MZ-1X04
(MZ-700用システムキャリングケース)

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 MZ-80K/Cシリーズとして初めてオールインワンスタイルを辞めて、身軽になったからということなのかもしれませんが…なんと専用ケースが純正オプションとして発売されました。

 今見ても不思議なのですが、これでユーザーにMZ-700をあちこち運んでほしいということだったのでしょうか。パンフレットを見ても「MZ-700シリーズが収納できる」とだけ製品写真にキャプションされていて、特に使い方とかあると嬉しいこととか何も書いてないんですよね。「キャリング」というからには単なる収納ケースじゃないと思うんですが…。

 MZ-1X04にはカラーバリエーションがあり、この写真の赤モデルはMZ-1X04R、もうひとつ緑モデルがあってそちらはMZ-1X04Gという型番が付けられています。

 上蓋側の表面の右下、上の写真では薄くてほとんど見えませんが、拡大してみるとこんなものが印刷されています。アルゴマークは嬉しいワンポイントですが、なんでMZ-700と書かなかったんでしょうね。別に本体を入れるばかりがケースじゃないとか?

 取っ手とロック。アタッシュケース並みの金具がついてます。

 こちらは底面。蝶番に丸い何かがありますが、これは上蓋を一定以上開かないようにするストッパーです。

 御開帳。角度が違うだけで、当時のパンフレットの写真と似たような感じですね。

 ヒンジのところ、両端に金具があって、これ以上開かないようにしています。

 下側、つまり本体を収納する方。

 左右からマジックテープ付きの帯が出ていて、これを本体の上で貼り合わせることで固定しています。置いた感じはあまり遊びがなく、中で踊ったりはしなさそうです。

 上蓋側はポケットばかり。上の横長のポケットは電源やRGBケーブルなどを入れるもの、下の大きなポケットはマニュアルやテープ、その右の小さいポケットはプロッタプリンタの部品やボールペンを入れておくもの。

 …だと思います(説明書がないので、パンフレットの写真なんかからの判断)。まぁ好きに入れればいいんですけど。

 MZ-700本体をどけてみると、ケース内面全体にわたって装飾入りの布でカバーされています。ここ、アルゴマークとかだと嬉しかったんですがね…。

 というわけで、CE-511Cなんかと同じくエース製でした。内側の装飾はエースの(当時の)シンボルマークだったんですね。

 上蓋のポケットとか、本体を置いた時に遊びをなくする枠とか、カスタムが施されている可能性は高いですね。

 一瞬、イベントなんかにこれで持って行くと便利でかつ目立ちそうだと思ったんですが、今となってはキャリングケースが貴重な骨董品なので、傷ついたりする可能性を考えると無理ですね…。

 底面の寸法が同じMZ-1500でも収納できるかな、と試してみたんですが…。

 フタが閉まりませんでした…残念。
(フタ内側のポケットに何も入れなければ閉じることはできます。実用性に乏しくなりますが…)

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