp を付けたファイルがあれば、それが優先する。 起動されたデバッガの実行ファイル名が db で始まっているとき、コマンドの 「?」と「P?」の動作が入れ替わる。 DB.X にあった「HI:1 LS:0 CC:1 CS:0 NE:1 EQ:0 VC:1 VS:0 PL:1 MI:0 GE:1 LT:0 GT:1 LE:0 HS:1 LO:0」のような条件の成立状況の表示を追加した(要望: Syoさん)。 .SR と .CCR で SR と CCR を参照できるようにした。 XCCR にパラメータを書けるようにした。 XX、XN、XZ、XV、XC で CCR をビット毎に操作できるようにした。例えば、 「XC1」で C フラグをセット、「XC!.C」で C フラグを反転。 .X、.N、.Z、.V、.C で CCR をビット毎に参照できるようにした。この追加の ため、X、N、Z、V、C という 1 文字のシンボルが参照できなくなった。 ○元からあった不具合の修正 ! コマンドでシェルを呼び出すとき、その前後でテキスト画面の使用状況を変 更するが、これがコンソールモードでも機能してしまっていたため、コンソール モードでシェルを起動するとその後のテキスト画面の操作に支障が出る不具合を 修正(報告: 立花えりりんさん)。 XD0.D0+2 とは書けるのに XPC.PC+2 と書くとエラーになる不具合を修正(報 告: 立花えりりんさん)。 v3.01+10(1998.11.23) → v3.01+11(1998.11.25) ○変更 +10 の「実行ファイル名が db で始まっていたら…」は廃止し、? と P? を完 全に入れ換えた。?? は別個にダミーコマンドで潰されていたので復活させた。 ?? 単体のときにエラーが出ないように調整した。 ○改造部分の不具合の修正 68030 でコンソールモードで起動するとデバッガを終了したときにキャッシュ が OFF になってしまう不具合を修正(+10 から,報告:いがらしさん)。 v3.01+11(1998.11.25) → v3.01+12(1998.11.27) ○変更 条件の成立状況の表示を「HI:1 LS:0 CC(HS):1 CS(LO):0 NE:1 EQ:0 VC:1 VS:0 PL:1 MI:0 GE:1 LT:0 GT:1 LE:0」の形式に変更。 (EOF)