MZ-1R01
(MZ-2000用グラフィックRAM1)
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まぁMZ-80B登場でようやくMZにも高精細グラフィックが!!と喜んだもののカラーでないのは他機種に比べて見劣りしていたのは事実で、それがMZ-2000でカラーになるというのがファンにとっては(またしても)ようやく他機種並みになったかと安堵したものです。もっともキャラクタ画面が1色しか使えないのはイマイチでしたが…。
キャラクタ画面だけでもカラーCRTに接続したいと思ってもこのボードがないとつなげられません。逆に、このボードによって本体にキャラクタ画面のみ、外部CRTにグラフィック画面のみという表示のしかたが可能です。最近のマルチヘッド画面のような使い方ができるというわけですね。例えば外部CRTにグラフを描き(文字もグラフィック表示させる)、本体CRTにアンチョコを表示させておくわけです。この程度のことは簡単な回路で実現できるものなのですが、2画面構成になってしまう「ハンデ」を利点にする良いアイデアだと思います。どれだけ利用されたかは別として…。
なお、MZ-2200ではこのボードそのものが3ページフル搭載で標準装備されています。
MZ-1R02
(MZ-2000用グラフィックRAM2・3)
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ところで、MZ-3500用グラフィックRAMボードMZ-1R03も同様に標準ではモノクロ1ページのみであり、オプションのMZ-1R04を増設することでフルカラー(もちろん8色ですけど)になるのですが、このMZ-1R04というのがRAMチップ16個入りで、使用しているチップもMZ-1R02と同じということで、流用がききました。目ざといショップはMZ-1R02を注文せずMZ-1R04で済ませていたところもありました。値段もMZ-1R02の2個分よりちょっと安いということでサービスにもなっていたようです(ショップの名誉のためでもないですが、知っているその店では差額をピンハネとかはしてませんでしたよ)。
![]() …ちょっと時間はかかりましたが、ようやく入手しました。右端がMZ-1R01としての標準実装分、真ん中と左端がMZ-1R02。上の写真では標準実装分がシャープ製なのにこちらは東芝製。ロットによっていろいろなメーカーの製品が採用されていたことがわかります(特にこの時代はどの半導体メーカーもDRAMやってましたからね…)。 |
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