PC-1605K
開発部隊は違うと思うのですが、種機の機能はほぼそのままにキーの数を減らして実行専用機として仕立てているのはPC-1252HやPC-1365Kなんかと同じです。特にテンキーというか数字キーが大きく作られているのは、操作性の良さを予想させます。 | |
が、よくよく見てみると微妙に違う部分があるのがわかります。ソフトキーである左下のキーが10個になっています。またファンクションキーも健在です。シフトキーもありますね。元のフルキー部分の右端にあるのは電源キーとBSキー。さらに数字キーを見ると、かけ算と割り算のキーがありません。そしてなんと起動するとコマンド待ちになります。各ソフトキーもそれぞれに割り当てられている文字がそのまま(上段:A・S・D・F・G、下段:Z・X・C・V・B)入力できます。例えば、ソフトキー右下のS10キーと、数字キーの小数点と、1以上の適当な数値を入れて入力キーを押せば、その数字の回数だけピッと鳴ります(=BEEP命令)。マニュアルを見ると、プログラムは自動実行させるようにしてくれとありますね(ARUN命令)。 そして決定的なのが、外部からプログラムを入出力するためのIN/OUTボタンがないこと。PC-1600Kのマニュアルをあまり読み込んでないんですけど、例えばシリアルポートでこういうことができる方法はないんでしょうか?PC-1605Kのマニュアルではプログラム開発用ユーティリティが別売されているとあるので、そちらにはいろいろありそうですよね。 |
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残念ながら、現在このマシンは不具合発生中でまともに動かせません。オールリセットでプロンプトが出ず、普通のリセットでやっと出ても計算とかコマンド実行で暴走状態になります。電源が落ちなかったり、落ちてもこんどは入らなかったり。メモリ関係かな…とか思うんですが、ヒマを見つけて修理に挑戦してみましょう。 |