更新日: 2011 年 11 月 15 日
じょんぐの説明
説明
じょんぐ の添付ドキュメントです。末尾に記載されている連絡先は無効です。
jong.doc
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 麻雀ソフト《じょんぐ》 (1999/03/10版) 村田 敏幸 ──────────────────────────────────── 《じょんぐ》は, 史上最強コンピュータ雀士の研究/開発用プラットホーム ハナシハンブン を志向して制作された麻雀ソフトです (本気度50%)。 わざわざ断るのも恥ずかしいのですが, 当然, 4人打ち, また, 積み込みやカ コッチハマジ ンニングなどのイカサマは一切していません (嘘度0%)。 もっとも, 現バージョン (v1.02) はまだまだ発展途上。牌のパターンデータ を初めとする画面周りは手抜きの暫定版なら, サウンド周りは手つかず, 肝心の 思考ルーチンもおよそ最強には程遠い代物です。これらについては, 今後『電脳 倶楽部』誌上で少しずつ何とかしていきましょう, というのが基本姿勢でありま して, とりあえずは動作試験に協力するぐらいのつもりで遊んでみてください。 ━━━━━━━━━━━━━ ファイル構成 (jong102.Lzh) ───────────── jong.x 《じょんぐ》実行ファイル本体*1 jong.mem メンバー (思考モジュール) 定義ファイル jong.fac 顔グラフィックパターンデータ (Pi 形式画像ファイ ルの AR.X -a 形式アーカイブ)*2 pai.Pi 牌グラフィックパターンデータ (Pi 形式画像ファイ ル)*3 jong.doc 本ファイル jongcnf.doc コンフィギュレーションファイル*4について jong.man コマンドラインリファレンス CONFIG\*.cnf コンフィギュレーションファイルサンプル jong.usk 外字定義ファイル (USKCG.SYS 形式)*5 update 修正履歴 ──────── *1 『C compiler PRO-68K Ver.2.1 NEW KIT』のCライブラリ, および, 柳沢明氏作の Pi 形式画像ローダーモジュール (に若干手を入れた もの) を使用しています。 *2 v1.00 リリース直前に相原哲也氏に描いていただいたものです。 *3 一部パターンは X680x0 の ROM フォントを流用/加工して使ってい ます (筒子と索子に続いて萬子の萬の字を作ったあたりで力尽きた んです) ので, 著作権法上, X680x0 界外へは持ち出さないのが賢 明です (厳密には界内もグレーゾーンですが)。 *4 旧版では, オプションルール定義ファイルと称していたもの。 *5 本ファイル, および, jongcnf.doc 中ではここで定義した外字を使 用しています (ゲームの実行には不要です)。 やはり一部文字パターンは X680x0 の ROM フォントを流用/加工し て使っていますので, 著作権法上, X680x0 界外へは持ち出さない のが賢明です。 ━━━━ 動作環境 ──── X680x0 (XVI以上を推奨)*6 メインメモリ2Mバイト以上 (推奨4Mバイト)*7 Human68k Ver.2.xx/3.0x (一応, Ver.3.02 を推奨) 要 FLOATn.X ──────── *6 10MHz機では, 動作がかなり重く感じられる場合があるでしょう。 困ったことに, 今後実行速度はさらに低下する予定です。 *7 またまた困ったことに, 実行に必要なメモリ量は今後さらに増大す る予定です。 ━━━━━━━━━ インストール〜起動 ───────── jong.x, jong.mem, jong.fac, pai.Pi の4ファイル (必要に応じてさらにコ ンフィギュレーションファイル jong.cnf) を同一のディレクトリに置き, その ディレクトリに移動するか, コマンド検索パスを通すかしたうえで, A>jong で起動します。 暫時の後, 対戦相手選択画面に入りますので, 適当に3人選びましょう。 席決め, 起家決めに続いて, 最初の半荘が始まります。 なお, +demo オプションを指定して A>jong +demo で起動するとデモモードに入ります (終了は BREAK キー)。 その他, 起動オプションについては, jong.man を参照してください。 ━━━━━━ ゲームの進行 ────── 操作はすべてマウスで行います。現在, その他の入力デバイスはサポートして いません。 ○ サイコロ あなたがサイを振るべき場面では一時停止しますので, 左クリックして ください。 ○ ツモ 自動です。 ○ 打牌 捨てる牌にマウスカーソルを合わせて左クリック (というよりは, 左プ レス&リリース) します。誤った牌の上でボタンを押してしまった場合 は, ボタンを離す前にカーソルをずらせばキャンセル出来ます。 ○ リーチ 捨てる牌をポイントして, 右ボタンによるメニューから『立直』を選択 します。 ○ ツモ和がり 右ボタンによるメニューから『自模和』を選択します。 ○ 小明カン (加槓) / 暗カン カンする牌をポイントして, 右ボタンによるメニューから『槓』を選択 します。他家の槍槓がなければ, 続いて嶺上牌をツモってきますので, さらに打牌を選択してください。 ○ ロン / チー / ポン / 大明カン 他家の打牌後, 約1秒の待ち時間の間に, 右ボタンによるメニューから, それぞれ,『栄和』『吃』『※』『槓』を選択します。チー/ポン/大明 カンの場合は, その後さらに打牌を選択してください。なお, 待ち時間 が長過ぎるようでしたら, 左クリックで先に進めることが出来ます。逆 に, 小考時間がほしい場合は, 右ボタンのポップアップメニューがポー ズ代わりに使えます (が, 将来の版では, この方法は利用出来なくなる 可能性があります)。 ○ 九種※九倒牌 (九種九牌) 右ボタンによるメニューから『九種※九倒牌』を選択します。 ○ 場況 右ボタンによるメニューから『場況』を選択すると, 進行中の局におけ る, 四家の点数状況と捨て牌 (ツモ切り/手出しの区別付きで, 下線付 きはツモ切り) を見ることが出来ます。左クリックでゲーム画面に戻り ます。 ○ 得点表 第2戦以降では, 右ボタンによるメニューから『得点表』を選択するこ とで, 前回までの得点経過を見ることが出来ます。左クリックでゲーム 画面に戻ります。 ○ 牌譜 局終了時画面において右ボタンによるメニューから『牌譜』を選択する と, 終了した局の四家の手牌進行をいわゆる牌譜として見ることが出来 ます。 この、局終了時の牌譜表示機能は, 思考ルーチンのデバッグ/動作確認 を目的として, 暫定的にサポートされるものです。 ○ 終了 右ボタンによるメニューから『ゲーム終了』を選択します。 ━━━━━━━━━━━ オプションルールの設定 ─────────── 麻雀は地域やグループ特有のローカルルールが非常に多いゲームです。という 訳で, 《じょんぐ》も各種のローカルルールにオプション対応しています。 オプションルールの設定は, ゲームの起動に先だってコンフィギュレーション ファイル jong.cnf (v1.01 までは jong.opt というファイル名でしたが, 気が 変わりました・・・) をテキストエディタ等で作成し, jong.x と同じディレクトリ に置いておく, という方法で行います (その詳細は jongcnf.doc を参照)。本来, このくらいのことはメニュー選択で行えてしかるべきですし, 将来の版ではそう なる予定でもありますが, これもまた暫定仕様ということで, ご了承ください。 なお, デフォルトのルール設定は以下のようになっています (ここに挙げた項 目はみな, 特に明記されていない限り, 設定変更可能です)。 半荘戦, 2万5000点持ちの3万点返し, 1-3のウマ 喰いタンあり 先づけ可 (現在, 完全先づけルール未サポートのため, 固定) ドラ1枚めくり, 一発, 裏ドラ, 槓ドラ, 槓裏あり 聴牌連荘, オーラスのみノー聴でも親流れなし ノー聴罰符あり (場三千), 形式聴牌可 百符積み, 5本場から2翻縛り 筋喰い禁止 振り聴リーチ可, リーチ後の待ち牌見逃し可 リーチ後の暗カンは手牌の解釈を一切変えない限り可 オープンリーチあり (聴牌部分のみ, かつ, その全てを公開) ダブロン/トリプルロンは頭刎ね (三家和による途中流局なし) 九種※九倒牌, 四風子連打, 四家リーチは途中流局 四槓算了による途中流局はなし (5度目のカンは単に禁止) 切り上げ満貫なし (メンタンピンドラ1のロン和がりは子で7700点) 七対子は25符ベース2翻 平和+門前清模和は (平和が消える関西式ではなく) 20符2翻 連風牌の雀頭は (4符ではなく) 2符 数え役満あり (場ゾロ込み15翻以上) 役満は特例なく四倍満 役満同士の複合 (ダブル役満, トリプル役満, ...) あり 人和は自身の第1ツモ前に限定, 満貫扱い 流し満貫あり, 十三不塔なし, 八連荘なし 九蓮宝燈は萬子でなくとも可 緑一色は緑発がなくとも可 国士無双に限り暗カンでも槍槓可 大明カン時の嶺上開花の一家包はなし ラス親の和がり止めあり 西入なし, 同点の場合は起家優先 割れ目なし, 飛び (ドボン) なし, 焼き鳥なし 赤牌なし (未サポート, サポート未定) ━━━━━━━ 使用・配布規定 ─────── 無保証ですが, それでよろしければご自由に。 なお, 現在, ソースは非公開です。 ━━━ 連絡先 ─── 感想/要望/バグレポート等は, 以下までお願いします。 〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−17−11 ルート西池袋ビル901 満開製作所 電脳倶楽部編集部気付 村田敏幸 (EOF) Copyright 1998,1999 Toshiyuki Murata