PC-1365K
ちなみにこれ自体は実際に実務に使用していたもののようで(そりゃそうか)、プログラム実行キーにラベルが貼ってありました。入手後は丁寧にはがしてご覧の通り。 | ||
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ところで、RAMカードには保護用電池はあるし、RAMカード挿さないと電卓としても動作しないし、本体の保護用電池の役割ってなんなんでしょう…。 |
あちこちで調べても、あまり実行専用機の情報がありませんのでここに載せておこうと思います。といっても私も詳しいマニュアルを手に入れたわけではありませんので、どちらかというと解析結果の公開というものに近かったりするんですがね。
電卓機能
プログラムを止めても、電卓モードに戻ります。 |
内蔵プログラム実行機能
10:"A" CLEAR などとプログラムが書かれていたとき、RUNモードにおいてDEF,Aの順に押すと"A"と書かれたラベルの場所から実行する機能です。カシオのポケコンでは10個のプログラム領域があって、それぞれを独立したプログラムとして扱うようになっていますが、シャープのポケコンではプログラム領域はひとつです。そこで、複数のプログラムを一本にまとめる代わりにそれらを行番号で管理しなくてもいいようにラベルジャンプできるようにしてあるわけです。ちなみに、ラベルは複数文字や予約語もOKです(文字列なんだから予約語が含まれたって関係ないでしょ、と思うなかれ。ポケコンはプログラムが入力されると予約語については中間コードに変換するけれども、その後は予約語を一文字として扱うのだ。つまり、例えばエラー処理ルーチンのラベルに普通に"ERROR"と書くより、一度予約語として認識させてからダブルクォーテーションでくくるほうが4バイト節約できるというわけ。ちゃんと表示もできるから、少ないメモリをできるだけ有効に使うためによく使わせていただきました、この技)。 |
プログラムの入出力について
キーボードの左下にあるINとOUTの丸い穴は、リセットボタンのようにボールペンのように先の細いもので押し込むことで機能させることができる、テープへの入出力ボタンです。つまりは、CLOADとCSAVEがそれぞれひと押しで実行できるということですね。
プログラムはもちろんPC-1365Kで作成することは不可能ですから、PC-1360Kで作成したものを転送する必要があります。EA-128Cというケーブルを使うとポケコンどうしで直接転送が可能です。私も昔は似たようなケーブルを使ってPC-1251とPC-1250との間でデータをやりとりしていたものです…。
ただ、PC-1365Kの場合にはRAMカードが使えるので、PC-1360Kでプログラムを作成した状態のカードを持ってくればそのまま動かせます。
その他のキー
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プログラムの注意点
主に操作上の違いから、次の点に注意してプログラムを作成するようにする必要があります。
キー | コード | キー | コード | キー | コード | ||
A | 65 | 0 | 48 | ÷ | 47 | ||
B | 66 | 1 | 49 | × | 42 | ||
C | 67 | 2 | 50 | - | 45 | ||
D | 68 | 3 | 51 | + | 43 | ||
J | 74 | 4 | 52 | CL | 82 | ||
K | 75 | 5 | 53 | CE | 83 | ||
L | 76 | 6 | 54 | = | 61 | ||
M | 77 | 7 | 55 | CM | 84 | ||
YES | 79 | 8 | 56 | RM | 85 | ||
NO | 78 | 9 | 57 | M- | 86 | ||
ENTER | 80 | . | 46 | M+ | 87 | ||
% | 81 |
あとは、ハード的にもほぼPC-1360/Kと同じなので、例えばグラフィックなんかも表示できます。キーマトリクスまでは調べてませんが…。