MZ-2500

 ある日私の家に来た友人が、「日本橋のMSLにMZ-2500が5万円であったよ」と情報をくれました。MZ-1500を入手してあまり日が経ってなかったと思うのですが、ちょっと迷って結局買ってしまいました。オプション類が豊富で、ボイスボードと拡張I/Oポート以外はついていました。ボイスコミュニケーションボード(要は留守録ボード)と専用モデムホンもついていたので、かなりお買い得だったと思います。今ではボイスボードも拡張I/Oポートもついていますから、フルオプション状態になっていますね。
 実はMZ-2500はもう一台ありまして、これは名義的にはDoGAからの借用品なのですが、ほとんどオプション品はなくて、拡張RAMさえもついていない代物です。ついでにリセットボタンもきかないという不具合もありますが、まぁそれはそれで実家用に重宝しています。
 下の写真で拡張スロットにささっているボードはインテリジェントMIDI I/F「優音」です。コネクタの分がはみ出ているので、蓋ができません^^;。
 私にとっては、X1turboのデビューよりMZ-2500の方が衝撃的でありました。日本語処理が優れていることもさることながら、やはりZ80を6MHzで駆動するということに注目をしたわけです。4MHzでは遅い、もっと速く…と常々思っていた私には救世主のようにも映りました…あ、いやいや、当時私はパソコンを持ってなかったんですな、そんなこと常々思うわけないか。
 とにかく、そのマシンの登場が尋常ではないということを感じさせたのはOh!MZの「緊急特集」でした。プレスリリースのみの資料ながらかなり細かい情報まで掲載した記事の力の入れ様は、読んでいてひしひしと伝わってきました。
 まぁそれだけに気に入らないところもあります。編集部は、MZ-2500に「火の鳥」という愛称を勝手につけてしまったのです。MZ-2200の登場から2年、アーキテクチャからすればMZ-2000から3年も非力なのは明らかなのにモデルチェンジをせず、「もしかしたらMZはX1に敗北したのか?」とも言われそうな状況を経て渾身の一撃が放たれた様子を指して、「MZは死なず」ということで「火の鳥」という形容を用いたのでしょうが、私にとっては「死んでもいないのに復活と言うな」とか「死ぬことを前提としてつけられた名前に見える」とか思って不快に思ったのです。編集部は過去にMZ-700用FDDに勝手にFD-700とかDISK-700とかいう型番をつけて記事を書いた前科がありました。メディアが引っ張って愛称を流布するということはよくありますけど、正式な名前(しかもMZ-2500の場合はメーカーが用意した愛称があった)があってそれが呼びにくいわけでもないのに愛称をつけてしまうのはおこがましいです。
 もうひとつ、項の名前としてよーく考えれば違うかもしれないとは思うのですが、筆者の希望とすることと実際に実装されている仕様の境目がはっきりせず、どこまでが本当でどこからが理想かわからない部分もありました。私はかなり長い間そういう仕様があるのだと思い込んでいて、数年してやっと気づきました。人のことをどんくさいと言う前に読み違いのない文章をお願いしたいものです。

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