フロッピーディスクのイメージ化 [特殊フォーマット編]
■ IBMフォーマットでない物やプロテクトが掛かった物を意地で吸い出してみましょう。
- IBMフォーマット(154トラック 8セクタ 1024バイト)以外のフォーマットを吸い出し方を考えてみます。
ここではサンプルとして Hydlide3 S.V.を使用します。T&Eさん ごめんなさい
5.25インチ = マスター / 3.5インチ = バックアップ
MS-Windows95/98/NT
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Windows上でこのディスクをイメージ化は無理です。
諦めて下さい。
Anex86では 画像のようにサポート外、 ディスクイマージュでは Windowsがフリーズしてしまいました。
ハイドライド3では 15セクタ 512バイトフォーマットで、Windowsでの読み込みはかなり困難です。(特にATマシンでは 殆ど無理と言ったほうが良い)。
逆に MS-DOS形式 (8セクタ 1024バイト)の場合は プロテクトを解除する事により Windows上で読める事が殆どです。(詳細はこちら)
PC-9801
■ NFDMAKE or MAKE_HDでイメージ化します
- DOS環境で動作します。
ノーマルフォーマット編と同様にイメージ化します。
PC-98のMS-DOSベースで動作している NFDMAKE, MAKE_HDでは フォーマットを選びません。
取敢えず(強制的でも)イメージ化します。
既にプロテクトを外してあるフロッピーの場合は、そのままエミュレータ上で使用出来るでしょう。
■ マスターディスクと複製の違い
- マスターディスクと複製では何が違うのでしょうか?
とりあえず両方をmake_hdでイメージ化してみます。
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▲マスターディスクをイメージ化 | | ▲バックアップをイメージ化 |
上のように マスターディスクでは複数の CRC Errorが発生します。
一般には CRC Errorまではコピーが出来ない為、マスターディスクに存在する CRC Errorの存在を調べて 判定します。
そしてプロテクト解除とは この 判定ルーチンを潰して 存在する筈のCRC Errorがなくても動作するようにプログラムを改造する事で、厳密には複製とは異なります。
エミュレータは実機と同様の動作をする物なので エミュレータ上でプロテクトを解除してもいいかも知れません。
T98-Next上で WizardV3を使用した所 右のようにちゃんと外す事が出来、正常動作しました。
Wizard等のバックアップツールがなくても パッチ情報があれば バイナリエディタで直接ディスクイメージを書換える事で解除は可能です。
しかし、そのような情報は現在では違法と見なされてしまいます。
■ 自力でプロテクトを外す?
- 最終的には自分で外すしかないでしょう。
合言葉は「CD 1B」です(笑)
プロテクトは容易に解除されぬよう、色々なトラップ、暗号化、デバガ封じ等色々なテクニックで固められています。
しかし、エミュレータでは それらを完全に監視出来、当時よりも容易にプロテクトルーチンを追いかける事が出来るでしょう。
幸い、Neko Project IIはソースを公開していますので、コードを追加して特定セクタのリードをチェックしたり、逆にエミュレータ側で無理矢理通すようにしたりと色々可能性はあるかと思います。
それと 2001年は FDC及びディスクイメージの強化が計られ、プロテクトを解除しなくてもプレイ出来るゲームが増えるかも知れません。
戻れません