S-OSユーザーズクラブについて

S-OSに関するサークルはこれまでいくつもありましたが、最も有名で最も長く活動していると自負していたのが我がS-OSユーザーズクラブ(以下S-OSUC)でした。現在は活動休止状態にあります。

S-OSUCは、よりS-OSに特化した情報交換を目的として創設されました。主な活動は
 
  • 会報の発行
  • パソコン通信ホスト局の運営
で、多機種展開されたS-OSの理念に基づき、原則として移植されている限り機種を問わない方針を採っていました(本部にて全ての環境を用意できていたわけではないが…)。
 

パソコン通信ホスト局「S-OS NET 大阪」

インターネット以前、パソコン通信全盛期には、S-OSUC本部にてS-OSの話題を取り扱い会員間の連絡や情報交換が行えるパソコン通信ホスト局を運営していました。ホストマシンはMZ-2500で、HDDで運用されており、ホストのソフトはBASICながら会長の手作りで、コマンド体系をS-OSに似せていたのも特徴でした。

掲示板だけでなく、ソフトが登録されているライブラリもあって、ダウンロード・アップロードが可能でした。

個人による草の根ネットなので接続ポイントが大阪のみであり、近郊以外に在住の方には使いにくかったかと思います。いくらかでも解消できればと一時期「S-OS NET 横浜」を開局しましたが、大阪本局と連携するに至らなかったが心残りですね。
 

ディスク会報「S-OS通信」

いわゆるユーザーズクラブなので、不定期にですがクラブ会報「S-OS通信」を発行していました。基本的に紙ではなくディスクメディアで発行しており、記事も全て自動起動するメニュープログラムから表示できるようになっていました(ディスク会報未対応機種ユーザーには紙でも発行していました)。

もちろん記事は日本語なので、表示も日本語でないといけないわけですが…X1turboやMZ-2500ならともかく、漢字VRAMのない機種ではどうすればいいか?

なんとS-OS通信では、漢字VRAMのない機種向けにグラフィックパッケージ「MAGIC」を使った日本語表示を実現しています。Oh!MZ誌上で発表された漢字出力パッケージ「JACKWRITE」の改良版がその役目を担います。会長は「JACKWRITE」の作者なのですからさもありなんというところですね。なお漢字ROMが装着されている場合は、字形データをディスクではなくROMから読み出すことで表示速度を稼ぐようにしています。

会報はVol.7まで発行されました。こちらでバックナンバーの抜粋をご覧いただけます。
 

●Vol.0

 

●Vol.1

 

●Vol.2

 

●Vol.3

 

●Vol.4

 

●Vol.5

 

●Vol.6

 

●Vol.7

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