いわゆる更新記録(靖間 誠PC日記兼用)

西暦2005年4月−6月分


西暦2005年7月3日 “Oxygen GVX1”

 先日ジャンク屋で発見・購入していた3DLabsのOxygen GVX1(PCI版)を色々いじってみる。

 このカードはチップ構成がGLINT R3 + GLINT Gamma G1という事に公式にはなっているのだが、実の所GLINT R3≒Permedia 3なのでOpenGL等の3D描画はともかく、2D描画などの基本的な特性はPermedia 3搭載カードのそれに準じている。

 まぁ、元々がGeForce等のハードウェアT&L機能搭載チップ登場前夜の製品なので3D描画性能は大した物ではない(チップの世代としてはRIVA TNT2やTicket to Ride IVあたりと同格)のだが、SDRAM 16MB搭載でAGP対応が基本のPermedia 3(私はPC/AT互換機用のPCI版を見た事が無い)とは違ってSGRAM 32MB搭載でしかもPCI版とあっては見逃す手は無い(苦笑)。

 更に、色々実験していて判明したのだが、このカードはPC-9821に挿してもVGA BIOS(Phoenix製)が起動を阻害せずそのままWindows 2000で使用出来る優れものであり、しかもこれまで愛用してきたRevolution IVと違ってγ値調整やDirect 3D描画、果ては動画再生支援機能まで3DLabs提供の正規ドライバでサポートされるという充実ぶり(涙)でもあるから、98で使えるPCIグラフィックカードとして考えるとI-O DATAのSavage 4系カードよりも余程素晴らしいのではないかと思う(Windows 9xでは使えないというマイナスポイントもあるが)。

 ちなみに画質は流石に高画質で知られたPermedia系の上位モデルだけあってなかなかのもので、暫くPC-9821RvII26に挿して使ってみる予定である。


西暦2005年7月11日 “GSA-4082B”

 某ショップで日立製のGSA-4082Bの新品が¥3,980で売られていたので購入。

 付属品一切無しだが、どうせ使わないのでこれでOK。

 GSA-4xxx系は今やND-35x0系と共に記録型DVDドライブのメジャーシリーズの一つと化しているが、実の所一番バランスが取れていたのはこのGSA-4082Bだったのではないかという気がする。

 GSA-4120B以降になるとCDの読み出し能力が低下しているし、そもそも2層メディアや8倍速以上で書く事がどれ程あるかといえば疑問であるわけで。

 まぁ、ベリファイのせいでどうしても時間がかかるDVD-RAMの書き込み速度が上がるのは歓迎(苦笑)だが、メディアの品質の問題や、そもそも送り出し側の転送速度維持がかなり難しい(たとえばIntel 915Gチップセットで内蔵グラフィックを有効にしていると、SATAの7,200rpm級HDDを送り出しにしてND-3500で書くと対応メディアでも16倍速は出せなかった)事を考えると、正直8倍速以上というのはあまりメリットがない気がする。

 そんな訳で、そろそろメーカー各社には速度向上だけに血道を上げるのは止めて、せめてもう少し書き込み品質をよくする方向で努力して欲しい今日この頃である。



 帰宅後GSA-4082BでSATA変換アダプタのテスト。

 ・・・どうやらホストアダプタがSiI311x系である限りはSiI3611以外ではうまくATAPI-SATA変換が出来ない様だ(合掌)。


西暦2005年7月15日 “小林古径展”

 竹橋の東京国立近代美術館で開催中の小林古径展を観覧。

 今を去ること約20年、京都岡崎の京都国立近代美術館(それとも市立の方だったか?)で彼の展覧会を観て以来、私にとって近代日本画家の中で一番好きな作家であり続けている人の展覧会だけに是非とも観覧しておきたかったのだが、会期終了間際(18日まで)でどうにか間に合った。

 「寡黙にして匂うがごとし」とは展覧会ポスター等に書かれた言葉だが、この小林古径という画家の最大の特徴はまさにその言葉通りで、完璧なまでの構成力と精緻かつ力のある描線、そしてまるで濁りというもののない色使いがもたらす清潔で凛としたたたずまいにこそある。

 今回出展されていた「竹取物語」や「伊勢物語」、あるいは「清姫」といった古典に題材を求めた華麗かつ繊細な作品群だけではなく、「香魚」や「子犬」といった日常的な風景を描いた作品でさえそれは例外でなく、鮎と茄子やかわいらしい子犬にさえ端正で静謐な空間をもたらしてしまうのだから、これは最早異能と言ってよいレベルだが、何よりこの「描かずして無をそこにあらしめる」ある意味絶技という言葉に相応しい構成力こそがこの偉大な画家の最大の魅力であり、そうであるが故に私は惹かれてやまない。

 ちなみにこの展覧会は7月26日から京都で巡回開催予定なのだが、叶うことならば帰省時にもう一度観たいと思ったことであった。


西暦2005年7月25日 “マシンの更新”

 ここしばらくマシンの不調やら多忙やら体調不良やらが累積してここの更新を怠っていたが、とりあえず生きてます。

 その間にトラブル続出に業を煮やしてAT新一号機のマザーボードをThunder K8WからThunder K8WEへ換装し、これに伴ってグラフィックカードをELSA製GeForce6800+256MB RAM搭載PCI Expressものに、電源もZippyの600W級のものに、と限りなく新造に近い改修工事を実施した。

 Thunder K8WEはSCSI無し版を選択したが、これは手持ちのASC-29320-Rがもったいないのと、オンボードの53C1030のバス接続位置がどうもよろしくないように思われたためである。

 まぁ、予算が出なかったというのもあるが、今後を睨むとこれで良いのではなかろうか。

 こうして総入れ替えを実施した結果、このマシンはかなり快調に動作するようになっており、これでこの夏は乗り切れそうである。

 ちなみにAT新1号機でのnVIDIA製チップ搭載グラフィックカードの使用はThunderboltを使っていた頃に挿していたSPECTRA 8800(GeForce2 Ultra搭載)以来久々で、しかも初のPCI Expressカードという事で興味津々だったのだが、いざ使ってみると本当に普通のカードで、動画再生支援機能がかなり良くなっている事以外には特に感想らしい感想も無い(苦笑)。

 無論、前任のRADEON 9800 PROよりは世代が新しい分、速くなってはいるのだが・・・。

 p.s.今回の換装はThunder K8Wが原因ではないので念のため。


西暦2005年7月26日 “マシンの更新II”

 先日購入していた「POSTしない」、つまり起動しないという触れ込みのS2665ANF Thunder i7505(とある店のジャンク箱にあった)にXeon 2.4GHzと256MBのPC2100 CL=2.5 Unbuffered DDR-SDRAM DIMMを2枚、それからZX10に入れていたグラフィック・SCSIカードその他を突っ込んで起動テスト。

 ・・・あっさり動いて拍子抜けした(苦笑)。

 恐らく勝因はAT新1号機からの発生品であるSSI-EPS12V電源(PCSA-470P-E2S / Nipron)を使った事かと思うが、何にせよまともに買うと中古でも3万オーバーの高級品(何しろ“Thunder”の名を冠する板だ)がその約1/10の価格で入手出来たのだからめでたい話ではある。

 CPUは予算の都合上とりあえず1発で済ませているが、Net Burstアーキテクチャがいかにスカスカで頭の悪い代物であるとは言っても2.4GHz駆動ともなれば相応に高速で、ついでにHyper Threadingも有効になっているとあれば、セカンドマシンとしては申し分ない感じである。


 コトブキヤの「青の騎士ベルゼルガ物語」ワンコインフィギュアが出ていたので買ってみる。

 ・・・ううむ、凄く出来が良いなぁ(溜息)。

 TV版「装甲騎兵ボトムズ」のファン(というか原理主義者)には甚だ不評であった藤田一巳デザイン全開の「テスタロッサ」(上写真の青い奴)はやっぱりオーパーツ的な印象(頭身をもう少し伸ばせばZガンダムに出演できる(笑))なんだが、実はこれは同時期に彼がデザインしたもう一つのオーパーツである「タイラント・ソード」と双璧をなす模型化難度マキシマム(苦笑)の絶妙かつ複雑怪奇な構造の逸品で、よくぞこのサイズでここまで再現したものと思う。

 ちなみに今回は「ブルーナイト・ベルゼルガBTS」、「シャドウフレア」(黒い奴)、「ファニーデビル」(黄色い奴)、「カラミティドッグ・ブルーバージョン ゼルベリオス」、そしてこの「テスタロッサ」に加えてシークレット(原作読んだ人間にはシルエットでバレバレだね)の6種のフルカラーVerとウェザリングVerで合計12種類となっているのだが、もし次があるなら「1型装甲兵士(W1)」、「ポッドベリー」、「ホイールドッグ」、「ライジングトータス」、「ベルゼルガBTS II」、でもってシークレットで「レグジオネータ」(出来れば幡池版じゃなくて藤田版のVAN VEELベース仕様でデザインを新規に書き起こして貰って)を切望という事で一つ。

 まぁ、個人的には「ノヴィガゼル」や「フィアダンベル」、それに「カラミティドッグ」のグリーン/レッドバージョン等のFXシリーズや「グラバール」のような3巻以降登場の新世代機が好きなんだが、その一方で「クレバーキャメル」や「オクトパ」の様なミッシングリンクな旧型機も大好きな訳で・・・。


西暦2005年7月27日 “Xeon on ZX10”

 成り行きから思いがけず強力マシンになってしまったZX10を色々動かしてみる。

 まぁ、現状のメインマシンは色々な意味で反則仕様なのでこれと比較してどうこう、というのはかなりアレなのでやらないが、流石は新品の実売価格が今も5万する高級品(調べて驚いたのだがまだ売っている店がある。ちなみに、発売時は7万以上していた様だ)だけあってThunder i7505の出来は最高で、先日売り飛ばしたThunder K8Wであれだけ手を焼いたRADEON 9800 PROがすんなり動いている(しかも何気にThunder K8W時代より速い気がする)事や、SUPER PIIIDMEの様に兇状持ちのMRH-SやCPU周辺の粗悪ケミコンのせいでいつ青画面で落ちるか判らないという恐怖が無い事(いや、本当はそれが当たり前なんだが)などを含め、かなり満足度が高いマシンである事は確かである。

 Intel製CPU、特にNetBurstアーキテクチャのコアを搭載するPentium 4/Xeonについては回転数(=コアの動作周波数)命でトルク(=1クロックあたりの命令実行数など)を向上しようという努力をほぼ放棄したその頭の悪い体育会系の様なデザインコンセプト故にあちこちから叩かれている(まぁ、錦の御旗だった高クロック化が熱問題に阻まれて伸びなくなったしねぇ)訳だが、それらを含む同社製CPUに対応する純正チップセット、特にE75xx型番のサーバ/ワークステーション向けのそれらの出来が良い事だけは嫌でも認めざるを得ない。

 問題があるとすれば、それは同社による市場独占の弊害で各製品の値段が高い事で、それあるが故に私はIntelという会社に好意を抱けないでいる。

 かつて経世済民の学問の徒であった頃に私は市場における独占とそれがもたらす恐ろしい弊害を学んだが、その時に得た知識に照らす限り、Intelの行動原理はまさに市場独占とそれによる自社にのみ都合の良い製品供給システムの構築を目的とするものであるとしか見えない。

 それがもたらすものは最終的に市場の衰退と荒廃、そして消費者に課せられる、市場メカニズムが健全であれば決して支払う必要のない価格の上乗せ(Intel税とでも呼ぼうか(笑))だけである。

 考えてみればいい。もしAMDが存在せず、Cyrix程度の微力な互換CPUメーカーしか存在していなかったなら、我々は未だPentium IIしか知らず、数年後に訪れる64bit OS時代をようやくGHzのオーダーに到達したばかりの高価なItanium搭載マシンと共に迎える、といった悲惨な状況に陥っていた可能性すらあったのだ。

 競争のない場所においてはまともな技術革新が起きないのは過去の技術史の指し示す通り(航空機がもっとも発達したのが第一次・第二次世界大戦期であった事などはその良い例である)で、Intelがいかに主張しようとも同社だけが独占的な支配力を行使する市場で、彼らが独善的にならずに真に革新的な製品を送り出せる訳がない(何しろトランスメタ登場までは熱くてろくにバッテリの持たないPentium 4搭載ノートPCを当然のように押しつけて、低消費電力CPUを切望する日本メーカーや顧客の声に耳を傾けなかった様な会社だ、あそこは)のである。

 だからこそ、私は可能な限りIntelではなくAMDの製品(およびそれを搭載した製品)を選択する(無論、コストや性能面に致命的な問題がある場合は話は別だが)。

 結局のところ独占を企てる企業に対して消費者が取り得る対抗策は、「一見良さそうな製品でも、その企業の企図を見極めて悪質な市場独占の尖兵となる様な場合にはその購入を拒否する」事位しか無く、それは一人一人が地道に粘り強く行ってゆくしかない。

 問題は、その見極めが凄く難しい事と、一般的なマスコミは口でなんと言おうが所詮、(広告を沢山出してくれる)独占者の提灯持ちでしかない(その意味では恐らく先日のAMDの主張は正しい。まぁもっとも、世の中では基本的に本当の事や正しい事より会社や雑誌のメンツの方が大事なので、あの一件に関する限りAMDは各紙で叩かれ放題である(嘲笑))為に、客観的かつ公平な情報を入手するのが非常に難しい事なんだが・・・。


西暦2005年8月1日 “疲労困憊”

 ここ数日の間に世間では隅田川花火大会とやらがあったりしたそうだが、シフトの関係で黙々とバイトに励んでいた。

 おまけに夏バテなのか食欲がかなり減退しており、休日になった途端一気にダメージが体に襲いかかる事となった(合掌)。

 いい加減ここの更新もやらないと、とは思うのだが何しろ身体も頭もロクに働かない様な状況なので先行きは不透明である。


 そういえば先日JR西日本の321系通勤電車の試運転が報じられていた。

 そう、あの尼崎の事故で脱線した207系の後継車として近畿車両が一括受注して建造を進めていた車両である。

 この車両については編成がMc-M-M-M-T-M-Mcという一見恐ろしくM車の比率が高い構成となっているのだが、これは1輌に2つある台車の片方を付随台車にして片方だけに電動機を装架するという、小浜線や加古川線の電化開業に合わせて新製投入された単行運転用125系電車と同様の特徴的な構成となっている為、実際のMT比は0.5*6:0.5*6+1=3:4となり既存の207系と同じ値となっている。

 125系の足回りは東洋電機技報第109号(同社webサイトで125系に関する部分が公開されている)の記事でも解説されている通り、高耐圧IGBTによるVVVFインバータ制御器で新快速用の223系2000番台や207系2000番台と同じ出力220kwのWMT102B主電動機を個別にベクトル制御する、という仕様になっている。

 これは125系の場合は単行運転用として計画された車種であるが故に、最新の223系や207系と共通の台車や主電動機などを使い、しかもMT比を適切に保ったままで故障時の冗長性を確保しようと思うと自ずとこのような構成を採るより他無かった、という背景事情があって採用されたものであるが、どうもこの構成はJR西日本には余程具合が良かったらしく、この321系で本線系についても全面採用となった訳である。

 321系のこのあたりの類例の無い仕様、およびJR西日本ならではのオーバースペック気味の走行性能を実現する機構の搭載についてはあちこち(特に関西圏の輸送事情をまるで理解していない関東圏のマニアなど)から非難や批判を浴びせられている様だが、既存の207/223系が降雨時などに(編成各車の乗車人数の偏りもあって)空転を頻発し、その影響で結構大きなダイヤの乱れが生じていた事や、この構成ならば編成長の伸縮による編成全体の走行性能の変化が殆ど発生しない事、各車の搭載機器の画一化による生産・保守コストの大きな低減が得られる事、それに再粘着特性の改善のみならず回生制動失効時の空制を駆動台車の踏面ブレーキではなく自車の付随台車に搭載されたディスクブレーキに振り分けられる、といったメリットのあるこの方式はある意味において非常に合理的で、固定編成を前提に編成トータルでのコスト削減を重視するJR東日本のE231系とは対極に位置する設計思想と言える。

 一極集中型の構造を持つ大都市圏であり長大編成での固定的な運用で事足りる関東圏と、網の目状の分散型の都市構造や有力な私鉄が平行して複数存在する路線網を擁し、輸送需要の変化に動的かつ迅速に対応する必要がある関西圏とでは根本的に求められる仕様が異なっており、それぞれが別の最適解を求めるのは当然の話だと思うのだが、あの事故のおかげでそういう本質的な部分を無視してJR西日本の揚げ足取りに終始するような論調がはびこっているのは正直いかがなものか。

 私の個人的な見解として、207系をはじめとするJR西日本の自社オリジナル電車の設計に根本的な欠陥は無く、故に207系と同種の車体構造を備える321系電車についても大幅な改設計を必要とするとは思っていない。

 以前も書いたが根本的にはあの事故の問題は速度照査機能の無い旧型のATSをJR、運輸省→国土交通省、それに各社の労働組合(大きく声を上げるべき重要な問題で満足な活動を行わなかった彼らの責任も重い)の3者が放置し続けてきた(時間は17年もあった)、というその一点にこそあって、一部の自称「識者」あるいは「技術評論家」が唱えている鋼製車体への回帰を含む車体の側面強度の大幅な向上を、という説はむしろ重心の上昇(床下に機器の無い制御車や付随車で重い鋼製車体、それも側面の強度を上げるために補強を徹底するとなると重心位置が上昇するのは確実である)や軌道に与える負担の激増などかえって危険な状況を引き起こす可能性が高いのではないか?

 鉄道という大規模な輸送システムにおいては、その根本的な行動原理としてフェイル・セーフを厳守する必要があるのは言うまでもないが、保安システム側でヒューマンエラーの回避策を講じることで解決が付く問題まで車輌側に求める、というのは本質的ではないと思うのだが、どうだろうか。


西暦2005年8月4日 “トリプルコンボ”

 ここ3日ほど、絶不調で寝込む。

 頭痛、発熱、下痢のトリプルコンボで、部屋から殆ど出られなかった。

 この暑さで体力がかなり低下していたから、恐らくそれが主因だとは思うが、最悪の状況である。


西暦2005年8月6日 “2型61号”

 2型61号、一応竣工。

 S2665ANF Thunder i7505 / TYANS2895A2NRF Thunder K8WE / TYANそしてLSI22915 HP / LSI Logicの3項目を新規追加。

 その他色々細部の修正やら何やらも行っているが、例によって例のごとく既に忘却の彼方である(合掌)。

 また、新規項目についてもここ最近の多忙と絶不調とが重なって未整備もいい所だが、内容については今後追々拡充の予定である。


西暦2005年8月7日 “PX-R820Ti”

 ジャンク扱いでPlextorのPX-R820Tiを格安入手。

 TLA#は#0303でどうもOEMか何かとして他社に供給されていた製品らしいのだが、実はこのドライブ、フロントベゼルが黒(トレイは通常のアイボリー)で成形されている。

 Plextor製SCSIインターフェイス対応ドライブで言えば他にPX-40TSUW等の海外向けバージョンの一部に黒ベゼルの製品があった事が知られているが、CD-R/RWドライブというのは初耳(PX-W8220Tiベースの業務用モデルであるPLEXMASTER系はトレイを含めて黒いそうだが)で、しかもそれが名機R820Tとなると見逃す訳にはゆくまい(笑)。

 まぁ、流石に同じ型番のドライブを6台も持って一体何をするのかという話もあるが、PX-R820TやCDU948S(3台) に関してはこれだけ持っていてもまだ欲しくなるから不思議である(苦笑)。


西暦2005年8月14日 “捕獲失敗”

 ジャンクで格安出物があったPC-9801RX21を捕獲失敗(泣)。

 先日もPC-9801RA51をゲットし損ねたので、これで2度目の失敗である。

 何で今頃そんな古い機体を、とお思いの方もおられるかも知れないが、実はこれはV30搭載98の実機が欲しくて探しているもので、V30搭載機は最終世代となるPC-9801UR・UF・PC-98GSあたりでも1991年末頃登場となる為、製造後少なくとも12年を経過した現在ではその入手はかなり厳しくなりつつある。

 この場合ベストはPC-9801RA21/51なのだが、実の所V30搭載という一点が重要なので、極端な話PC-98GSでもPC-98RLやPC-98XL~2あたりでも構わない(厳密にはこれらはV30モードでもグラフィック周りが微妙にPC-9801RA21/51完全互換ではないのだが・・・)という方針で時々思い出したように探しているのだが、大学時代に捨てられようとしていたPC-9801RA2を救わなかった罰が当たったのか、それともせっかく入手していたPC-9801T(これもメインのi386SXに加えてV30搭載)を深く考えずに後輩のI君にあげてしまったのが98の神様のお気に召さなかったのか、どうにもこの辺の機種にはご縁がない。

 これまで私はMate AではAn/Af/As3/Ap3、Mate X以降でもXt/Xt13/Xt16/St15/St20のタワー筐体機には皆目ご縁がなかったりしたが、どうもこういう物にも巡り合わせという物があるようだ(苦笑)。

 どこかにV30搭載98デスクトップ機(但しU2だけは不可)の出物、転がってないかなぁ・・・(爆)。


 98で思い出したが、先日地獄の様なスケジュールで書いたダイアプレスの「懐かしのPC9801&8801完全制覇」(全体の少なくとも半分、というかメインであるNEC系のハード解説&エミュレータ紹介などは大体私が書いた)は、目次にある項目がごっそり1つ欠落(工業用98の項が抜けている。ちなみにこの項については私は確かに書き上げて納品した(苦笑))していたり、誤変換がそのまま残っていたり、ダブりがあったり、あるいは括弧が閉じていなくて意味がわかりづらかったり、といった悪夢の様なステキな状態で上梓されたにもかかわらず、発売から1ヶ月以上経った今も尚、ラオックス ザ・コン館の週間PC関連書籍売り上げランキングで8位(こないだ確認した時は11位だった)と書いた側の予想を上回る売れ行きを示し続けている様だ。

 実の所、メインで書いた2人(私を含む)はこれが売れることには戦々恐々(何しろとんでもない突貫工事だったので・・・(合掌))なのだが、ともあれこれで特にスケジュール面でかなりご迷惑をおかけしたダイアプレス編集部に顔向けできるという物である。

 正直、これについてはリライトしたくて仕方がないのだが、果たしてその機会があるかどうか・・・。


西暦2005年8月17日 “疲労困憊”

 夏風邪を引いたのか、微熱では済まない状況の中、バイトへ行く。

 今担当している仕事(某ショップのサポートコーナー)が2人体制なので、相方のT氏が公休の今日と明日に関しては休むと大変にマズい、という事で出勤と相成った。

 幸い本日は盆休みあけという事で無理しなくて済んだが、明日以降を考えると少々不安である。


 予約録画してた番組がHDDに十分な空き容量があったにもかかわらず録画失敗している事が判明(怒)。

 今使っているキャプチャボード(MTV3000W)の録画ソフトであるFeatherはかなり前からバージョンアップもされず放置プレイ状態が続いている(新型が出てそちら用のソフトのメンテをやり出すと、その後の状況の変化でどんなに旧型用ドライバやユーティリティに問題が発生するようになっても放置して手を付けない、という完全に既存客を舐めた真似をする悪癖がCanopusにはある。およそ安いとはとても言えない様な高価な製品でも平気でそれをやるので、私は正直Canopusのソフトウェアには好感情が持てないでいる)上、細部で結構問題がある厄介な代物なのだが、他社のものとは違いCanopusのハードウェア製品は原則的に同社製ドライバ/ソフトウェア以外での利用が全く想定されていないため、ハードを買い換えるという強行策を除き、この種の問題の回避手段は事実上存在しない。

 だが、他社の同系統の製品にCanopus製品とまともに張り合える製品が皆無なのもまた確かで、結局はCanopusの後継機種を買って代替し、問題を先送りする羽目に陥ってしまうのである(滝汗)。

 ・・・この悪循環は何とかならないものだろうか。


西暦2005年8月20日 “諸般の事情”

 諸般の事情でGLADIAC 940(GeForce6800搭載、RAM 256MB)を売却してWinFast PX7800 GTX TDH MyVIVO(GeForce 7800 GTX搭載、RAM 256MB)を導入。

 ・・・理由はお察し下さい。

 世の中事情は色々である。


 それはともかく、新カード装着時にふとした思いつきからnForce Professional 2050側のPCI-Expressスロットにこのカードを挿してみたところ、MTV3000WのFETHERによるキャプチャ動画のオーバーレイ表示が正常に表示されない事が発覚した。

 これは別に不良とかそういう事ではなく、単純にS2895のnForce Professional 2200+2050というチップ構成がもたらす、CPU間のHyperTransportを余計に経由する事に伴うレイテンシ増大が表面に現れただけの話で、つまるところこの2チップ間のデータ送受信によるレイテンシ増大は我々が思うよりもかなり大きいのでは無かろうか。

 そう考えれば、Socket 939/940用チップセットにグラフィック統合型の物が殆ど存在しない理由も納得がゆくという物で、また、GeForce 6200のTurbo Cache技術でもフレームバッファだけはカード上に確保している理由も恐らくHyperTransport経由とする事によるCPUの向こう側にあるメインメモリへのアクセス時のレイテンシ増大がかなり大きいせいなのだろう。

 さしあたり2050側PCI-Expressスロットにプライマリとなるグラフィックカードを挿す必然性は事実上皆無だから、これが問題になる事はないだろうが、色々考えさせられる話ではある。


西暦2005年8月26日 “Intellistation M Pro”

 格安ジャンクでIBMのワークステーション、Intellistation M PRO(6850-5W5)をゲット。

 グラフィックカードを抜いた空きスロットから覗くと一頃のi860チップセット搭載マザーボード特有のMEC(MRH-Rを2つとRIMMソケット8本を搭載するメモリボード)が見えたのと、筐体があまりもステキな出来だったので購入したのだが、18kgというあまりに凶悪な重量に運搬で挫けそうになった(苦笑)。

 で、仕方なく手近の店でキャリアを購入してそれに載せて運んだのだが、それでも地獄の様な道のりであった(合掌)。

 帰宅後に分解してみて判明したのだが、凶悪な自重は専用仕様の480W電源(内部が完全2層構造で、厚手の銅板をシールドに用い、しかも全長が普通の電源の大体3割増しというAcBel製の超大型電源)が最大の原因であった。

 まぁ、筐体そのものも非常識な程に堅牢な造りで、それも自重増大に大きく影響しているのだが、どちらも高品質の裏返しという事で、これはこれで非常に満足である(苦笑)。

 ちなみにマザーボードはMicroStarのMS-6508 860D Pro(MECはMS-6942)で、これはちょっと予想外であった。


西暦2005年8月27日 “Intellistation M Pro(続)”

 昨日に引き続きIntellistation M Proをいじってみる。

 CPUはXeon 1.8GHz(SL5Z8:L2C 512KBでHyperThreading対応)を1基、RAMは三星のPC800-45 64MB品を取りあえず4枚、それぞれ中古で購入し、各種拡張カードやドライブ等はzx10から転用した。

 オンボードのAIC-7899からCD-ROMブートが出来ないのは予想外だった(ATAPI CD-ROMドライブからは出来る)が動作そのものは快適で、殊にRIMMのレスポンスの良さはちょっとした驚きであった。

 先日Thunder i7505で同じコアを使うXeon 2.4GHz(但しFSB533MHz版)を試していたからこの時期のXeonそのものの挙動はある程度予想出来るのだが、DDR-SDRAMと比べてRIMMの応答性がここまで良いというのは想像以上であった。


西暦2005年9月1日 “Intellistation M Pro(続々)”

 予想以上に良い感じのIntelliStation M Proに64MB RIMMをもう1セット4枚追加してメモリ512MB化し、ついでにAT新1号機からST318406LW “Cheetah 36ES”(Ultra 160 SCSI 10,000rpm 18GB)を徴発してHDDを増設。

 Windows XPマシンならばメモリは1GB欲しい所だが、事実上録画編集/IRC専用でWindows 2000 Professionalを入れているこのマシンでは、差し当たりこれだけ積んでおけば問題あるまい。

 HDDについては本当は適当な容量のSATA-HDDでも入れるのが正解なのだと思うが、そうなるとSATAカードも要る為、とりあえずオンボード搭載されているUltra 160 SCSIコントローラを有効活用する事にしている。

 正直、購入時にはここまで使えるとは思っていなかったのだが、このマシンは本当に拾いものであった。


西暦2005年9月7日 “Phase Shift Down”

 ここ暫く多忙と体調絶不調で地獄でございました。

 ここの更新もちまちま進めてはいるが、そんなこんなで思った様には進んでいない(合掌)。


 中古無保証のPX-W8220Teを\300でゲット。

 ・・・とうとうそこまで値下がりしてしまったのか、と感慨にふけった事であった。

 ちなみに中も外もTLA#0101であった(喜)。

 なお、このドライブチェックでRvII26を使ったのだが、その際ついでに挿してみたSoundBLASTER Live! 24bitのドライバがRvIIのWindows 2000では全く認識されない事が発覚した。

 そんな訳でこちらについては現在善後策を検討中である。

 まぁ、善後策と言ってもせいぜいEnvy24HT-S搭載カードに換える位しか手段は無さそうなのだが(苦笑)。


西暦2005年9月20日 “PC-9821Xv20/W30”

 某中古屋で「ジャンク\2,000」としてPC-9821Xv20/W30が出ていて、余りのもの悲しさに即ゲット(合掌)。

 何やら脊髄反射で買った様な気もするが、Xv20だから仕方ないという事にしておこう。

 そういえば以前S-FanのT先輩からこの機種の一式を貰えるという話があった様な気がする(書いていて思い出した)が、私ですら忘れていたのだからきっと先輩もお忘れの事だろう(苦笑)。

 で、帰宅後バラしてみて、以前持っていた(そして今は後輩のM君の部屋にある筈の)PC-9821Xv13/W16には付いていなかったVRM(PUD70 / MURATA:ソケット5〜7時代の古い規格のもの、それも3.52V単電圧出力仕様でPentium Pro以降のVRM 8.x系とはソケットからして異なる)がちゃんと搭載されている事に気付いて何となく嬉しくなった。

 ちなみにHDDは死亡していたらしく抜き取り済み(幸い専用マウンタは残されていた)で、メモリは16MBx4実装、ついでにMillennium 4MBと本体をつなぐ短い純正RGBケーブルもちゃんと搭載されたままだった。

 まぁ、標準搭載HDDははっきりいって載っていても使わないモノ(実際Ra266に載っていた3GBドライブは外したまま放置プレイ中である)なので特に困らないが、CPUを見て厄介な問題がある事に気付いた。

 そう、今となってはソケット7用CPUアクセラレータあるいは電圧降下下駄、いやそもそもそれ以前にソケット7のCPUそのものの入手がかなり難しくなっているのだ。

 Xv20を入手したからにはK6-III 400MHz以上を搭載したいところだが、夏前に格安で入手していたPK-K6HX400(K6-III 400MHz搭載)は深い考えもなく某moliceの人(Xv20使いで、あのHK6-MS600P-NV4を死蔵しているくせにこれを欲しがった)にあげてしまったので、文字通り後の祭り状態である(合掌)。

 ・・・よもや今頃になってソケット5/7系の98をゲットするとは思っていなかったからなぁ(溜息)。

 そんな訳で当分はソケ7下駄+CPUかCPUアクセラレータを探す事になりそうである。


西暦2005年9月24日 “Nav Katze”

 かなり久々にアルバム「Nav Katze」のCD(後に1986 - 1987というタイトルで再発された方じゃなくて、懐かしいSWTICH 45R.P.Mの紙製ジャケット入りの方)を引っ張り出して聴いてみる。

 Nav Katzeというとあの同人ゲーム「月姫」の「Plus Disc」のお陰でミニアルバム「OUT」を筆頭とするメジャーデビュー後の曲の方が余程有名になってしまったが、こうして改めて聴き直してみると、やはりこのインディーズ時代の総集編として発売されたアルバムに収録された各曲のドライブ感(特に印象的な飯村直子のギター)やちょっと他にない感覚の歌詞が刺激的で好きだ。

 このロックな路線から後のアコースティックな路線への転換は、その間に挟まる「LES ENFANTS」や「Adventures In Turn To The Pop」といったオムニバスアルバムに収録された彼女らの演奏を聴けばリニアにつながっている事が判るし、その変化にはある種の必然があった事も解るのだが、すっかり毒気の無くなったメジャー第1作「歓喜」を発売直後に聴いて(確か大阪の中津にあった某予備校の寮で聴いたのだったか)釈然としない気分になったのを今も鮮明に覚えている。

 そんな訳で数年ぶりに改めてちゃんと聴いたこのアルバムだが、歌詞を追う内に思っていた以上にそれが「月姫」に影響を与えていた可能性が高い事に気付かされた(苦笑)。

 まぁ、他の選曲を考えると作者の奈須氏が「OUT」だけを聴いていた訳は無い(世代的に近いせいもあろうが何気に聴いてた曲が重なっている)だからある意味当然かと思うけど、これは寧ろあの異様な歌詞をディスコンストラクトしてああいったゲーム世界の構築に活用した彼の才を賞賛すべきなのだろう。

 ・・・何やら余計な事ばかり考えていたが、それはそれとしてやはりこのアルバムが好きだった自分を改めて再確認した一時であった。


西暦2005年10月2日 “Ra20”

 諸般の事情でPC-9821Ra20/N12を入手。

 Socket8搭載で、ATX電源搭載PC-9821シリーズの始祖となった重要な機種だが、ITF-ROMに嫌なCPUチェックが無いという事で入手した。

 そんな訳でRa266とこれとを入れ替える事にしたが、何というか虚しい限りである。


西暦2005年10月20日 “雷撃再び”

 某ネットオークションでS1837UANG Thunderboltをゲット。

 ボード本体とバックプレート(実はこれが非常に重要)のみであったが、値段が安かった(送料入れても今時の440BX/GX Dual対応マザボ(SCSI無し)の中古価格相当だった)ので無問題。

 まぁ、元の一式コンプリートがあればそれに越したことはないけど、何よりこのボードが再び手に入ったのが非常に嬉しい。

 何と言っても、当時かなり駄目なオーバークロッカーだった私の方向性というかマザーボード観を一変させた「はじまりの1枚」であるし、440BX/GX搭載マザボの一つの到達点でもある1枚なので、いずれはもう一度、と思っていただけにこれは僥倖であった。

 で、肝心のボードそのものについてだが、やはり非常にステキな出来で、性能的には今更という感は否めないが、何というか額に入れて飾っておきたいような気分である。

 まぁ、それは冗談としても、一応動作確認ということで一通り組んでPIIIDMEの代わりにZX10筐体に入れる事にした。

 問題はCPUで、とりあえず暫定でSocket 370のPentium III 850MHzをPL-iP3/Tに載せて挿してあるが、やはりいずれはPentium III 1.0GHz(FSB100MHz版)が出来れば2つ欲しい訳で・・・。


西暦2005年10月21日 “縁あるモノ”

 昨日入手したThunderboltのグラフィックカードをどうしようかと悩んで秋葉原を徘徊していたら、某中古屋でNumber Nine最後のオリジナルグラフィックチップであるTicket to Ride IV(T2R4)を搭載したRevolution IV SDRAM 32MB AGPを発見したので、速攻ゲット。

 時期的にはThunderboltの出始めと重なるくらいの頃の製品で、しかもNT 4.0重視(つまりDualプロセッサマシン向け)で開発されていたものであるから、丁度お似合いだろう。

 昔から何か一つアイテムを手にすると、それに適するパーツの出物が向こうから飛び込んでくるようにして現れるという怪現象(大学時代の某先輩曰く、「それは縁だ」とのことである)が起きることがあったのだが、これはその最たるものだろう(笑)。

 そんな訳で、Thunderboltを組み込んだZX10はRevolution IV+Voodoo2 SLIという当時のハイエンド構成で行こうかと考えている。

 ま、実効性能でいったらその3枚よりRADEON 8500(ただしVGA BIOSを9100のものに書き換えないとThunderboltでは動かないが)を1枚の方が余程快適なのだけど、それこそご縁があった訳だからそれは大切にしないといけないだろう(苦笑)。


西暦2005年10月22日 “縁なきモノ”

 GeForceFX5900XT搭載のAGPグラフィックカードが新品で在庫処分されていたのをIntelliStation用として購入したが、チェックで3DMark03を動かすと画面にノイズが出た為、あえなく初期不良返品(代品が無く交換も出来なかった)となった(合掌)。

 ・・・縁がないとはこういうことを言うのであろうか(溜息)。

 ちなみに、この関係でRADEON 8500板はIntelliStationに返り咲いたので、やはりRevolution IVは必要だったということになる。

 これも縁なのであろうか・・・。


 そういえばここ1月ほど仕事が多忙でメール等の返信がかなり遅れ気味です。当方へ出したメールの返事がまだ来ないという方は今しばらくお待ちください(謝)。


西暦2005年10月30日 “2型62号”

 2型62号、唐突に竣工。

 グラフィックカード関連のページの構成を変更して各ページの内容のメンテナンス等を実施。

 また、MS-6508、SP-AG40DTおよびRevolution IV 32MB SDRAM AGPのページを追加し、S2665、S1867、S2895、S2885、HDAMC、Super PIIIDME、の各マザーボードのページ更新を実施した他、下津井電鉄関連ページも多少追補訂正。

 その他にも色々いじっているのだが、上記以外は例によって間隔が空きすぎてどこをいじったのか覚えていないので、今回はこんな所という事にしておこう。


西暦2005年11月25日 “HDD”

 メインマシンのHDD容量不足が危機的状況になってきたので、止む無くHDDを新規購入。

 色々考えた末、これまで使ってきたのと同じ、ST3250823SA “Barracuda 7200.8”を買った。

 速度面で言えば、日立の3.0Gbps転送対応ドライブが魅力的だったのだが、冷静に考えてみるとシークタイムやプラッタ密度で上回る“Barracuda 7200.8”の方が実利が大きいと判断した。

 本音を言えば次世代の“Barracuda 7200.9”の250GBモデルがあればそちらの方が欲しかったのだが、そちらはまだ500GBと160GB以下のモデルしか出荷されていないのでどうにもならない。


西暦2005年11月30日 “半月版”

 格安の出物があったので、Opteron 252(Rev.E3)を1基購入し、AT新1号機のOpteron 242(Rev.CG)*2基と交換。

 単発になった分、レスポンスでやや不利だが、何しろクロックが1GHzも上乗せされているので、かなり快適である。

 これでAT新1号機は主要部が尽くスペックの半分しか埋まっていない、言ってみれば半月版状態となった。

 それでも滅茶苦茶速いのだから、これが満月版になったらどうなるのか正直想像も付かないのだが、後は予算と出物次第という事になりそうである(合掌)。


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