FENIX の謎を追え
FENIX はMZ-2500 専用の OS です。 これで何ができるのか?
残念ながら、一般ユーザーには今のところあまり恩恵がありません。
なぜならアプリケーションが開発用ツールしかないからです。
ですがその分、MZ-2500 専用マシン語プログラムの開発環境としては最強クラスだとうぬぼれています。
しかし元はと言えば、BASIC が強力すぎたのが SuperMZ ユーザーの幸運にして不幸。
高速だし高機能だし、てことで、結構色々なことが BASIC で出来てしまうためにマシン語開発環境があまり充実しなかったのです。
が、FENIX が現れた以上、もうマシン語開発が苦手などとは言わせません。
ただ惜しむらくは、FENIX の最初のバージョンが出たのが既に SuperMZ が衰退し始めてからだったということ。
更に言うと、なんで私はこの御時勢に SuperMZ の開発環境がどーのこーのなんて文章を書いてるんでしょうね?
ま、まあいいじゃないか。
いまだ FENIX は開発途上中。誰が何と言おうと、MZ ユーザーが私以外一人もいなくなっても私は世界中に MZ のプログラムを後悔…あ、いや公開し続けてやる!
ガハハハハ、私がいる限り、MZ は永遠に不滅なのだぁ!!
…時々、私はこんな風におかしくなるのですがご容赦のほどを。
まあとりあえず、機能概略等に関してはこちらをご覧下さい。
初心者よ FENIX に還れ
FENIX はシェルベースで操作する OS ですから、UNIX やら MS-DOS やらの知識があればそれなりには理解できます。
でも MZ-2500 のハードにベタベタな実装をしていることもあって、用語等が実に独特です。
そこで用語集みたいな感じで初心者向けマニュアルを用意しましたので、ご覧ください。
FENIX fsh とは何か?
fsh とは FENIX のコマンドシェルです。
ユーザーからのコマンド入力を受け取って処理する、窓口というわけですな。
内部に結構コマンドを内蔵してますので、シェルだけでもそこそこのことはできます。
ファイル(特に BSD)の扱いに関しては、BASIC より強力だと思いますので、ぜひお試しあれ。
これが FENIX の内部だ!
FENIX は極力オープンな OS にしようと心がけていますので、内部の動作の仕組みやワークエリアの構造まで全て公開してしまいます。
またカーネルのファンクションでもワークエリアを直接触れるようにするなどの仕組みも提供しています。
FENIX でプログラムを組もうとする人は必見です。
…誰も見なかったりして。
FENIX の能力を暴け!
従来 SuperMZ はSVC と FNC というファンクションコールを持っていました。
それに加え、新たに FENIX では FXC というファンクションコールが加えられたのです。
さあ、一体 FXC とは何者なのか?
ぜひこの解説をお読み下さい。
FENIX 必殺テクニックが君を呼ぶ
当たり前ですが、FENIX 最初のアプリケーションは fsh です。
そして fsh は FENIX の大抵の機能を使っていると言ってもいいでしょう。
FENIX 本体に加え、そんな fsh をも作った私が FENIX でのプログラム上のテクニックについてまとめてみました。
でも大したこと書いてないので、別に見なくてもいいかもしれないっす。
君も今日から FENIX の仲間だ!
ここまで読んでしまったあなたは、もう FENIX 無しでは生きられない。
さあ、MZ を持っていなくてもいいから、とにかくダウンロードしてしまうのだ。
そうすれば、あなたにバラ色の人生が訪れること間違い無し!
MZ 用のファイルは全部テキストです。なんとかして MZ に持っていって下さい。
シリアルケーブルでつないで通信ソフトで送るというのがお手軽でしょうか。
書いてあるファイル名とリンク先のファイル名は異なっている場合があります。
同じ名前にしたかったんですが、拡張子を trs にしたりするとサーバーがバイナリだと勘違いして、受け取るマシンによっては改行コードが合わなくなるようです。
ったく。TRS 形式でのテキスト化は SuperMZ の日本標準規格と言ってもいいくらいメジャーなのに、なんで駄目なんだよ。
ちなみに、テキストには半角カナが混じっている場合があります。
特に TRS ファイルにはほぼ確実に入ってます。
別に問題無くダウンロードできると思いますけど、念のため。
FENIX 本体
詳しいインストールの仕方は、readmeを参照して下さい。
- FENIX02.trs (18KB)
FENIX 本体のアーカイブです。
下記の XTRANS で変換すれば、自己展開形式の実行ファイルになります。
それを BASIC 上で実行すると、カーネル・シェル・設定ファイルが解凍できます。
くれぐれも FENIX 上で動かさないように注意してください。
- FX_install.bas (2KB)
BASIC M-25 上で動作する、FENIX のインストールツールです。
BASIC で load して下さい。
- XTRANS.bas (11KB)
同じく BASIC M-25 上で動作する、テキストからバイナリへの変換ツールです。
以上のものが最低限必要となります。
そして以下はソース類。
FENIX およびその上で動くツールは、ソース公開を原則としています。
それは、他人のソースは遠慮無くパクろう…じゃなくて、貴重な MZ のソフトウェア資産を有効に活用していこうという意図からです。
ということで、MZ を持っていない人でも役に立つように、lzh 版を用意しました。
ドキュメント
上記の各種マニュアルのテキスト版。
同じことしか書いてませんので、別に落とさなくてもいいです。
元々、こちらのテキスト版がオリジナルです。
それを HTML に直したのが、上でリンクを張っているもの。
基本ツール
上記のソースやドキュメント類はもちろん、各種ツールをダウンロードする上でも必須となる基本ツールです。 でも私が作ったものじゃないので、派手に公開していいのか分かりません。
ということで、ソースは MZ 版しか用意していません。
- xtrans.trs (2KB)
今度は FENIX 上で動作する xtrans。
変換すると、直接実行ファイルが出来上がります。
- trans.trs (7KB)
バイナリからテキストへの変換ツール、trans です。
それだけでなく、ドキュメントや xtrans もアーカイブで一緒に入っています。
旧バージョンの FENIX と fzarc/fzext を持っていて、かつ trans/xtrans が Ver2.0 以前のバージョンである人(いるのか!?)はこちらを持っていって下さい。
- fzarc050.trs (15KB)
圧縮アーカイバ、fzarc と fzext です。
その圧縮力は lha に勝るとも劣りません。…ような気がします。
しかも CP/M 上のこの手のツールより速いと思います。
自己展開形式になっていますので、xtrans でバイナリに直したら直接実行して下さい。
ファイルが展開されます。
なお、くれぐれも BASIC 上で展開させようとしないように。
以下、それぞれのソースです。
MZ 用しか用意してません。
xtrans でバイナリに戻して、fzext で解凍して下さい。
ただし fzsource.trs の方は、xtrans でバイナリに戻した時に
ren fzsource.obj fzsource.FZ
としてから fzext で解凍して下さい。
アプリケーション
FENIX用のアセンブラやデバッガ、およびユーティリティをまとめました。
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