PC-E200
早速買って見てみると、いろいろ興味深い記事があったのですが、その中でも「ポケコンと8255ボードでメカトロの世界がひろがる」と題したカラーページに心奪われました。そこには、これまでなかったスタイルのポケコン「PC-G801」とポケコン用教材で実績がある太平洋工業のボードがカラーで紹介されていたのです。 カラーページにもそれに連動する連載にもPC-G801は「学校教育用」とあって一般販売するようなことは書いてありません。ですが驚愕のスペックを見てどうしても欲しくなりました。 そのスペックとは、
その思いが通じたか、はたまた同じ思いを抱いてシャープに問い合わせる輩が続出したか、あるいは元から計画されていたのか、数ヵ月後にはこれをPC-E200として発表。同時に発表されたPC-E500と共に「Eシリーズ」として新たに展開していくという意思表示がなされたわけです。 どーしても欲しかった私ですが22000円というのは意外に高い値段で、結局は就職してから(つまり発表があって1年半ぐらいしてから)買いました。直接的なきっかけは同僚が使っているのを見たからで、またPC-1250/1251を使えば良かったとはいうもののなんとなく古すぎるポケコンを使うのに気が引けたからということもあったような気がします。 |
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使ってみるといくつか不満も出てくるもので、まぁプログラム容量としては申し分ないものの、キーというかボタンが押しにくい(なんか入力されない角度というのがあるような感じ)、筐体がちゃちに見える、電源断時に画面にノイズが走る、などという問題がありました。 左の写真もそのちゃちさを見せようと撮影したものだったのですが、あまりわかりませんねぇ…。曲線のまとめかたなどそれなりに意匠を凝らしたところが見受けられますが、筐体の合わせ目とか、もうちょっとなんとかできなかったのかな…という気もします。 |
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何回かに1回、ノイズパターンが反転して一部だけ点灯する横線、というのがあります。左の写真がそれ。いつあるかわからないので捉えるのに苦労しましたよ〜。で、このノイズって実はPC-1600Kにも見られるものなんですよね(PC-1600Kでは全ピクセル点灯みたいなノイズはありません)。そこでその様子を並べてみました。この横線は長さ・位置ともランダムで、その点も似通っています。 このノイズの原因はさっぱりわかりませんが、液晶モジュールより本体回路に原因があるとしたら、PC-E200とPC-1600Kの設計には共通性があるということになりますよね。まさかPC-E200は技術的にはPC-1600Kの延長上にあるものなのでしょうか…。 |
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それとこのカバーですが、PC-1500やPC-1600Kのコネクタカバーと色以外は全く同じものです。こんなところを流用してたなんて…。 |
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なんだかんだ言ってもそれまで持っていたポケコンに比べたら計算速度も速かったのでそれなりに重宝しましたが、C言語が使えるということでPC-G813を入手した後は実質引退。その後似たようなものを複数持っててもしかたないということもあり同僚の女の子に売ってしまいました。ですが最近ヤフオクの取り引きの流れでなぜか2つも入手(^_^;)。久々にラインアップに戻ってきたわけです。 |